延原時行歌集「命輝く」(第2444回)(ベランダの花とご近所のお宅のサボテンの花ふたつなど)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2444回)
  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」

今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
「壮大や」結語の歌の②です。


    6月29日

          ②「平和憲法」問題の歌六

 一 思ふやは「平和憲法」問題や軍略反省銘記にありと
   (備考:我が国の場合、軍略反省は1931年(昭和6年)の柳条湖事件から45年の降伏までの十五年戦争満州事変・日中戦争・太平洋戦争の総称)を含めての近代全歴史に在りと考へらるるなり。戦後は、その意味にて、「反省期」なり。されど今、オバマスピーチ森重昭氏抱擁を承けて反省さらに鋭く深くすべし。それ憲法再考の課題なり)
 二 反省やオバマスピーチ抱擁に日米合作成たるやこそ
   (備考:人類の核体制の「広島道義的悔悟」《Hiroshima Moral Awakening》なるオバマスピーチ結語、森重昭氏抱擁なくば、意義無かりけり。この合作の意義無限なり。忘るべからず)
 三 その深み活悲劇のぞ合してや平安なるよ今ぞ平和へ
   (備考:ここにホ氏の平安哲学極めて重要なり:”At the heart of the nature of things, there are always the dream of youth and the harvest of tragedy. The Adventure of the Universe starts with the dream and reaps tragic Beauty. This is the secret of the union of Zest with Peace: --That the suffering attains its end in a Harmony of Harmonies. The immediate experience of this Final Fact, with its union of Youth and Tragedy, is the sense of Peace. In this way the World receives its persuasion towards such perfections as are possible for its diverse individual occasions.” [AI, 296] 「諸事物の本性の核心には、常に、青春の夢と悲劇の報いがある。〈宇宙の冒険〉は、この夢で出発し、悲劇的な〈美〉を刈り入れる。これは、〈興趣〉と〈平安〉との統合の秘密である。つまり、苦しみは、〈もろもろの調和の調和〉において、その終局に達するということである。〈青春〉と〈悲劇〉との総合を伴うこの〈最終的事実〉の直接経験が、〈平和〉の感覚である。このようにして〈世界〉は、そのさまざまな個体的契機に可能であるような完全性へと説得されることを、受け容れるのである」ホワイトヘッド著作集 第12巻『観念の冒険』山本誠作・菱木政晴訳、京都・松籟社、1982年、409頁、参照。この一節の哲学的解釈は、本書第一章に展開せるも、現実的符合は、2016年5月27日、広島平和公園慰霊碑まえにて、オバマ米大統領広島平和スピーチとそれに続く森重昭氏抱擁にて生起したるなりと、我証言す)
 四 心せよ九条よりも前文の「対等関係」「共大悲」《mutual Karuna》とぞ
   (備考:原爆を風圧として、占領者が施与なせし「平和憲法」の「平和」とは「絶対不平等・絶対支配」の論理なりき。さりながら、死すべき人類(ひと)に斯様な意味での「平和」あり得べきことなし。斯様な「平和」概念は、オバマ米大統領遂に広島にて去る5月27日に「人類文明の核文明的コア矛盾」《core contradiction》として告白せり。而して、「人類核文明の広島悔悟宣言」を結語となせり。ここに初めて、日本国憲法前文の重要概念「対等関係」憲法施与者によりて日本の主権者日本国民(代表:森重昭氏)と共に定義されたり:「共大悲」として――「原爆被害者に国籍なし」と)
 五 今はぞや英国EU揺れにけり中露回北軍略途上
   (備考:英国2016年6月23日国民投票にて《Brexit》「離脱」せるなか、軍略途上の国々ばかりなり。げに「対等関係」共大悲なるも!)
 六 新文明オバマ氏スピーチなしたるや共大悲なる人姿げに
 




毎年7月がくると「岩田健三郎版画展」に出かけます。

兵庫県姫路市世界遺産『姫路城』のあるまちにある「フォークアートの美術館」−−「川のほとりの美術館」−−で、7月1日から31日まで開かれます。

上の版画は、昨日届いた「版画展」の招待状です。「今年は、ドリルの表紙のこれまでの40年分のすべて」「楽しい版画がたくさん並びます。ぜひお出かけください」と手書きされています。(詳しくは「川のほとりの美術館」を検索してみてください)




上は、昨日朝のベランダから見る高取山とベランダに咲き始めた花ーーこの花の名前は何でしょう?

そして、次の写真は、ご近所のお宅のサボテンです。軒下の自転車に隠れて、そっとふたつの花が顔をのぞかせていました。「一日だけの花」と知れば、ちとはなれがたく・・・・。


そして、もう一軒のお宅の小さな花壇の花たちを撮らせてもらいました。



終りに、いつも美しい花を飾っておられる集合住宅の玄関に咲く花たちと、別のところに道端になる「いちじく」を収めます。