延原時行歌集「命輝く」(第2425回)(加西市「北条鉄道」に乘る)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2425回)

  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。
先生の最新著『平安ありて平和なるーホワイトヘッドの平和論とわが短歌神学日記(Peace Brings About Earthly Peace Whitehead’s Doctrine of Peace and My Tanka Theology Diary)』ただいま快調に進んでいます。


    6月8日

            友愛世紀の歌六

 一 先達の御文再読この時代日本神学共拓かむと
   (備考:小野寺功先生よりご書簡あり、5月17日付なり、感謝無尽も:「拝復 先日は五月九日付、「風の便り」詩を有難うございました。じっくりと拝読させていただきました。また「アカデミア」誌の力作「平和基礎学としてのホワイトヘッド平安哲学」は、今、歴史哲学を熟考中の私に、力強い支援を与えて下さいました。今の日本では、西田哲学のいう「絶対の無に対することによって絶対の有である」という真意が深く捉えられていません。しかしこの論考では、それが二究極者の問題として、究極的実在の二面が正確に捉えられており、この点深く共鳴致します。そしてこのことは日本の神学の絶対必須条件と考えられます。そしてこの発想がホワイトヘッドの「復活形而上学」を媒介として世界思想として展開することを希求しております。
 さらに「包括的ペンテコステ」の発想ならびに「今の時代を凌駕するためには、歴史観が世俗歴史を脱する必要あるなり」といった言葉に、心からなる共感を覚えた次第です。「御友神学」を契機に延原神学の主体的展開を切に希求致します。
 日本は本来が大乗文化の国、世界の光となる日本の神学をめざし、共に孤立無援の道を開拓して参りましょう。とりあえずお礼まで。
 五月十七日 小野寺 功
延原時行様」
 二 我やしも被爆の底に新生の輝き在るを平安と言ふ
 三 平安に米被爆者に添ひし人オバマ氏抱く友愛世紀
   (備考:オバマ広島平和スピーチに記されし言葉、これなり:「われわれは過去の過ちを繰り返すよう遺伝子によって縛られているわけではない。われわえは学ぶことができる。われわれは選択することができる。われわれは子どもたちに異なる話をすることができる。それは共通の人間性を描き出すことであり、戦争を今より起きにくくすること、残酷さを受け入れることを今よりも難しくすることである。
 われわれはこれらの話を被爆者の中に見ることができる。ある女性は、飛行機を飛ばし原爆を投下した操縦士を許した。本当に憎むべきなのは戦争そのものであると気付いたからだ。ある男性(注。森重昭氏)は、ここで死亡した米国人の家族を探し出した。その家族の失ったものは、自分自身が失ったものと同じだと気付いたからだ。」而して森氏をオバマ大統領はスピーチ後歩み寄り抱き締めしなり。ここに友愛世紀始まれるを全世界知りたり)
 四 かく思ひ新著さらにや我綴る「平安ありて平和なる」佳し
   (備考:只今「関東の言葉」書きしところなり。「オバマ米大統領広島平和スピーチの歌」十首なり)
 五 綴りてや歴史形成只中に我が筆やり暫し佇む
 六 歴史にや深き感情溢るるの時在りてぞや変貌ぞなる
   





今回の高齢者生協の日帰りバス旅行では、加西市の市民で守る「北条鉄道」の「法華口駅」から「北条町駅」までの乗車を楽しみました。

JR山陰線の「上井(あげい)駅」から私のふるさと「関金(せきがね」駅」の支線は、むかしに廃線になってしまっていますが、この「北条鉄道」は、現在も市民の手で大事にまもられています。

法華口駅」は、大正4年建設の歴史ある木造の駅舎で登録有形文化財に指定されています。ボランティアの美しい女性駅長さんがいて、駅舎工房「Mon Favori」で米粉と地元食材を使ったこだわりのパンも販売していて、人気です。



旅のお土産に頂いた駅舎工房のパンは、素敵なパンでした!!