延原時行歌集「命輝く」(第2754回)(「さんさん花壇」の植え替え準備作業始まる)
延原時行歌集「命輝く」(第2754回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
5月9日
我が歌妻箴言而して笑みの歌十二首
一 我が歌を聴かば胸にぞ清き水流るるが如感ずとや妻
二 妻の言ふ「父さん勉強時間ない」我や言ひたり「原稿十巻」
(備考:看病の迷惑相済まぬとは、妻の絶えざる心配なりき)
三 「我もぞや一度は言ふて見たかった」安心したる妻や言ひたり
四 半世紀書き来りしや「十巻」やありて我ぞや余裕綽々
五 これありて看病只管打坐なりと我や励みし嬉し嬉しや
(備考:我妻一生我が内助の功を米国15年を含む四十余年尽くしたる故、今度は我の尽くす番とぞ我心に清々しき思ひありたり。これ、半世紀の「原稿十巻」の余裕ありての事なり。我の通例として、脱稿してもすぐには出版せず、老後の楽しみにせり。執筆一生仕事と決めたる故なり)
六 春の朝リハビリ室に入るなり妻や書きたりGod blessed the good dayとぞ
七 復活主現臨せるや使徒パウロ光満つ如我もとや妻
(備考:2011年3月9日新潟県立リウマチセンターリハビリ室にてなり。五十嵐セラピスト一枚の紙を出して「延原さーん、ここに何でも一筆書いてください」と言ふに妻さらさらと書きたり:God blessed the good day of self-reflection and self-dedication.)
八 この日から英文箴言書き始む漸く我に負けじとや妻
九 遂にはや三十条を完成す療養よりも箴言没頭
(備考:2011年3月9日新潟県立リウマチセンターにて始め同年9月10日豊浦病院にて「延原信子英文箴言」完成す。拙著『復活の省察[上巻]――妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』新潟・考古堂書店、2014年、63-67頁、参照)
十 「本作る父さんやって」吐露せるや命賭けたる二人三脚
(備考:2011年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクター「何したい」とご質問ありたるに妻「本作る」と答へ、ふと振り向きて我に「父さんやって」と言ひたり。余程の決心の上なり。己の生死を糧に本作りを決意し、実作者は我なりとのことなり。此処に「二人三脚」始まりぬ)
十一 汝が笑みや生涯の際溢れてや絶後いや増す御友いませば
(備考:復唱)
十二 笑みこそや生死の切れ目なき箴言輝き出づる御友共にて
昨日は午前中、晴れ渡った空のもと、「さんさん花壇」の植え替え準備に取り掛かりました。花の抜き取りと土づくりです。
ひと仕事を終えて、ぶらぶらと近くの喫茶店で・・・早速冷たい珈琲(ここでは「レーコ」といいます)を注文して・・・
各地で強風に煽られた火事が発生していましたが、消防車のサイレンと共に、上空にヘリコプターが・・・(過日も長田港に出向いた折も海の事故で消防艇とヘリコプターに遭遇してブログにUPしたばかりです)
午後も夕餉のビールの味をたかめるために、ひとりでスコップを握って土遊びに興じました。道行く方々のやさしい言葉を頂きながら・・・
終りに、耕した土に数羽のスズメたちが寄ってきて・・・猫ちゃんと共に…