延原時行歌集「命輝く」(第2545回)(「能楽鑑賞:名作「求塚」)
「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
10月10日
復活刻々の歌八首
一 朝夢に「死を生くる」との言葉受く復活誠死を生くる命
二 我妻や死せしに非ず死を御友共にぞ生くや我や悟りぬ
三 この宇宙見るは皆これ過去宇宙此処鏡にぞ映してや知る
(備考:此処=御友共なり)
四 御友こそ過去宇宙をぞ御父にぞ運びてげにも未来寿ぐ
(備考:未来=御父なり)
五 命とは宇宙一切御友共未来集結プロセスなるや
(備考:過去の現在に至る第一プロセス(推移:transition)、現在の自己決定の第二プロセス(倶現:concrescence)に、第三のプロセス(冒険:adventure)なくば、未来集結なきなり。ホ氏や書きたり、我常に引用する如くに:”In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295]未来集結の第三プロセス、これ復活なり。これハイデッガー「死への存在」観により見ること能はず。未来集結プロセスなる「復活の冒険」ホ氏「ともあらはれ」[its Unity of Appearance]と見たり。即ち、復活や御友基督の復活即人の復活なり)
六 死とは過去思ひ出や皆御友共父奉献す復活刻々
(備考:復活は実に「細胞リサイクル」を含む全宇宙における御友共なる刻々の事態なり)
七 ならば我J-Global眺めつつ英稿五十復活させむ
(備考:これ、熟年の仕事ならむか)
八 少なくも五冊の英書編まむとぞ思ふごとにや復活の刻
「体育の日」の休日の朝、日の出です。秋の朝です。
ひんやりとしていて、季節の移り変わりを体感します。今年一番の冷え込みのようです。今週はずっと晴れの秋日和がつづくようですね。
昨日は知り合いのお招きで「能楽鑑賞」と洒落込みました。長田神社の近くに立派な能楽堂があって、久しぶりにネクタイを締めていそいそと・・・。今回はニ度目の鑑賞です。
観阿弥の古典的名作「求塚」で、20名ほどの大舞台、その主役です。
2時間近くの大作でもあり、たいへんな感動モノでした。
神戸にはその「おとめづか古墳」があり、森鴎外の戯曲「生田川」でもとりあげられた「生田川」も、もちろん馴染みのところです。
めったに経験することのできない「能楽」の魅力を、たっぷりと満喫させていただきました。お食事やお土産までいただいたりして・・・・。
堂内うしろには大がかりなカメラも数台並んでいましたが、真ん中のいい席に座って、密かに数枚撮影してしまいました。ここにはその名演を撮影順に並べさせていただきます。
終りに、能楽堂と堂内の絵を収めます。
帰宅して、ドナルド・キーンさんの『日本人の美意識』や『日本語の美』など取り出して、「能の兵術」を読みなおしたりして・・・