延原時行歌集「命輝く」(第2615回)(さんさん花壇・冬桜など)
延原時行歌集「命輝く」(第2614回)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
12月21日
粛然位祝さるの歌十四首
一 生涯の際に我妻大輪の笑み咲かせ言ふ「最高に幸」
(備考:2014年3月11日午前なり)
二 「何でや」と訊く我に言ふ「皆やって呉れるさかいやありがとうね」と
三 これ程の感謝の言葉世にあるや尽くし得てこそ喜悦滾るや
四 それがぞや昼餉を喉に詰まらせてあらうことかや身罷りにけり
五 直ちにや救急車をば呼びてこそ人工呼吸せるも甲斐なし
(備考:県立新発田病院救急病棟にてなり)
六 「ああこれが現実なのか」病院で我や叫びぬ」答あるなし
七 されど我前夜式あと真夜中に棺の蓋開く笑みの口あり
(備考:2014年3月12日なり、我これ程驚きしこと生涯にあらず。「人は死なず」と知らされたり:御友いませば)
八 汝が笑みや生涯の際溢れてや絶後いや増す御友いませば
(備考:復唱)
九 我妻や絶後笑み増す不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
(備考:復唱。2014年3月13日我が家での告別式=司式:鳥飼慶陽師=にてなり)
十 御父のや「甦らせし我信子」聴けり朝夢歓喜一瞬
(備考:2014年5月20日早朝なり。信子復活確証や御父)
十一 朝夢に粛然たるや人姿後で気付けばノーちゃんやんか
(備考:2016年12月12日早朝なり。えへへ、そやねん。有難うね、父さん。信子復活今や粛然姿なり)
十二 美しき和服姿のその人や粛然の気を漂わせつつ
(備考:復唱)
十三 無限にぞお優しき哉御父よ汝信子今粛然祝す
(備考:これ、信子復活、新段階なり)
十四 我妻や天地の事(じ)なる人姿粛然たるや惚れ惚れと我
(備考:人復活せしやもはや今生の人ならず。天地の事(じ)[存在位]にあり。それ「粛然位」なり。なあ、ノーちゃん。嬉しい嬉しい、父さん。御神様、心より厚くお礼申し上げます)
12月21日―2
道一筋の歌一首
一 我が人生妻も弟子をも育て往く人を愛する道一筋や
今朝は真っ青な空、暖かな日和です。季節外れの梅の花が咲いたところもあるようです。
昨日は新調のパソコンのセットアップで四苦八苦、おかげさまで何とかOK,文庫本の校正の方も正月明けに再校をさせて頂けることになり一安心、加えてありがたいことに、表紙デザインを引き受けて頂いていた岩田健三郎さんの素敵な見本も届き、延原先生から頂いた書簡の一部をカバーの見返しに収めることも快諾いただきました。
本日の写真は、「さんさん花壇・セキレイ」など、いつものようにぶらり散歩のものです。
冬のさくらだけでなく、異常気象のあおりを受けて、樹々たちはなんだかへんですね。
終りに、昨日の夜は、今年ふたつめの忘年会があって、神戸元町の繁華街へ・・・ここは牡蠣をたべる専門店で、若者たちでいっぱい・・・初体験でした。やはり牡蠣を食べるのは、海辺で頂くのがいちばんでしょうが・・・この一年を振り返りながら、お話も弾んで、ほろい気分で・・・