延原時行歌集「命輝く」(第2871回)(コスモスとネコ)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
9月7日
核文明非対称排すの歌三十首
一 早朝や負け見るためにサウジ戦眠むたき眼(まなこ)こすりにけりや
二 そこにはやオーストラリア勝ちてぞやロシア切符に満足の跡
(備考:跡だけありて、今ぞ無かりき)
三 人類(ひと)がぞや一事に満足したればや他事に打ち込むゆとり非ずや
四 これや今地球覆ふの病にて水爆狂ひ一路ゆく如
五 知るべきや病みし米国原爆を投下せし時瀆神罪も
六 即ちやかかる大罪三度(みたび)はや人類(ひと)犯すなよ文明護れ
七 核犯罪広島長崎足りたるぞ三度と犯すな人類(ひと)よこの罪
八 それを今米の愚昧を小国がカネも無いのに真似るや愚昧
九 この時代核の悲惨に日ノ本が知り尽くしたり何故に知らざる
十 三度(みたび)とぞ核投下のぞ愚昧をぞ繰り返し見よ文明滅す
十一 北とすりゃ日ノ本米に核投下受けしを受けじはやり心よ
十二 一心に傾きたるや非対称「核」他何の価値観やある
十三 国民(くにたみ)や貧苦の底に沈みてや核の脅しを歓ぶや怪
(備考:これ誠、異様の風景なり)
十四 我これを路上決闘激情と認るもぞや人の愛無し
(備考:これ犯罪学の常識なり)
十五 我や知る人の命や言(ことば)にぞ発源せしの原受肉依る
十六 言にや命やありて「太初」にぞ内在せしやこれ原受肉
(備考:言=「神共」ロゴス(『ヨハネ』1・1・第二項);「太初」=(滝沢の言ふ「原事実」)=『ヨハネ』1・1・第一項)
十七 ここにぞや命の息吹きありてこそ一切の価値産まれしやげに
十八 この事を心の底に知らずして人文明を語るべからず
十九 米が説く制裁露中信ぜざるわけや己も受けし不幸ぞ
二十 現今の文明誠非対称「核」対「経済」誠それなり
二十一 広島の惨禍以来や核やこそ反文明の反価値一途
二十二 それをぞや今の時代に北と米「価値」の如くに信ずや「愚昧」
ニ十三 今やこそオバマ平和のスピーチの闡明せしの懺悔往くべし
二十四 オバマ氏や平安ありて平和なる人類(ひと)コア矛盾懺悔友抱く
(備考:復唱)
二十五 これ正に人類(ひと)文明の基準系いかで汝是忘るべきぞや
二十六 平安やありてこそなれ平和なる決して核や平和創らず
二十七 我渾身この事一心瞑想すホ氏も西田も先往くの道
(備考:拙著『平安ありて平和なるーホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記』新潟・考古堂、2017年、参照)
二十八 最後にゃあ核の表に錠ありて御神の命や「これ不使用ぞ」
二十九 核兵器何千何万造れども神命やこれ「これ不使用ぞ」
三十 汝や見よ広島長崎あの惨禍それでも核を用ふと言ふや
(備考:人類(ひと)として二回限りの核投下見れば、その製造・使用に喜々として言及なしたる、我その神経を疑ふなり)
今日は「白露」、曇天の朝です。
朝食の後、いつものように「朝の修行」(洗濯と掃除)を済ませてブログのアップです。
昨日も一日「賀川豊彦学会<神戸大会>」の余禄――メール便やフェイスブック―ーで、新しいともがきとのであいのよろこびを経験させていただきました。
これまでずっとその方の著作や論文を読んできて、今回実際に面談してからあらためてその方の著作や論文を読むのとは、ずいぶん理解の届き具合も違うものだと感じ入ったりして・・・・
本日も昨日の午前と午後、そして夜の「ぶらり散歩」で撮った写真を、記録として残しておきます。
これはスズメたちです。