延原時行歌集「命輝く」(第2331回)(須磨浦山頂の梅)

               
  延原時行歌集「命輝く」(第2331回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(242−8)21世紀の歌、いよいよやの歌、御父やの歌。妻や歴々の歌。二校了の歌、なにゆえかの歌、この時代の歌、驚きぬの歌、核時代さらばの歌、声や響けりの歌(2016年2月1日〜10日)

    2月8日
          いよいよやの歌十余首

 十 英文著我が畢生の「アンセルム神証明と仏教智」まず
   (備考:Anselm's Argument and Buddhist Wisdomなり)

           驚きぬの歌三首

 一 驚きぬ「対話を越えて」上昇に我が仏基著も揃ひ踏みとは
   (備考:カブ著・拙訳『対話を越えてーー仏教とキリスト教の相互変革の展望』京都・行路社、1985;拙著『仏教的キリスト教の真理ーー信心決定の新時代に向けて』京都・行路社、1987年、いずれもアマゾンの「仏教とキリスト教」欄にて、1,349件中4位、6位なり。仏基対話の神学時代なり、嬉しや)
 二 仏基のや対話ぞ時代導きの光なりけり空爆よ去れ
 三 新著のぞ歌ひ文句に我書けり仏基対話ぞ地球未来と
   (備考:我が新著『良寛「風の歌」にちなんで――御友神学の省察』表紙裏に書けり:《「仏教とキリスト教の対話」ほど重要な出来事はないと信じます。それは、イスラームキリスト教の間の軋轢が大変なものでありますので、せめて仏基(仏教とキリスト教)対話の実を示すことは、地球文明の未来開拓の端緒だと信じるからです。》)

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今朝も上の歌(2月8日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    3月5日
          寛君なりの歌七首

 一 我が友の再入院を告ぐるあり子息の思ひケータイに切
 二 年初にやアインシュタイン原理にぞ神学何と言ふや友問ふ
   (備考:信仰の友の問これなり)
 三 賀状にて御父界にや御友界相対性の二相と答ふ
 四 此度の書御友神学詳説す恐らく友や歓び給はむ
 五 要するにかかる問こそ友心事燃へて尽きざる趣やあり
 六 然る故昨日子息ケータイに我が確信を述べたりしもや
   (備考:この確信最高の薬なりと我信ず)
 七 「父入院」告ぐるケータイよく聴けば声酷似すも寛君なり
   (備考:我早とちりせり。而してご本人のお声かと思ひ、要点に直行せり)

          大乗基教の歌二首

 一 歓喜とは御友運びて我らをや御父に至るこれイマヌエル
   (備考:ヨハネ1章1節第二項:「ロゴス神と共なりき(pros ton theon)」こそ「イマヌエル」の至純なり。所謂「インマヌエルの原事実」は、まだここに至らず、人実存の根底を言ふにすぎず。この根底に深奥ありて「御父に向かう」こそ「ロゴス神と共なる」インマヌエルの真意なり。恩師滝沢ここは見ざるなり。それ故に我が発見の歌我に取りて重要なり:我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す。「深き低み」滝沢の言ふ「インマヌエルの原事実」なり。「その底」こそ「原事実の内奥」なる「ロゴスの御父への関係」なり。この関係「御友我らを担いて御父へと飛翔し給ふ」共復活なり。復活必ず共復活なり。このこと洞察せしは、ホ氏なり。以下の文言極めて重要なり(幾度も繰り返し我引用するも):"In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attension.” [AI, 295])
 二 我はしもイマヌエルをば呼びてげに大乗基教と称へまつらむ

          歓喜脈々の歌三首

 一 我妻や確固不動の永生にある歓びぞ胸に響きぬ
 二 我妻が御国に深く容れらるやこの胸や聴く歓喜脈々
   (備考:歓喜脈々とは、天に妻永生の歓喜脈、地にて我が胸歓喜脈とぞ)
 三 この呼応如何に寂しきこの世とは相違せるかな御友ありてぞ




啓蟄の朝、今日も暖かな好天気です。

上は、昨日の夕焼けです。


今朝の神戸新聞です。私たちにとっても初代の毛利芳蔵会長をはじめ御友誼をいただいてきましたが、全国に知られて来た町づくり運動のお宝です。



昨日は、久しく神戸自立学校で共に学んで来た畏友の御病気のお見舞いに遠出しておりました。

間もなく完成する延原先生の新著『良寛の「風の歌」にちなんで:御友神学の省察』(考古堂)の<試し刷りカバー>をいただいていましたので、それをお土産に持参して、喜んでいただきました。

本日の写真は、3月3日に登った「須磨浦公園」山頂の「梅園」です。

前回の続きで、撮影順に並べます。旗振山の山頂には、幼稚園児たちが歓声を上げていたり、「日時計」では森繁久彌の「青葉の笛」の歌が流れて・・・。