延原時行歌集「命輝く」(第2573回)(ぶらりお出かけ「神戸・相楽園の菊花展」続き)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2573回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

愈々先生の新著『平安ありて平和なる』の会心の「あとがき」も出来上がります。感じがよく出ています!


    11月9日

       平安ありて平和なる秋の歌十四首

 一 かつて我一大決心在米中「プロセス西田学会」始む
   (備考:1985年秋、米国宗教学会(AAR)中に、学会内学会として、常設共同研究部会(セミナー)「プロセス思想と西田学派仏教哲学:比較的視座から」AAR Seminar on “Process Thought, the Nishida School of Buddhist Philosophy in Comparative Perspective を米国加州アナハイムにて、フランシス・H・クック教授(加州大学リヴァーサイド校)と共同座長にて始む)
 二 時代のや変り目あれば有為の士声掛け糾合主題窮むや
   (備考:日米20人の学究七年間共同研究「プロセス思想と西田学派仏教哲学:比較的視座から:1985−1991」成せり)
 三 その成果「ホ氏と西田」に纏めてや十年の後我刊行す
   (備考:『ホワイトヘッドと西田哲学の<あいだ>――仏教的キリスト教哲学の構想』(京都・法蔵館、2001年)なり)
 四 此度の書「平安ありて平和なる」東西哲学脱核纏ふ
   (備考:『平安ありて平和なる――ホワイトヘッドの平和論、西田哲学、わが短歌神学日記』なり。今は、東西哲学比較研究の世界的潮流ありて、これに脱核を纏ふ任務ありやと信心決定(しんじんけつじょう)為すべき時と心得るなり)
 五 その粋やオバマ広島スピーチの「道義覚醒」哲学深化
 六 創作用そも究極事性(さが)成すや無自性なるに大悲事(じ)に寄す
   (備考:復唱。事(じ)=一々の存在者:instance。性(さが)=性格付け:characterization)
 七 天地の事(じ)こそ在るなれ人いのち原爆超えて永生歴然
 八 恰もや我妻絶後切れ目なき笑みや零すや御友ありてぞ
 九 恩師聴く実体的の実在を否定なしてや妙用響き(a more positive tone)
   (備考:Professor John Cobb writes:”Whitehead agrees with Buddhism in this emphasis on event and the negation of substantial reality. But the identification of the ultimate as creativity gives a more positive tone to the understanding of each instance thereof, despite its total lack of substantiality.” [written on October 3, 2016])
 十 この響き聴くや平安心ぞや平安ありて平和なる秋
 十一 目に見ゆる命どこにもなきが如大悲事(じ)に寄す御友いませば
 十二 生くるにも死ぬにも絶えぬ命こそ事は事にてあり御友いませば
 十三 この事実深く信じて脱核の秋の紅葉や燃ゆる最中よ
   (備考:事実=事(じ)の真実)
 十四 焚くほどは風が持て来る落ち葉かな核が歪める地球なるとも






予報通り昨日から急速に冷え込んできました。暑かった夏が一足飛びに「冬至」といった感じですね。

一昨日の「小春日和」に出掛けた「神戸・相楽園の菊花展」の写真を、本日も続けます。

今年の菊花展は23日まで続きます。近くでは「明石公園の菊花展」が有名で、毎年出かけますが、明石は17日まで開催されます。

昨日は我が家に、奇麗な菊の花を抱えた来客がありました・・・・。

今回も撮影の順番に並べていますが、ここからも園内を道順の通りに、ぶらりぶらり・・・。


池には大きな鯉たちが泳ぎ、亀が石の上で甲羅干しをして、多くの方が絵筆を走らせ、ご夫婦が記念の写真を撮っておられ、お茶と草もちを召し上がり、幼子たちが集団でピーチクパーチク・・・。