延原時行歌集「命輝く」(第2627回)(元日――神戸・長田港のカモメたち)
延原時行歌集「命輝く」(第2627回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
正月二日目、今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
1月2日
元旦新想の歌十五首
一 元旦に次なる拙著新想やげに天来す有り難きかな
二 さてもさてこの新想を心にぞ深く抱きて早速に筆走らさむ熟青年や
三 何よりも心に躍るこの一事「御友神学と変貌のうた」
(備考:厳密には、『御友神学と変貌のうた――良寛、ドストエフスキー、ホワイトヘッド、わが短歌神学日記II』なり)
四 年末に「共/友」福音木霊すや除夜の音(ね)ぞげに殷々のうち
五 「共」なるや永久の永久なるイマヌエル良寛「散る」と明らめし里
六 これ誠良寛禅師大変貌「散る」に込めたる還浄歓喜
七 その極意弟子貞心尼逡巡も遂に了得「明らかるけり」
(備考:貞心尼「来るに似て 返るに似たり 沖つ波」:良寛「明らかりけり 君が言の葉」)
八 イマヌエル原事実とや恩師言ふ「底」追尋やドストの道ぞ
九 万人の底追尋のはて詠ふ「罪即罰」や原状況ぞ
十 底にそもインマヌエルの原事実実在か否原受肉こそ
十一 原栄ロゴス神とぞ「共」(pros ton theon)在りて人間底の底飛翔あり
十二 ホ氏の言ふ冒険御友「原事実」悔悛せしむ「ともあらはれ」へ
(備考:See AI, 295)
十三 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底そ飛翔す
十四 「御友学変貌のうた」顕はるや良寛ドストホ氏それぞれに
十五 このうたや「散る」と現れ「底」尋ね「ともあらはれ」に御友優しや
元日二日目の朝、先生からは上の「元日新想の歌」が届きました。さすが先生ならではの歌です。
今年の元日も、どっさりと届けられた年賀状を一枚一枚ながめながら、先輩・友人方のことばと近況を確かめて・・・
元日の青空のもと、自転車に乗って、まずは「長田港」まで・・・
ぼーと海を眺めて・・・・
正月は道行く人も少なく、自動車もまばらで、自転車もスイスイと・・・
海辺にも人気はなく、めずらしく数えきれないほどのカモメたちが歓迎してくれました。
はじめは、海の上で楽しげに群れを成しておしゃべりをしていましたが・・
何がきっかけだったのか、カモメたちはいっせいに飛び立って、海上を大きく、楽しげに飛び交いました。
こういう景色は、はじめてみるものでした。
好天気に誘われて、長田港から少し足を延ばして「須磨海浜公園」まで一走りして・・・
「妙法寺川」の川尻のカモたちや船を眺めながら・・・
(須磨海浜公園」の写真は、余りに多くなってしまいましたので、明日に回しましょうか)