延原時行歌集「命輝く」(第2679回)(とりとねこと)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2679回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    1月23日

        滝沢本二著上梓せんとやの歌十二首

 一 不思議とは言ふべきかぞや滝沢本今頃なりて上梓思ふや
 二 生涯の節々にてや滝沢論英文草し喜ばれけり
 三 滝沢を書くと日英狭間にて我が快感のあるや妙なり
 四 それもぞやただ滝沢を書くならず新概念に包みて論ず
   (備考:その最大の成功例:”Analogia Actionis: A New Proposal for Christology ‘From Below’,” Union Seminary Quarterly Review, 39/4, 1984, 269-285.この論文一本にて全米に、驚いたるや、組織神学者にあらず、新約学者として、知られたり。アナロギア・アクチオニスなる新概念なくば、あれだけの学問的熱狂我が論文に起こることなし。直ちにWho’s Who in New Testament Theology and Archaeology in Americaにノミネートされたり)
 五 妙と言ふ欧米友人対してぞ今邦訳の時期と感ずや
   (備考:『カール・バルトと滝沢哲学の<あいだ>――祈祷論、キリスト論、アンセルムス論を背景に「インマヌエルの原受肉」の提言』を表題となす一書の出版を只今考えつつあり。特色は、単なるバルト論滝沢論にあらず。新概念「インマヌエルの原受肉」の提言を、バルトを論駁せる滝沢の「インマヌエルの原事実」を修正せんとて、提起なす点が斬新なるなり。而してこの提起、旧著『ホワイトヘッドと西田哲学の<あいだ>―−仏教的キリスト教哲学の構想』(京都・法蔵館、2001年)の思慮を再度試みんとするなり。如何に面白きや!)
 六 「哲学の喜び」夙に脱稿す敬和哲学講義録なり
   (備考:『哲学の喜び――チェンジの時代に、根底を示す滝沢語録を読む。』と題す。2008年4月の敬和引退直後に心を込めて脱稿す。完成度に自身満足の会心作なり)
 七 この書我恩師学恩謝するため「朝のことば」に添えて書きたり
   (備考:滝沢克己『朝のことばーー学ぶこと・考えること』(福岡・創言社、1992年)をテキストにせる「哲学入門」講義録なり)
 八  この著にて「原事実」をぞ「現在の産み出し」とぞや我や解きしも
   (備考:これ我が斬新点なり。その事を我が哲学原理と唱へたり)
 九 これ夙に父より聴きて「友よ」告ぐ御友神学骨格ほのか
   (備考:この時点では「現在の産み出し」の哲学原理の思想なりしが、『良寛「風の歌」にちなんで――御友神学の省察』(2016年2月刊)に至りて御友神学の開花なるなり)
 十 さらにぞや思ひぞ満ちて「原受肉」想到新た嬉し嬉しや
 十一 かくてぞや御子ぞ我が内誕生す御友新生我が喜悦なり
 十二 「原受肉」世界内的生起こそ我が内なるやイマヌエル是




今朝は暖かい日よりです。上の写真は、昨日の中庭の梅です。

本日の写真も、相変わらずぶっり散歩で出会った「とりとねこ」を中心に並べます。

嬉しいことに、特別に「メジロ」が顔を見せてくれました。再校です!

次の「三匹の猫」も大変珍しい光景です。仲良しの猫たちです。