延原時行歌集「命輝く」(第2835回)(ひまわりとブドウ)

               
  延原時行歌集「命輝く」(第2835回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    8 月2日―7月27日

        「原受肉」講有難きかなの歌七首

 一 「原受肉」講や終へてや有難しさて英文稿推敲やせむ

 二 この日我Azores滞在最終日明朝や発つポンタデルガダ

 三 ふと覚る「原受肉」のぞ恩寵や翻りてや精進やあり

 四 イエス君「神の国」をぞ告知すや「悔ひ改めて信ぜよ」宣ふ
   (備考:『マルコ』1・15、熟読参照。これ英語にてや、the reversion of the Proto-incarnationと言ふべし)

 五 かく思ひ田中氏アドレス聴きつあり懺悔道のぞ秋や佳しとぞ
   (備考:田中裕上智大学名誉教授:”Nothingness and Creativity – Toward an Integral Philosophy of Creative Transformation”における田邊論喜びたり)

 六 恩師カブ友Hermanに拙新著『平安』謹呈慶ばれしや
   (備考:『平安ありて平和なるーホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記』新潟・考古堂書店、2017年なり。その冒頭歌「オバマ氏や平安ありて平和なる人類(ひと)コア矛盾懺悔友抱く」是も懺悔道なり。クレアモントのCenter for Process Studiesに三冊さらにProf. Ignacio Castueraに托して謹呈せり。必ず伝播あらむと信ず)

 七 今夕もホテル近くのCASA DE PASTO潮風感ず料理満腹 
      




上は私たちの花壇のヒマワリと小学校の糸瓜、そして広場のスズメたちです。

昨日は、ポルトガルからご帰国の延原先生からお電話をいただきました。

国際学会におけるご講演の詳しいお話と共に、市民の皆さんの数々の親切や当地の紫陽花の美しさ、そして、小鳥たちの鳴き声の素晴らしいこと!などなど、たっぷりと。

特に、小鳥たちの鳴き声は、まるで歌のようで・・・
タタタンタタタン・タタアタンタタタン・・
そしてララララララララ・・と来るんですよ!・・
それはそれは、会議よりも何よりも、それは素晴らしかった!・・・

今回の学会でのご講演は、先生の大著:英文著作の最終章を飾るものです。
帰路の飛行機の中では、その著作の推敲に没頭されて・・
まるで飛行機はわが書斎のようだった、とか・・・

先生のこの喜びは、日ごとの歌に詠われているとおりです。
ありがたいことに、先生のその喜びは、こちらにまで伝染してきました・・・・

昨日夕刻の高取山と六甲の山並みです。

涼しい風が流れ、お月さんも輝いて、「梅ケ香公園」のブドウたちも日に日に大きくなって・・・・