延原時行歌集「命輝く」(第2790回)(ある法人での「感謝会」)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2790回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    6月16日

           ご教導に往くの歌十首

 一 マティス氏も認める如く列強の競合時代和平混濁
   (備考:【ワシントン=黒瀬悦成】マティス米国防長官は12日、下院軍事委員会の公聴会で、2018年度(17年10月〜18年9月)の国防予算案の根拠をなす世界の安全保障事業環境に関して証言した。マティス氏は、米国を取り巻く「最も喫緊かつ危険な脅威として北朝鮮を挙げ、同国の核・ミサイル開発は「全て(の国々)にとり、明白かつ眼前の危機だ」と強調した。
 マティス氏は「北朝鮮は国連の非難や制裁をよそに、国際法違反の挑発行為をやめていない」と指摘する一方、北朝鮮による核兵器弾道ミサイルの開発のペースを速め、範囲を広げていると警告した。外交的解決に失敗し、軍事衝突となった場合は1953年(の朝鮮戦争)以来、見たこともないような極めて深刻な戦争となる」との見通しを示した。
 また、現在の世界が「力の均衡」や「列強同士の競争」に回帰するという「新たな時代」に入ったと指摘、第二次大戦後に構築された国際秩序は「再起を果たして攻撃性を強めたロシア」と「より自信を深めた強引な中国」からの攻撃にさらされていると危機感をしめした。
 治安が急速に悪化しているアフガニスタン情勢に関しては、新戦略を「極めて近い将来トランプ大統領に提出する」と述べた。新戦略はアフガンのみを対象とせず、周辺地域の過激組織の脅威もにらんだ戦略となるとしている。
 ワシントン・ポスト紙などによると、米軍兵力や北体制条約機構(NATO)などの国際部隊3000〜5000人がアフガンに増派される見通し。
 国防総省が先月23日に発表した予防予算案は、本予算約5745億ドル(約64兆2000億円)にイラクやシリア、アフガニスタンなどでの戦費約646億ドルを加えた約6391億ドル。『産経新聞』6月14日付。第二次大戦後の「和平」構造波乱含みに転じ居るなり)
 二 法意識国によりてや国民の情緒流すか条約合意
 三 この時代核や情緒によるよりも信義友愛至誠なくばや
   (備考:この点イエスの「汝らの天の父の全きが如く、汝らも全かれ。」との命法に聴従すべきなり。『マタイ』5・48、熟読参照)
 四 ここに我「原受肉」にぞ鼓舞さるや「神共」「太初」溢るや嬉し
   (備考:これ我が「原受肉」論の骨格なり)
 五 恩師のや「原事実」論根源を支持せるもやも動因不明
   (備考:原点指示だけでは動因明察に非ず)
 六 原事実「原受肉」をば孕みてや神の御国の到来激示
   (備考:この点、モルトマンの「神の到来」《das Kommen Gottes》神学も良し)
 七 御神に御国胎動深く聴き「友よ」と告ぐや御友神学
   (備考:『ヨハネ』15・15、熟読参照)
 八 『哲学の喜び』完成先達のまなじり受けて公認間近
   (備考:小野寺 功先生ご書簡6月11日付、深謝無尽も:「拝復 心ならずも、長らくご無沙汰致し、申し訳ございませんでした。昨日「風の便り」を拝受致しました。心から御礼申し上げます。
 先に「哲学の喜び――チェンジの時代に、根底を省察する滝沢語録を読む。」という大作を送っていただき、この中に延原先生の、これまでのすべての思索が結晶しているように思えて、丁寧にノートを取りながら、やっと読了したところです。これは大学での講義内容でもあるのでしょうか。練りあげられた論旨で、透徹した滝沢語録の理解と解釈の上に、延原神学が構築されていくプロセスが、私なりによく理解できました。
 今は読了したばかりで、これから全体をまとめて再解釈し、その到達点を把握したいと願っています。
 私はハイデガーはかなりくわしく研究しましたが、サルトルやプロセス思想の理解が不十分で、さらに学ぶ必要を痛感させられました。
 ただ全体のテーマを「哲学の喜び」とした大胆な設定には驚きましたが、読了した後「なるほど」と、深く共鳴した次第です。日本のキリスト教系の大学での本来的な哲学のあり方はほとんど開拓されていませんが、最初この点に切りこまれた勇気はさすがと思います。
 結論の部分は、私の思想的な体系的見地とも近いものがあり、大変はげまされました。
 私の家内のためにもお祈り下さっているとのことで、これが私にとって一番有難いことです。延原先生と同じく、家内は今も私の同伴者であり、思索の推進力です。
 相変わらず今は 歴史哲学の問題と取りくんでいます。ハミルトン・フィッシュの「ルーズベルトの開戦責任」を読んだところです。これは第二次大戦の歴史観を根底から覆す歴史的証言ですね。
 越後名物「笹だんご」を御恵送下さり、有難うございました。とりあえず、お礼まで。
  六月十一日                 小野寺 功
 延原時行様」)

 九 混沌の時代状況ありとても哲学研究ご教導に往く
   (備考:此処に定年退職後の歓びあり。それ、共教導の地球的学会活動なり)

 十 『哲学の喜び』往くや御友道世俗の内に人類(ひと)や共にや
   (備考:この点、「原受肉省察の道は、聖霊論的御友神学的なり。これ、最近では我、形而上学的修辞学的神学《Metaphysical-Rhetorical Theology》と呼び始め居るなり。一々の重要聖書テクスト、形而上学的修辞学的に解釈できるなり。例えば、「夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。」(『ヨハネ』21・4)は、物語神学の記述法で書かれたるものなれど、「岸に立つ」とは、《生死の岸に立つ》という形而上学的含意があるはずなり。これに比して、「哲学の喜び」は全地球的に世俗的―哲学的な学問道なり。これが意識的に広がり往かねば、核時代を脱却すること難事なり。何となれば、核時代とは、核体制+キリスト教絶対主義ないしそれに類似の思想絶対主義の跳梁跋扈なす時代の事にして、核兵器だけで出来ているわけには非ず。近著『平安ありて平和なる』、参照) 




昨日は午前中、隣の「一番町公園」のふじ棚の剪定が行われていました。

上の写真は、11階のベランダで見る、ふじ棚の上に乗って作業中のものです。

次は、市場への買い物を兼ねた午前の「ぶらり散歩」の帰り道で・・・、「一番町公園」の美しくなったふじ棚で、ちょっと一服・・・。

昨日は夕刻より、ある法人の「役員・評議員 感謝会」に招かれて、新幹線「新神戸駅」からすぐの「ANNクラウンプラザホテル神戸」(旧「神戸オリエンタルホテル)まで出かけてきました。

わたしには贅沢すぎる御馳走と美酒に加えて、出席者の皆さんとの歓談は格別なものがありました。

ここにはその記念として、御挨拶をされる黒田道郎理事長とホテルの写真を収めます。遠方よりカメラを向けたこともあって少々焦点が定まっていませんが。