延原時行歌集「命輝く」(第2341回)(ぶらり散歩―氷雨に華やぐアンズの花)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2341回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(243−8)いよいよやの歌、葡萄パンの歌、さちの歌、幸ひはの歌、延原信子生涯完成の歌、実にの歌、飛翔の歌、歓びぞこれの歌、深夜我の歌、時と言ふものの歌、生死心の歌、主の羊飼ひの歌、笑む妻の体の歌(2016年2月11日〜20日
      
    2月18日
           生死心のうた十九首

 一 我が作を激賞給ふ友あれば我に謝しつつ笑みや増す妻
 二 いずれもや尊きとぞや我や知る地球の法や称ふ稿嬉し
 三 御友学切れ目なき笑み見ざればやいかで愚生やまみえしならむ
 四 我が友やその御友学神学の内奥なすと激賞たまふ
 五 旧来のエコロジーには安易なる世界御神の体観やあり
 六 御神や世界の心言ふや善しされど人の身何処より言ふ
 七 我妻や一切謝してみまかりし直後笑み増す時や麗し
 八 この時や何も無き間と言ふべきも岸辺の御友立ち給ふこそ
   (備考:ヨハネ21・4、熟読参照)  
 九 汝や知れこれぞ生死の心なり我妻笑むや切れ目なき其処
 十 ホ氏や言ふ滅し「て」不滅この「て」こそ御友現臨尊きやこそ
   (備考:”We perish and are immortal.” [PR, 351, 82]:ホ氏の言ふ"and"邦語では「て」なり)
 十一 世界のぞ神心なり人言ふも神生死のぞ心まします
   (備考:Charles HartshorneもSallie McFagueも、「神世界の心、世界神の体」論者なるも、我「神生死の心なり」言ふ)   
 十二 生死のぞ心まします御神や御友なりけり飛翔の起点
 十三 我妻や絶後笑み増す不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:復唱)
 十四 いと深き低み死の底下りゆき天父の許に飛翔すや御友
 十五 底にぞや「深き低み」の意を超ゆる底の底なる飛翔ありけり
   (備考:底の「底」とは、「底」の意義を「逆転させるもの」すなわち「飛翔」となすうえでのことなり)
 十六 かくてぞや飛翔の彼方御父や無限に包む御方なるや
 十七 生死のや心御友は心のや心御父へ一切帰命
 十八 かくてぞや思ひ出一切奉献の妻の願ひや満たされにけり
 十九 御友はや死の底までも慈しみ心の心御父理解す
   (備考:これこそホ氏の言へる”The Great Companion, the Fellow-Sufferer Who Understands" [PR, 351]の意味なり)

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今朝も上の歌(2月18日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    3月15日
          歓喜滾々の歌八首

 一 いのちのぞ果て何なるか人問はば我妻夢にいそいそと往く
 二 いそいそと御友御父に共なるに招じ入れらる我らいそいそ
 三 人よ知れ汝今生のみに住するやいそいそ心絶えて無きなり
 四 いそいそと往くや宴の在りてこそ寂しき心洗はるるなり
 五 我妻や思ひ出なべて御父に奉献なすや歓喜滾々
   (備考:2010年11月30日我に見せたる書状(我に代はりて書きし手紙の一節)これなりき:「加齢とともに、いつかは果てる時もいずれ来る身を自覚すると、一期一会を大切に、棺が焼けても天父のもとに持参できる思い出をふやしたい」(拙著『あなたにいちばん近い御方は誰ですか――妻と学ぶ「ラザロとイエスの物語」』東京・日本基督教団出版局。2011年、119頁、参照)。これ信子の根本的人生神学なりき。およそ寂しき心根の人にはあらざりき)
 六 我妻や棺が焼けても天父にぞ思ひ出持参根本信条
 七 此度のぞ夢の姿やいそいそと根本信条妻表しぬ
 八 我誠心底より快哉をいそいそ妻に叫びにけりや
   (備考:ノーちゃん、凄いなあ。えへへ、父さん、おおきにね)




ひんやりとした春光の朝です。一日中、晴れの春の空が続くようです。

昨日は、延原先生の待望の新著『良寛の「風の歌」にちなんでー御友神学の省察』(考古堂)が刷り上がってご自宅に届いた、という吉報が届きました。書店に並ぶのは早くても月末ごろになるでしょうか。

とりあえず、先ずは10冊注文していますので、近く我が家にも到着することでしょう。

『地球時代の良寛』を皮切りに『宇宙時代の良寛−エコ神学者トマス・ベリーと共に』『宇宙時代の良寛:再説―ホワイトヘッド風神学と共に』三部作につぐ良寛を詠う四冊目の労作で、「至誠心の神学」として知られる延原神学の新展開としてなる会心作=「御友神学の省察」です。定価2000円というのもありがたく・・・・。


上の写真は、昨日の雨に打たれる私たちの花壇とお隣の「こぶし」と「マンサク」の花ですが、特に昨日の「氷雨に華やぐアンズの花」を並べておきます。



上の写真を撮り終えた後に、市場に買い物へ向かう途中で出会った花やハトの写真も並べてみます。