延原時行歌集「命輝く」(第2626回)(迎春)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2626回)
  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

2017年元日の朝、今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。格別の新しい朝です。

    2017年1月1日

             新春七首の歌

 一 一年の沈潜ありて新著成る「平安ありて平和なる」とぞ
   (備考:一般には「軍略」「策略」ありて平和(その実「和平」)求むなり。露米の角逐、その最たるものなり。そのなかにありてオバマ米大統領の「広島平和スピーチ抱擁」純なる「日米友情世紀」の開幕にして、「広島平和道義的覚醒」宣したり。この「覚醒」我、ホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記を持ちて、形而上学的に深め詠ヘリ。嬉し。上梓の時近し!)
 二 創作用そも究極事性(さが)成すや無自性なるに大悲事(じ)に寄す
   (備考:これ新著『平安ありて平和なる――ホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記』の結語の核心を詠へるものなり。請う、読み給へ!)
 三 在天の父御姿や大悲とぞ明らめられし春ぞ嬉しき
   (備考:我が哲学詩により深く反省なす時、「在天の父」、「在天」即ち「創作用そも究極事性なすや」至誠なる御父の御事なる悟りたる故、「妬み深き神」あらずして「大悲」なる御姿なる明らめられたる、この春、げに嬉しき! 妬み深きキリスト教絶対主義の神、誤認されたる神、原爆投下の神と我知る。我が新著「平安ありて平和なる」人類、大悲の神ありてこそ、と詠ひ、思索せり、嬉しも。大悲の御神こそ、在天の神と知るほどの「大変貌」人類にあるなし!)
 四 我妻の切れ目なき笑み学ばずや御友神学誕生や無し
   (備考:復唱四首――①我が歌を読める人びと思ふらむこの人青年心意気げに ②正にぞや然りと我ぞ応えへむや我妻の笑み見し時以来 ③汝が笑みや生涯の際溢れてや絶後いや増す御友いませば ④これ程の御友の奇蹟あらむとは心和らぐ笑み妻と共。御友神学とは、①ロゴス神と共なりきとの「永遠の共」《pros ton theon》 即ち「原初のインマヌエル」まず在りて、②実存の根底に原受肉まします御事、ホ氏も言ひし如く”God is in the world.” [Dialogues of ANW, 366]の恩寵なりしが、③遂に「共/友」なる神の友情、御友に現れぬ。これ、我、「御友神学のインマヌエルの比例中項」と言はむ。①「原初のインマヌエル」「原栄」天に在りて、②「インマヌエルの原受肉」を基点([/])として、③「父から聴きしことを皆汝らに告げし故に、我もはや汝らを僕とは呼ばず、友よ、と呼ばむ」(『ヨハネ』15・15)と召し給ふ御友道の福音なり。これ、キリスト教の喜びのおとずれの全真理なり。人死せる時、③の御友の愛を受けて、②の深みより、我ら笑みつつ、③の御国に飛翔なす、如何に嬉しき! これもはや単なる「逝去」に非ず、栄えある「甦り」なり!知らずや?)
 五 御友さまいずこ在すか尋ぬれば御父の許よ我妻共に
 六 我妻やいずこ汝在る尋ぬれば御父の許よ御友共にて
 七 初春や御友の恵み朗々と汝と共あれ悲惨こえてぞ




神戸の夜明けです。今年神戸は「開港150年」、年越しには美しい花火が打ち上げられました。

次の写真は、昨日大晦日の夕べの三日月と輝く金星です。

昨日は、注文していた古書『東駒形教会七○年史』が届き、早速に500頁近い写真入りの著作を読み始めました。大正12年9月、関東大震災の救援のために賀川豊彦ら青年たちが住み着いた場所から誕生した人々のドキュメントです。少々高価でしたが、箱入りの新品の古書です。どなたもお読みでなかったようです。

いつものように、昨日の「ぶらり散歩」の写真を記録しておきます。

長く咲き続ける「冬のさくら」と新湊川であそぶ「かも」や路上の「セキレイ」たちなど・・・


散歩の帰りに、新湊川の横にあるわたしの聖地? に立ち寄りました。

若かった20代、ゴム工場の雑役で汗を流した「日生化学」跡、いまは高層の工場となり、当時もあった懐かしい工場が、いまも健在のようでで、テナントに並んでいました。一緒に働いた友人たちのことを思い起こしながら、正月休みで閑散とした場所を、ぶらりびらり・・・

おわりに、「ねこちゃん」たちを・・・・

新しい年も、豊かに祝福あれ!!