延原時行歌集「命輝く」(第2618回)(神戸大学グリークラブ第68回定期演奏会)
延原時行歌集「命輝く」(第2618回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
祝されて、96歳まで励めと告げられている熟年青年:延原先生からの「新しい朝の歌」です。
若き日より、先生の御仕事ぶりを見てきましたが、先生は、あの鈴木大拙師ーー東西思想の対話交流に貢献して96歳の大きな足跡を遺されたーーの生涯と重なるお方だと、昔から確信していますが、今朝の歌は、さもありなん! の歌です!
12月24日
朝毎にの歌三首
一 朝毎に熱誠の友我が歌をUPいただく如何に嬉しき
二 美しき花々可憐神戸の地かの大地震復興かくも
三 賀川師の死線を越ゆる奮戦の跡見たければ君新著見よ
(備考:鳥飼慶陽著『賀川豊彦と明治学院、関西学院、同志社』(文芸社、2017年近刊)なり)
○(24日―2)汝もしもの歌八首
一 汝もしも生涯仕事八十路(やそじ)にや確と歩むや熟年青年
(備考:我2013年KrakowにてやThe Common Good Award(ホワイトヘッド学生涯最高賞)受賞せる時、20年の褒美とは悟りけり。すなわち「96歳まで励め」との御神の定めなり。熟年青年の喜悦滾りけり)
二 断捨離の流行(はやり)あるともいやはやよ正直言へば脱歴史ぞや
三 確かにやスカッとするも一生涯積みきたれるの汝が歴史消ゆ
四 かくもぞや脱歴史のや断捨離を強行なすや心身持たず
五 人誰も八十路になりて完成す君痩せるなよ一生の財
(備考:日々節制のうえ勉学励むべし)
六 引退と共にぞ痩せる人いのちむしろ八十路やデンと構へよ
七 何をぞや汝死に急ぐこそこそと己が歴史を消して何なる
八 願はくば我が友たちよ己が智慧涵養せるを華咲かせよや
九 恐らくや八十路の隆盛永久命備への時ぞ如何に尊き
十 それをしも惜しげもなくや断捨離かげにこの指図智慧なきやほど
クリスマスイブですね。
昨日は午後、「神戸大学グリークラブ第68回定期演奏会」にてかけてきました。いい演奏会でした!
阪神電車に乗って大石駅下車、あいにく雨もパラパラ・・・散歩道の「都賀川」に降りて、山側に向かって「ぶらり散歩」・・・
よく見ると、大きなカモが二羽、のんびりと・・・・近くに大きな黒猫が・・・
会場の「神戸市立灘区民ホール・マリーホール」へ・・・
このホールには、神戸異人館を描き続けた画家・小松益喜さんの絵が飾られていることでも知られていますが、会場から窓越しに見える景色に、ぼんやりとですが、美しい虹がかかっていました。
神戸大学グリークラブの演奏会は、あの阪神淡路大震災の時に、被災地の私たちまちにまで案内ビラが届けられて、神戸文化ホールまで足を運んだのがはじまりでした。
以来毎年「ご招待」の葉書が届き、一度も欠かすこともなく20年余り、途切れることがありません。
若い男たちのグリーの歌声は、年年歳歳、大きな慰めと励ましを受けてきました。
今年も30名近いメンバーが揃い、三つの充実したステージ――「優しき歌」「帆は風に鳴り」「天使のいる構図」−−を満喫。
客演の指揮者・ピアノ演奏もあり、学生の指揮者もおふたり、立派なものでした。
歌を聴きながら、なぜか「鬼の目にも涙」があふれてきたりして・・・・。若者たちが、新しい時代と歴史のただなかに、こうして新しく飛び込んでゆく・・・
演奏を終えて、会場ロビーで盛り上がる演奏も、ステージとは違う表情を見ることが出来て・・・卒業してゆく四回生のことばも特別の響きを遺して・・
帰路は、上の道をぶらりぶらり・・
慰霊碑があり、山古志村から贈られた錦鯉でしょうか、立派なコイたちが悠々と…
散歩中の方が立派な犬を連れておられて、写真を撮らせて頂いたりして・・・