延原時行歌集「命輝く」(第2332回)(神戸文学館・土曜サロン:時実新子を読む)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2332回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(242−9)
21世紀の歌、いよいよやの歌、御父やの歌。妻や歴々の歌。二校了の歌、なにゆえかの歌、この時代の歌、驚きぬの歌、核時代さらばの歌、声や響けりの歌(2016年2月1日〜10日)

     2月9日
          いよいよやの歌十余首

 十一 第二著や「神Ecozoics」をば著すにエコ神学と東西哲学
    (備考:Toward an Ecozoics of the Deity: Ecological Theology in a New Key Coping wiht rhe East-West Dialogue in Philosophyなり)

         核時代さらばの歌二十首

 一 核時代広島長崎己が事成るやおそるや諸国核持つ
 二 露英仏中印パ等遂にぞや北核実験余念なきとす
   (備考:1月6日「水爆」実験;2月7日ミサイル発射)
 三 すくなくも米核投下法源と錯誤せしゆえ地球法乱
 四 勿論や核に法源あるでなしあると信ずは九条主義者
   (備考:9条は「完全に敗けました。もう決してや日ノ本や「戦力保持」はいたしません」と施与方の書きて与へし「詫び状」なるや)
 五 法源や一切物にあらざるや空神至誠汝至誠なれ
   (備考:マタイ5・48、熟読参照)
 六 御友のや告げ給ひしや命法ぞ「神Ecozoics」とぞ我書きし如
   (備考:See my essay"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics,” Open Theology 2015; 1: 494-511.)
 七 この命法厳然として実在すその法源はぞ「空神至誠」
 八 そのことを人類(ひと)明察をなしたれば核体制やただの物なり
 九 汝や知れただの物なる核兵器力得るやは意力ありてぞ
   (備考:意力とは、自己絶対主義イデオロギーなり)
 十 「獣を撃て」ト氏や叫ぶや「基絶対」核や落とすやその意力もて
 十一 さりながら「基絶対」や偽宣教核持つ国や「偽宣教者」
   (備考:これいかなる意力なるも、絶対主義イデオロギーは「偽宣教師」なり)
 十二 それ故にかかる意力は虚偽なりと御友神学告ぐや嬉しや
 十三 我や知る真正地球政治はや自由民権愛語なりとぞ
 十四 この標語人類(ひと)や承くれば核体制物の見事に廃棄処分ぞ
 十五 誠にや原爆教や前世紀日ノ本撃ちし悪夢なりけり
 十六 願はくば三度目核や落つるほど人類(ひと)偽宣教信ずる莫れ
   (備考:三度目の核投下あればその時地球文明終わりなり。もし汝賢明ならば、投下の「費用対効果」考ふべきぞ。無限の損失ならむ。米国の始めし核文明、罪の罪、無明の無明、言ふべき正気の言葉何処にもなしーー御神よ、我らの核文明の大罪をおん許し給へや、御友の十字架上の絶叫のゆえに、ただその故に)
 十七 これこそや核時代よぞさらば歌「核と宣教」虚仮不実ぞや
 十八 宣教や御友の御業御父や空に至誠と告げ給ふ事
 十九 焚くほどは風が持てくる落ち葉かな人類(ひと)よ皆聞け風ぞ御友よ
 二十 核体制ただの物とぞ悟り得ば風よふくふく御友の風よ

       ♯              ♯

今朝も上の歌(2月9日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

   3月6日
           左腕の歌六

 一 左腕上げれば上がる真っすぐぞ誠御業ぞ見る思ひすや
 二 まさかぞやここまで治るとは我や知りもせずなり有難きかな
 三 我はぞや妻永久命(とわいのち)享くること喜びてふと左腕良し知る
 四 このことや如何に大なる奇蹟かや感謝なくして一日もなし
 五 我が左腕妻の永久なる命のぞ証なるなりいと奇しくもや
 六 御神は見ゆるしるしを賜りて宇宙ぞ摂理ありと示さる

           祈り歌二首

 一 昨日は激励電話友方にかけし嬉しや神癒祈りて
 二 御神よ我が左腕にぞ恵みます請ふ友方に癒し賜へや



昨日の午後は、ポカポカ陽気に誘われて、久しぶりに「神戸文学館」の土曜サロンに出かけてきました。

賀川豊彦の文学」や「賀川豊彦とその仲間たちー武内勝・吉田源治郎」など、たびたびお世話になりましたが、関西学院の発祥の地・原田の森にあるこの文学館は、パンダで人気の王子動物園に隣接する、便利な場所に建っています。



この日は「月の子忌:時実新子を読む――月兎・八上桐子・妹尾凛」で、新子さんの世界に誘われました。あの大震災の後すぐに、小さな川柳誌をつくり大きな励ましをいただいたことも、忘れることはできません。



この建物も素敵なもので、展示も新しくなっています。静かな憩いの場所です。



最後に、阪急王子公園駅のところに咲いている花を収めます。