延原時行歌集「命輝く」(第2619回)(サクラ・メジロ・スズメ)
延原時行歌集「命輝く」(第2619回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
先生の奥様との、そして先生と小野寺先生との「絆の歌」、「クリスマスの日の新しい朝の歌」です。
12月25日
絆の歌二十三首
一 我妻や頭打ちてや入院し深き絆を看る我と知る
二 汝常に独りごちたりぽつりぽつノーちゃんはね父さんだけや
(備考:そうか、そうか、おおきにね。えへへ、ありがとさん)
三 汝書きし棺が焼けても天父許持参のできる思ひ出作らむ
(備考:拙著『あなあにいちばん近い御方は誰ですかーー妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』東京・日本基督教団出版局、2011年8月刊、119頁)
四 今にして思へば悲惨知りて汝英文箴言楽しみにけり
五 これほどの修練もなし脳挫傷超ゆるリハビリ一日一歩
六 God blessed the good day
Of self-reflection
And self-dedication!
(備考:延原信子英文箴言第一条:in 『復活の省察・上巻――妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』新潟・考古堂書店、2014年10月刊、63頁)
七 何よりも御神祝福春の陽の輝きの中汝訪れぬ
(備考:2011年3月9日の事なり。何度も信子、使徒パウロの復活の基督に出合いたるあの閃光にこの陽光比せしなり。それ程のBlessingなり)
八 「父さんカンファレンスしよ」嬉々として箴言作り一泊ねだる
(備考:これ新潟県立リウマチセンター=2011年2月4日―6月13日=でも、豊浦病院=同6月13日―10月5日=でも、「一泊カンファレンス」楽しみたり。このため我病院に簡易ベッド妻のベッド脇に用意依頼せり)
九 今やしも妻作品や一書成り古稀の笑顔と輝くやあり
(備考:『復活の省察・上巻』これなり)
十 切れ目なき汝が最期のや笑みこそや箴言全う満足の底
十一 我と共復唱朗々終わりてやとたんに熟睡可愛くもあり
(備考:豊浦愛宕の苑ショートステイにて、2014年初めの頃なり)
十二 生存率六パーセント宣告を受けし妻生く三年四月(よつき)
(備考:これ正しく奇蹟なり!)
十三 箴言を作る修行や尊きや身体寿命こゆる恩寵
十四 汝が笑みや生涯の際溢れてや絶後いや増す御友いませば
(備考:復唱)
十五 かく詠ひかく録してや妻笑みや我が命糧「とわ」の訪れ
十六 この絆そも尊くて断捨離の流行(はやり)断り歌作りゆく
十七 歌こそや命の絆昨日も先達の文共感たまふ
(備考:小野寺功先生御書簡12月20日付昨日頂きぬ、深謝無尽も!:「先日はお便りと風の便り有難うございました。また帰天した家内のために祈っていただき、心から感謝申し上げます。
私も家内を偲びつつ、気をとり直して仕事にはげんでおりますが、改めて延原先生のこれまでの歌に托された心境や「御友神学」の深みと切実さが一層深く共感できるようになりました。御友道の歌に「かくて我基教一切御友道以外に非ずと言はむ哉」とありますが、この道を開拓した人は、今迄なかったのではないでしょうか。
「恩師はやインマヌエルの原事実言明せしが欣求まだ無し」−この歌と対応しつつその意義を熟考しております。
その外同志社クラス会の様子など、共感しつつ読ませていただきました。
それから独身生活になったためか、
「さて今日は鰤大根を作らむか昨夜きくいも味噌汁やよし」などという歌が心に響き、参考になります。
さらに『ホワイトヘッドと西田哲学の<あいだ>』が永続的に評価されているようで、何よりと存じます。その確かな土台から延原神学が誕生しつつあるのは、私にとっても大きなはげみになっています。
著述による創作活動を奥様が心から望まれていたことは、何より力になりますね。私も急速に老齢化していますが、私は昭和生まれの人間として、つぎは歴史体験の形而上学をまとめたいと思っています。
中学生の頃「真相はこうだ」という放送を聞きながら育ちました。しかし戦勝国の宣伝も真相とはいえぬ。という直観がありました。なかなかまとめにくいのですが。
寒さがきびしいですが、御元気で。御礼まで。
十二月二十日 小野寺功
延原時行様」)
十八 古老にや古老同士の絆あり歌我らにや歌いのちとぞ知る
十九 汝が歴史「断捨離」せずに温めよ新思想をばいざ打ち出せや
二十 我妻の切れ目なき笑み直覚すこれ御友学端緒ならずや
二十一 切れ目なき我妻の笑み学ばずや御友神学誕生や無し
二十二 我妻や己が命を賭けてぞや「父さんやって」激励深謝
二十三 このひとの切れ目なき笑み完璧の御国の便り無類の絆
(備考:なあ、ノーちゃん。ええ?そう?嬉し!)
昨夜の我が家の「クリスマスイブ」・・・・。ワイングラスが撮れていません。
昨日のぶらり散歩では、めずらしくメジロの写真が撮れました。
いつも身近にメジロたちがいてくれますが、寫眞に収めるのは至難の業で、ブログに収めることもかないませんでしたが、昨日はうれしいことに、メジロたちがカメラに収まってくれました。
「冬のさくら」と地面で遊ぶ「スズメたち」、そして公園で出会ったワンちゃんと共に収めます。