延原時行歌集「命輝く」(第2958回)(名古屋に行ったり来たり・・・)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2958回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

12月1日午後、私たち(鳥飼)の娘(名古屋在住)が仕事場でくも膜下出血で倒れ救急病院に入院、すぐに手術は始まり、長時間にわたるものでしたが、一命を授かり、ただいま一歩一歩快癒に向かっています。1日の夕刻より名古屋で付き添っていましたので、このブログのUPはできませんでした。本日所用があって神戸に戻りましたので、延原先生から大切な歌をお受けしていますので、感謝を込めてここに収めさせていただきます。

    12月4日 

            恩寵祈るの歌十首

 一 昨日やまんじりともやせず過ごす我が友令嬢大手術名古屋呻吟

 二 我妻のために書きたる『あなたに』と『復活』平安不思議にもとぞ

   (備考:『あなたにいちばん近い御方は誰ですか 妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』(東京・日本キリスト教団出版局、2011年)と『復活の省察 妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』(新潟・考古堂、2014年)の両書抱へて我が熱誠の友愛娘のところに駆け付けぬ――不思議な平安に満たされつ、とは世にはなき述懐なり)

 三 述懐や祝されしかな危機の時御友共なり何あらむとも

 四 「飛翔なか/我在り」生死いかにもや笑みも絶えずや御友いませば

   (備考:[/]=在らしめられて思ふにや)

 五 御神の恩寵あれば生かされて御業尽くさむ御手の内なり

 六 近き神医療の業や有難きそれより近き誠恩寵

 七 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す

   (備考:復唱)

 八 昨日や先達にぞや切願す『哲学喜び』帯に一筆

 九 ともどもに一筆ずつや楽しけれ助け合ひてや御栄のため

 十 我祈る御恩寵をぞ成し給へまだ若き人請う息恵みてや

    12月5日

         ゆっくりゆったりの歌十首

(備考:熱誠の友鳥飼慶陽師のメール12月4日5:29PM、名古屋より:「延原先生 この度は娘のことで御加祷、ありがたく感謝申し上げます。お蔭様で命を授かり治療にあたっていただいています。まだしばらくは予断を許しませんが、本日は目を(注:次女、クモ膜下出血で緊急入院した真砂さんが)開いたりしていくらかの応答らしきものを確認することができました。家からパソコンを持参して見ましたが、ネットはつながらず、メールの受信も送信も出来ませんでした。このメール便は、娘のパソコンが使えましたので、試しにお送りしているところです。長女は昨日自宅のある丹波市のほうへ帰り、家内は本日神戸に帰り、私は明後日午前中に一度帰って用事を済ませて、12月7日のお昼までには病院に来て、こちらの打ち合わせを予定しています。メールなどで神戸に届いているものを、神戸に帰った時に処理を致しますので、先生からお受けしている毎日の歌は、いつものように私のメールアドレスにお送りいただければありがたく存じます。取り急ぎとりとめのない御連絡ですが、以上よろしくおねがいいたします。お礼方々、IXIA!! 鳥飼慶陽」;延原返書メール12月4日19:39「鳥飼先生 目を見開いておられるとは、私の歌への応答です。素晴らしいことです。今朝の「ゆっくりゆったりの歌十首」おおくりいたします:


 一 如何ばかりお辛き事か思ひつつただ御神の御手を仰ぐや

 二 我もまたあの時よくも危機のなか御手の内にて憩ひてありや

   (備考:拙著『あなたにいちばん近い御方は誰ですか 妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』(東京・日本キリスト教出版局、2011年)、参照)

 三 歌作り心の底の嘆きをばうち開きてや御神告げつつ

 四 お嬢さんさあお目を開けなさい父母姉皆の待ちつつやあり

 五 あなたのやいのちこそぞや家族皆心の宝威張ってぐんと

 六 六時間手術どれだけ大変かよくも堪へたり御恵みありて

 七 我やしも遠方からぞ祈りてや待つや御神の与ふるその時

 八 気づけばや一家団欒不思議時心和みてお目開けなさい

 九 お父さん今偉業のや真っ最中賀川編集人気の的よ

 十 暫くやゆっくりゆったり休みなさい貴女の時や貴方のものよ


右、御大変であります。御祈りさせていただいております、希望のうちに

IXIA!

延原時行

追伸 これは月曜日9:56のメールです・これへのお真砂さんの応答が、私には、「目見開き」に感じられます。宇宙は不思議ですよ。」

娘の眼が開いた日の満月(スーパームーン)です。

娘の家の前でひなたぼこする可愛いネコちゃんです。

名古屋駅前の風景です。

ただ今手掛けている『賀川豊彦著作選集』第5巻「賀川豊彦随筆集」の再校ゲラがあがっていて名古屋へ持参しています。この著作に綴られている賀川豊彦のことばも慰めと励ましに満ちています。

ここしばらくのあいだはブログのUPが不定期になることご容赦ください。