延原時行歌集「命輝く」(第2616回)(朝焼け・隣りの団地)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2616回)
  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

新しい朝、ゆっくりと歌の味読をって、一日が始まります。

    12月22日

            御名授与の歌七首

 一 御名崇めさせたまへとぞ祈る時御名や御子なり有り難きかな
   (備考:シモーヌ・ヴェイユも書きぬ:「ただ神だけが、ご自身の御名をお告げになることができる。その御名は、人間の口にはのぼせることができないものなのだ。その御名は、ご自身の言葉である。『御言葉』Verbumなのである。何かある存在者が名をもつとき、名は、人間の心とその存在者との間をつなぐものとなる。名は、その存在者が不在であるとき、人間の心がその存在者のことを何程かでも知ることのできるただ一つの道である。神は不在でありたもう。神は天にいたもう。その御名こそ、人間にとって、神に近づくただ一つのチャンスである。それが『仲介者』である。人間は、その御名に近寄る。御名はまた、超越者でもあるのだが、御名は、世界の美しさ、世界の秩序のうちに、人間のたましいの内なる光の中に、かがやいていたもう。この御名こそ、神聖さそのものである。このほかに神聖さはない。だから、それが神聖なものとされる(あがめられる)必要はない。神聖ならしめたまえとわたしたちが願うのは、まったき真実に満たされて、永遠に存在するものを願い求めているのである。」『神を待ち望む』田辺保・杉山毅訳、勁草書房、1967年、233頁)
 二 何故に御父の御名や御子なるか大悲事(じ)に寄すはたらきのなか
 三 御父とや御子唯一のはたらきを共に成すなりこれ御名授与ぞ
 四 御名授与や祝福のこと意味すなり御父御子にや「共」[pros ton theon]の名や授与
   (備考:『ヨハネ』1・1・第二項「ロゴスは神と共にありき。」それ故御子の名「神と共」なり、「インマヌエル」なり)
 五 その御名を我ら人にも与へ給ふ如何なる名かぞ「友」ぞそれなり
   (備考:『ヨハネ』15・15、「わたしはもう、あなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人のしていることを知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼んだ。わたしの父から聴いたことを皆、あなたがたに知らせたからである。」
 六 御父がや御子に「共」[pros ton theon] の名与ふ時この「共」にてや世を支へます
 七 それこそや「太初のロゴス」原事実「共」と「友」との比例中項
   (備考:恩師言ふ「インマヌエルの原事実」は「ロゴスは神と共に在りき。」=「インマヌエル」の御名の世界「根底」の姿を言ふものなり。決して「インマヌエル」として原初なるとの意味に非ず。「インマヌエル」の御名が父の御子への御名授与なるがまず原初の事実なり。この原初の事実がそのまま世界の根底として世界を支ふこと、その有様を恩師滝沢「インマヌエルの原事実」と言ひしなり。父による御子の「共」[pros ton theon]としての命名、これ「インマヌエル」なり。世界の太初のロゴスによる基礎付けそのものが「インマヌエル」なりとの語感、滝沢神人学にはあるやに思はれるも、事実は、「インマヌエル」との父による御子命名がまず成り立っているゆえに、世界根底に「インマヌエル」の意義出でしなり。而して「共」=「インマヌエル」との御子命名より発して世の者たちに対して御子が「友よ」と呼びかけ給ふ時、その背後根底にあるや、「インマヌエル」にして、この御方が世界の太初にいます事を基軸にして世界の者たちに対して世界の果てまで貫徹したるを「神の御友における絶対不可逆的愛の恩寵」と我呼ぶなり。かくして、滝沢の言ふ「原事実」ないし「原点」は、「共」と「友」との比例中項を成すなり。
これ、ホワイトヘッド「交互関係」《Reciprocal Relation》と呼びし事著名なり。彼が「天に」(in heaven)と言ひし事、我「インマヌエル」の御名と言へり。彼が「世に」(in the world)と言ひし事、我「友」の御名の下に理解するなり。彼自身もまた、「偉大なるともがら」the great companion—the fellow-sufferer who understands」[PR, 351]と呼びしは有名なり。本日は、滝沢インマヌエルの原事実論を少しく修正し、ホワイトヘッドと関連させ、根本的には、『ヨハネ』1・1の第一項と第二項のキリスト論の闡明に努め得しこと、我が大発見大収穫なり。嬉しも!)





暖かな朝、掃除洗濯を終えて…今朝の朝焼けは、まっかっけ、夕方には雨の予報です。

先ずは、中庭のねこちゃんと・・・・

昨日は、久しぶりにお隣の病院へ・・・

そして、お隣の団地までぶらり散歩・・・