延原時行歌集「命輝く」(第2807回)(神戸文化ホールJOINT CONCERT「Cross Roads」)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2807回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

7月3日と4日と小さな旅に出かけていてブログのお休みをさせていただきました。そこで今回は、今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」と共に三日分を合わせて掲載させていただきます。

    7月3日

            天上天下歌六

 一 昨日やかかる歌詠み我やしも一夜徹して妻の夢あり

 二 この夢やいのちの変貌ありてこそ物語ぞや途切れずと告ぐ

 三 かくて我次のいのちの変貌ぞ信ずる事の甚く深しや

 四 これありてえ英文稿も朝毎に進みにけりや”On the Proto-incarnation”

 五 これ誠楽しや楽し独創の神学論文日々に進みて

 六 かくてこそ天上天下妻と我二人三脚本作るかな


    7月4日

           溢るものありの歌十首

 一 このところ心静かに原受肉瞑想や佳し溢るものあり

 二 原受肉世の太初にぞ成りにけり神の愛こそ深々とげに

 三 イマヌエル「神と共」にぞありけるも太初只中原受肉そも
   (備考:『ヨハネ』1・1・第二項→(原受肉)第一項なり)

 四 聖書中解釈原理父に聴きなべて「友よ」と御友告知す

 五 げにもぞや解釈原理御友なり然らざればや「友よ」あるなし
   (備考:御友聖書世界の解釈原理なること、「友よ」と告知なさりたるなり。げにも尊し)

 六 恩師がや「イエス縛り」を嫌ひたる外在原理なる故ぞかし
   (備考:恩師が「イエス縛り」を嫌いたるは、恩師にとり原事実に対して結局、イエスは外在原理に他ならぬなり)

 七 誠にや原受肉をぞ承けてこそ御友語るや「友よ」嬉しや

 八 御友にぞ導かれつつ英文稿進むや不思議嬉し嬉しも

 九 奇しくもや”Proto-incarnation”見へたるや根底からや神ぞ愛なり

 十 野の花も装う御神のありてこそ御友宣ふ信ぜよ御国
   (備考:『マタイ』6・30=『マルコ』1・14-15=『ヨハネ』15・15)


    7月5日

           ヨハネ書三の十六の歌六

 一 ヨハネ書の三の十六書くや愛十字架の事修飾あらず

 二 この愛や御神太初に注ぎたる原受肉のや溢るる愛ぞ

 三 原受肉溢るる愛のなかりせば如何で独り子十字架堪へし

 四 聖書(みふみ)のやこの秘儀語る筆致はや厳かなるや御友の響き

 五 御神と共在る誠イマヌエル太初に受肉「原生起」なり

 六 恩師のや「原決定の原生起」今や悟れり「原受肉」そも
   (備考:滝沢克己『あなたはどこにいるのか――実人生の基盤と宗教』福岡・創言社、1983年、102頁を見よ、驚くべき文字あるなり:「すなわち、ある時ある処である人に生起する覚り(正しい自覚)は、たしかに何よりもまず第一に、いなむしろもっぱら一方的に、かの原決定のはたらきによって生起する。それゆえに私たちは、覚はただ絶対無相の自己のはたらきであるというとき、この絶対無的主体の「はたらき」が、原決定の原生起そのものを意味するはたらきと、その原決定の世界内部へ向かってのはたらきと、いわば二段になっていることを見逃してはならない。」恩師言はんとなさる事、我「神共ロゴス」(『ヨハネ』1・1・第二項)の「太初のロゴス」(同第一項)に《原受肉》するとの新提案をこの度成せる思案と妙味を同じうする事、発見せり。実に面白し。要するに、ここにおいて「神の世界への根底的愛」顕現なすなり。十字架の愛、はじめての愛に非ず。原受肉の愛先ず無条件に在るなり。この愛、十字架の苦悩の内にて御友感じたもう故に、《何ぞ我を見捨て給ひし?》の答へ父より得給ふなり)





昨日は台風による風雨で各地で被害も出て、今朝も豪雨が続いているようです。神戸も雨ですね。

本日の写真は、7月2日の午後、神戸文化ホール大ホールで開催されたJOINT CONCERT「Cross Roads」(神戸親和女子大学コーラス部・神戸大学混声合唱団エルデ・合唱団Volare)のものです。それぞれの持ち味が溢れ、この日のための合同ステージ「混声合唱とピアノのための『四季のメドレー』」はお見事! 

先日7月3日は、早朝新幹線新神戸を出て岡山経由マリンライナーに乗って高松まで・・・高松港より快速艇で「豊島」まで・・・「豊島」は戦前、賀川豊彦結核療養所をつくり弾圧を逃れて執筆活動を継続した場所として知られ、戦後は藤崎盛一がここを拠点にして農民福音学校を開校したところで、現在も関係者の方々が営々と受け継いでおられる「夢の島」です。

先日NHKテレビでこの農民福音学校のいまを放映しましたが、阿波の鳴門で農民福音学校の伝統をいま新しく展開されている田淵豊さんの「豊島訪問」のお誘いを受けて「高松」で合流・・・

豊島での大歓迎を受けてこころもおなかも大満腹・・・夕刻には鳴門に戻り、田淵さんのお宅で鳴門市賀川豊彦記念館の館長を退任された田辺健二先生の御慰労感謝の集いが開かれ・・・田淵邸で一泊‥新たに注目を浴びる「坂東俘虜収容所」跡や賀川記念館にも案内を頂き、台風の迫る中、高速バスで神戸へ‥。この度もまた、田淵豊さん御夫妻には大変お世話になりました。

詳細は明日からのブログで紹介させて頂こうと思います。


終りに、友人から届いたトレトレの野菜・・・