延原時行歌集「命輝く」(第2685回)(周辺の新しい景色)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2685回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    3月1日

          ほのと笑むの歌十二首

 一 妻看病しつつ幾度言ひしかや「原稿十冊我が余裕哉」
   (備考:「父さん、勉強時間あれへんなぁ」「何の何の」と妹背会話の終り必ずこれなりき)
 二 「一遍は我もかくとや言ひたし」と呆れ安心妻ほのと笑む
 三 この度や思ひがけなく英文著手の内示す欣快至極
 四 改めて三大冒険英文稿綴り来たりし妻今も笑む
   (備考:Christianity, Buddhist-Christian Dialogue, and Divine Ecozoics: Three Theological Adventures in Process Perspectiveとは我が本懐開陳なして、嬉し嬉しや。父さんのためによかったなあ。ノーちゃんのお蔭や。おおきにね)
 五 只今は纏めの草稿「原受肉」集中せるや楽し楽しも
 六 原受肉「インマヌエルの原事実」その核心や窮む観あり
 七 ホ氏こそはこの核心を「冒険」と見抜き実在変転言へり
   (備考:See Whitehead’s dictum:”In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295])
 八 誠にや実在よりもその変転窮む心や冒険と呼ぶ
 九 この心超越よりも「内在的超越」と観し西田流石ぞ
 十 ヨハネはや「神御子与ふ」言ふ前に「世界愛す」と言ひし見事ぞ
   (備考:『ヨハネ』3・16、熟読参照)
 十一 かくありて御友「これ」をぞ父に聴き「友よ」と告ぐる誠尊し
   (備考:『ヨハネ』15・15、熟読参照。御友が父に聴きしは、「原受肉」の事なり。「それ」に聴くことなくば、御友の生涯のミニストリーなし。「原受肉」イエスのお言葉では「神の国」のことなり)
 十二 かくてはや御友共にや御父許飛翔賜ふや喜び永久に
   (備考:「②神はそのひとり子を賜わったほどに、①この世を愛して下さった。③それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」『ヨハネ』3・16、熟読参照。①原受肉=世界への愛;②受肉=御友の神学び;③飛翔永生)






昨日は、医療生協の機関紙を組合員の方々へ配布する役目が回ってきて、私の住む住宅を含めて高層住宅(14階建て2棟と8階建て1棟)を上ったり下りたり・・・いい運動になりました。

周辺の景色がいつも見ている景色と違っていて面白く、寫眞に収めました。

(昨日到着予定の新著<文庫本>は本日になるようです)