延原時行歌集「命輝く」(第2552回)(「カンタータ<希望>Cntate Hope〜We shall be with you〜」

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2552回)
  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。


    10月17日

            命皆の歌十六首

 一 人やそも無窮の希望抱きてや痛み耐へてや生くるを得べし
 二 我妻や頭打ちてや手術時に台上にてや考へし言ふ
 三 父さんのとこに帰らば何とかや成るんや嬉しそう決めたりと
 四 幾たびも聴きし話ぞ面白しまるで我をぞ希望とせしや
 五 でやそれで何とか成るを得しや汝成ったも成った大成りですよ
 六 我妻や六パーセント生存率見る間に越えしいのち賜はる
    (備考:拙著『あなたにいちばん近い御方は誰ですかーー妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』(東京・日本キリスト教団出版局、2011年)、参照)
 七 我と共英文箴言作りてや日々復唱喜々たるやこそ
(備考:拙著『復活の省察[上巻]―-妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』(新潟・考古堂書店、2014年)、63-67頁、参照)
 八 三年と四か月のぞ或日妻「仕合せ最高」我に謝するも
 九 「なんでや」と訊きし我にぞ笑みつ言ふ「皆やって呉れるおおきにね」とや   
 十 内省の笑み零る妻最期の日まさか絶後の笑み増しまでも
   (備考:復唱)
 十一 切れ目なき我妻の笑み告ぐるこそ生死一体いのち祝福
   (備考:復唱)
 十二 汝が笑みや生涯の際溢れてや絶後いや増す御友いませば
   (備考:復唱)
 十三 無窮なる希望や何ぞ御友共父に運ばる汝が命皆
 十四 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:復唱)
 十五 妻や汝我皆やると言ひしやも御友御運び詠ひてや皆
 十六 無窮のぞ希望に合致なすものや我が御友歌これぞ皆哉






昨日日曜日の午後は、阪神電車に乗って西宮駅まで・・・

駅前にある西宮市民会館アメニティホールで開催の「命・平和・明日への希望をうたおう! 2016 兵庫のうたごえ祭典 in にしのみや」に出かけてきました。

コーラスに出演する知り合いから招待チケットをいただいて、はじめての「うたごえ祭典」の体験でした。

大ホールは満杯で、和太鼓あり、かわいい子どもたちや青年たち、そしてわれら同輩のシニアのうた・うた・うた・・・200名近い合唱にも圧倒させられました。

休憩の後も、21年前の大震災を経験した参加者を前に、東北・熊本などの被災者に思いを寄せて練り上げて構成されたプログラムが次々と続きました。

とりわけメインステージとなった「カンタータ<希望> Cantate Hope〜We shall be with you〜」は圧巻でした。

この作品は、祭典の主催者代表でもある中西覚氏が作詞・作曲、自ら指揮と指導を重ねて、この日をむかえられました。

四人のソリストと140人の合唱団のうたごえは、ピアノの名演奏もあって、会衆を魅了しました。

この作品は、2012年9月に兵庫県立芸術文化センター大ホールで初演され、2014年1月には神戸文化ホールの大ホールにおいて再演、今回が三度目となるものでした。

もちろん写真撮影は許されていませんでしたが、演奏を終えられて何度もの喝采に応えて登場された最後の場面だけを、こっそりとカメラを向けさせてもらいました。

それが次の写真です。退場される中西覚氏。



このアメニティホールは西宮市役所に隣接していて、お寺や公園もありました。本日の写真は、これだけです。