延原時行歌集「命輝く」(第2713回)(ぶらり散歩ーわがまちとキャナルタウン)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2713回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    3月29日

           深みに在りやの歌八首

 一 拙著受く電話礼状昨夜ありひとがた歓喜我感服す
   (備考:我が兄立志、伊丹教友島本健二氏なり。兄には、甥勝也君、姪佳子ちゃんにも托せり。島本兄メール来信3月27日付、深謝無尽も:「延原時行様 週末には早や4月の声を聞こうという今朝、威勢の良い呼び声とともに、ご新著『平安ありて平和なる ホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記』が、丁重なご書簡とともに確かに手許に届きました。
 「風の便り」の記事で、刊行の運びになったことを承知していましたので、梅田や三宮に出向くたびに、ジュンク堂書店で探索したにもかかわらず、検索機情報はいつも「在庫0」で、手にすることが叶いませんでした。その分今日のご本との顔合わせは何とも嬉しく、心から感謝申し上げます。(この高揚した気持ちをお伝えしようと、昼過ぎに、最寄りの郵便局から、些少の献金をお送りいたしましたので、何卒お納めくださいますよう。)
 表紙裏、目次、そして「はしがき」と「巻頭の言葉」−、落ち着いて、じっくりと、すでに拝見しているいくつかのご論考を思い起こしながら、今、この時から味わわせていただけること、こんな喜びはありません。この喜びを友人知人にお分けすることも、私の嬉しい務めになります。重ねて、先生の変わらないご配慮に心から感謝しつつ。
 追伸 年賀状に過分のお言葉をいただきましたこと、嬉しく存じました。帰天した妻と幾度となく仰ぎ見た京都・粟田の、あの巨木を描くことは、10年を超える懸案でしたが、さまざまに節目のこの年に実現し、その上、先生のお目に留まったことは望外の幸せです、ありがとうございました。 島本健二」
 小生のご返事メール、27日付:「島本健二様 そうですか、お手元に到りましたか。早速のご返事誠に恐縮に存じます。心より厚くお礼申し上げます。何分考古堂は地方出版社ですから、全国波及するのは、ネットで評判が出てからの事になります。だいぶ状況は活性化してきています。問題が問題でありますので、火が付けばさらに上昇します。西田哲学、ホワイトヘッド、哲学神学、平和哲学、キリスト教哲学、神学、神学思想、宗教哲学などで上位でありますので、これからが楽しみです。
 それにしましても、昨日今日の「風の便り」でも歌いました様に、人類がポスト核時代に文明の歩みを進めるためには、核の問題を「軍略主義」から「文明における究極者観」に転換しなければなりません。この点、キリスト教絶対主義の間違いの是正は根本的に必要です。その場合、形而上学的究極者の視点を、宗教的究極者の視点を越えて、確立することが肝要であります。
 御献金下さったそうであります。心より厚くお礼申し上げます。御年賀状のお言葉、大樹の挿絵、感動いたしました。感謝無尽に存じます。
 今年は、さらに、①『哲学の喜び――チェンジの時代に、根底を省察する滝沢語録を読む。』②『カール・バルトと滝沢哲学の<あいだ>――祈祷論、キリスト論、アンセルムス論を背景に「原受肉」の提言』、③『御友神学三変貌の考察――良寛ドストエフスキーホワイトヘッド形而上学、わが短歌神学日記Ⅱ』④Christology, Buddhist-Christian Dialogue, and Divine Ecozoics: Three Theological Adventures in Process Perspective (for LAMBART Academic Publishing, Germany)の完成を期しています。①は完成稿あり、②は各章原稿あり、全体の彫琢必要、③は現在進行中(改稿中)、④は各章雑誌論文にて完成なるも、全体の彫琢必要、といったところです。
 御自愛をお祈りいたします。右、お礼方々ご返事まで
 草々不一 IXIA! 延原時行」

 二 時代のや信仰告白我込めし「平安ありて平和なる」とぞ

 三 平安や被爆人士も我妻も御友と共に天父御許に
   (備考:なあ、ノーちゃん。そう、父さん、嬉しい嬉しい、感謝です)

 四 森氏はや「米兵オバマ哀悼に喜びてあり」とぞ香しや

 五 核もはや非戦大衆運動の轍(わだち)脱して深みに在りや

 六 深みとは時代の信仰告白ぞ「平安ありて平和なる」なり

 七 歌我等地球意識を御友共詠ひてけりや如何に嬉しき

 八 歌ありてひとびとや和す自ずから脱核時代御友共なる




昨日も文庫本をお贈りした方々からのお便りを拝受しましたが、この春、北陸学院大学を退職される金森敏朗さんからは、上の朝日新聞の記事などと共に嬉しいお言葉を頂きました。間もなく金森さんの新著も角川新書として出るそうです。

上に収めた朝日新聞の3月25日付けにも金森先生の大きな記事が掲載されています。

上は、昨日午前中のぶらりお出かけのもの。番町診療所と人権交流協議会へ。下は、午後のキャナルタウン方面へのぶらり散歩です。