延原時行歌集「命輝く」(第2834回)(百日紅とお月さん)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
7月26日
原受肉講演嬉しの歌十七首
一 驚きやRicardoのぞや朝七時迎へに来たる共に散歩に
(備考:原受肉講演の為University of Azoresにまで運んでと昨日頼みしが、大学運転手のRicardo Tavares氏六時半にHotel Matrizまで「一緒に大学まで散歩しよう」と現れしには、我驚けり。運転手としてではなく、散歩の友人として来る君、味な事やるなあ)
二 大学に着きてや眺む松紫陽花青々とぞや華やぎにけり
三 名も知らぬ面白き鳥鳴きにけりその歌や佳し歓喜の歌よ
(備考:かつて客員教授務めしベルギーはルーヴァン大の学寮の庭に鳴きたる鳥の歌に甚だ似たる、げに我嬉しかりしや)
四 暫し時忘れたる如山浦氏ご夫妻と共語りぬや我
(備考:教室No.5近くにてなり)
五 さて講演初めは読むも熱帯びて原受肉のや意義高調す
六 もはや我「原事実」とや「原受肉」身振り手振りで夢中の図
七 狙ひてや定めし聴者目を合はせ笑みつ語るやげにも嬉しき
八 恩師のや「原事実」のぞ低みにやロゴス溢るや紫陽花の如
九 恩師のや原事実中貫きて原受肉あり語る嬉しや
十一 イエスのや告知妙味の窮まるや神国語り深みにと我
十二 なににせよ神学史にや初めての「原受肉」講げにも嬉しや
十三 この事を正しく咀嚼なすを得て基教の理解深まりし哉
十四 原受肉この一事をば伝へむとAzores講壇今立つや我
十五 友ありて善き説をぞや聴きしとやそっと握手を嬉し嬉しや
十六 これからや原受肉のや響きのぞ如何に世界に届かむものか
十七 原受肉思ふだけでも喜悦大それを講じて言ふことやなし
7月31日―2
原稿推敲の歌三首
一 朝五時に宿出てポンタデルガダを空路発ちてや推敲開始
(備考:28日の事なり)
二 リスボンやフランクフルト羽田まで英文稿やインクびたしに
(備考:29日午後二時45分羽田着なり)
三 それがぞや嬉しき事に今完成師友に添付メールなせし我なり
(備考:7月31日深夜なり、佳し)
上は、昨夕の散歩で見上げたお月さんと白い百日紅。
延原先生からは推敲完成した論文 “The Proto-factum Immanuel by Takizawa, My New Idea of the Proto-incarnation, and Whitehead’s Notion of God As Being ‘in’ the World: Within the Context of Divine Ecozoics toward a Theology of the Great Friend”をカブ先生ほか同僚・友人方へメール送信され、当方にも頂きました。早速豊かな対話が進んでいます。これで一気に先生の英文大著: 『Christology, Buddhist-Christian Dialogue, and Divine Ecozoics: Three Theological Adventures in Process Perspective』の上梓へと動き始めます。
昨日のぶらり散歩の写真です。