延原時行歌集「命輝く」(第2869回)(賀川豊彦学会神戸大会二日目)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2869回)
  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

   9月5日

            愚昧超克の歌七首

 一 「北水爆」(9/3/17)余裕のジェスチャー取るべきかそれとも孤独その果てか

 二 中露とも迷惑顔や露なり日米韓も断固非難すや

 三 ただスイス大統領が仲介を申し出でたり愚昧越えんと

 四 原爆や広島長崎身に受けて呻吟したる日ノ本我ら

 五 この愚挙や人類(ひと)の愚昧の極北ぞ文明持つや否やとの危機

 六 愚昧をば超克なすのためにはや友の声ぞやひそとでもあれ

 七 されどもや米忍耐に限りあり安保理にてやいずれ制裁
   (備考:制裁武力をも含むなり)
 




一昨日から地元の賀川記念館メモリアル・ホールにおいて開催されている神戸の第30回賀川豊彦学会神戸大会の二日目も終日参加してきました。

上の写真は、初日から特別参加の韓国・大邱大学(DAEGU UNIVERSITY)Rhee Kun Yong先生と通訳の李知善先生です。

大邱大学では、大学創設者・イ ヨンシク牧師と賀川豊彦は深い交流があって、すでに「賀川豊彦牧師記念館」が設置されていて、現在そのリニューアル計画が進行中で、本年12月にはオープンの予定とのこと。

近著『賀川豊彦社会福祉実践と思想が韓国に与えた影響とは何か』(2017年6月、ミネルヴァ書房)の著者・李善恵(関西学院大学准教授)さんも参加しておられ、数多くの研究者の方々のお話をお聴きすることが出来ました。

研究発表が10時30分から15時30分まで。昼食懇親会が「天国屋カフェ」で。そのあと学会の総会があって、16時からおよそ1時間「賀川ウォーク」(現地視察)がありました。

ガイド役の賀川記念館の「語り部」の方々から、賀川豊彦が生活を始めた場所や「路傍伝道」で打ち込んだところ、「友愛診療所」や「一膳飯屋・天国屋」、「歯ブラシ工場」や「生田川口入所」などの跡地をゆっくりめぐり、丁寧な説明をうけ、最後に賀川生誕100年記念に設置されたモニュメントまで・・・・。新しい街を見て歩きました。