延原時行歌集「命輝く」(第2428回)(神戸・相楽園)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2428回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。


    6月11日

       前文や共大悲なるべしの歌六

 一 前文や理想主義にぞ傾けど被爆の底に御友共あり
 二 かく言ふはかのとき誠難しき原爆投下法源なすも
 三 米国の人権主義や理想なり現実の底見ざる聞かざる
 四 然れども底の底ぞや飛翔なす絶後笑み増す妻称ふ如
 五 オバマ氏の抱きし友や被爆のぞ底促すのままに生けるや
 六 此処にぞや共人間性ぞ生まれしや「対等関係」共大悲なり
   (備考:前文にある「対等関係」共大悲言ふべし。これオバマ大統領の森重昭氏抱きし時現成す)
 





今回の写真は、神戸市立相楽園です。兵庫県庁の山側すぐの便利な場所にあって、ぶらり出かけるには最適です。

昨日も、若き日の生活ノート――延原先生を中心に「関西在家キリスト教研修会」を連続して開催したり、先生はクレアモントでの学びに渡米されたりする1976年ごろのーーのテキスト化を楽しみました。

劣悪な住宅環境の大変貌のなか、部落問題をめぐる組織分裂やキリスト教界や仏教界の暴走など、激動の日々の「生活ノート」ですが・・・・。

その中で、私にとってのはじめての編著『私たちの結婚―部落差別を乗り越えて』の完成などあって、神戸の部落解放運動も確かなかじ取りの前進した時期でもありました。初版を一万部も印刷して、広く読まれた作品になりました。

あの年は、福岡・博多で「滝沢克己マルコ伝連続講義」があって、延原先生と一緒に第一回目の講義に出かけたり、また滝澤先生のお勧めもあって雑誌『世界政経』に「現代の危機と革命神学−近代の空洞が招いた抑圧からの解放を目指す」などという勇ましいタイトルの論稿を寄稿させて頂いたりして・・・・。