延原時行歌集「命輝く」(第2391回)(満月:寒中煌々とー神戸朝祷会)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2391回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(238−8)
:御友風聖別の歌、文や認むの歌、御友神学一陣の風の歌、今日の日はの歌、降誕節の歌、続・文や認むの歌、御友よの歌、拙英文稿の歌、夢に見しの歌、不思議の歌、御友風の歌、今将にの歌、「それ」の歌(2015年12月21日〜31日)。

    12月29日
          不思議なる事の歌七首

 一 不思議なる事なるかなと驚きぬ妻先逝きて我仕事得ぬ
   (備考:従ひて、我神学者として、re-vitalizeされしなり。そのこと妻も予想せり。ゆえにこそ2014年2月13日北越病院にて、「何したい」との祖父江八紀ドクターの問いに、「本作りたい、父さんやって」と答えたるなり。かくて、世にも不思議なること始まることとなれり:即ち、我妻の生死を生きた教材としつつ、われ本を書くこととなりたるなり。本作りの実作者(真の主体)は信子なり。実行者(真の著述家)は我なり。如何に不思議なるかな!)
 二 仕事とは妻の残せし笑み二つ生死一体なぜか窮むや
   (備考:設問は、妻の残せし笑み二つから「生死一体はなぜか?」を窮むことなり。これ生きた神学なり)
 三 切れ目なき笑み見せし妻誠にや生死一体御友示せり
   (備考:これ我が直覚なりき:生涯の最期に最高に仕合せやと笑みて我に謝せし妻、絶後笑み増すに及び、切れ目なき笑みに我まみえたり。我御友直覚せり)
 四 生死のや不可分一体なるはぞや御友岸辺に立ち給ふこそ
   (備考:これ聖書証言なりき:ヨハネ21・4、熟読参照。ヨハネ福音書21章の物語神学を形而上学的神学へと読み替える仕事ここにあるなり)
 五 ホ氏も言ふ滅し「て」不滅この謎や解誠にや「て」にぞありける
   (備考:これホワイトヘッド形而上学なるなり:”We perish and are immortal.” [PR, 351, 82])
 六 我妻の切れ目なき笑み我を打ち御友顕現有難きかな
   (備考:直覚的に、聖書的に、ホワイトヘッド形而上学的に「御友の顕現」有難きかなと窮むこと、これ我が仕事なり)
 七 この仕事なすこと一書作ること『復活省察』げにげに楽し
   (備考:上巻すでに出でし:『復活の省察[前巻]−妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』(新潟・考古堂書店、2014年)。来年早々中巻『復活の省察[中巻]ー御友神学へ:人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ』(前篇:論考説教;後篇:短歌神学)の完成なり、如何に嬉しき。妻鶴首したればなり)

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今朝も上の歌(12月29日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

    1月25日
          原爆撥無の歌十二首

 一 朝からや胸突き上ぐる思ひあり妻との一書成さむ哉とぞ
   (備考:『復活の省察〔中巻〕ーー御友神学へ:人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ』なり)
 二 思へばや二万首よくぞ詠ひけり我妻の笑み切れ目なきほど
 三 御神の思ひ承けたる御友がや岸辺に妻と立ち給ひしや
 四 かくてぞや御恵み天来底を打ち笑みて笑み増す妻や飛翔す
 五 つくづくと妻の飛翔に見しものや原爆超ゆる御友御力
 六 その日より我書き始む歓喜の書「復活省察」御友歴々
 七 広島と長崎のひと妻と共飛翔ぞなすや御友ますこそ
 八 如何ほどの原爆ト氏や落とせるもいのちぞ切れ目なき破る得じ
 九 笑むほどは風が持てくる笑み増し哉切れ目なき慈悲原爆撥無
 十 誠にや御友御父仰ぎてや原爆法源ならず宣ふ
 十一 原爆や法源ならず御友許「平和」憲法御父仰ぐや
 十二 原爆を法源と擬し七十年「平和」憲法げに虚仮不実





煌々と輝く満月は、昨夜の玄関から仰いだものです。

実は今朝、早起きをして、6時過ぎに地下鉄に乗って、新神戸駅まで・・・

冷え込んだ朝でしたが、まだ満月が西に傾く中を、「三宮キリスト教会」へ。ここで「神戸朝祷会」があり「太初に言があった:新しい朝に」というお話をさせていただきました。

「朝祷会」は全国各地にあって、教派を超えた信徒運動のかたちで、熱心に取り組まれていて、神戸では神戸YMCA戸のチャペルで開かれてきました
が、新築工事の為に近くの三宮キリスト教会で続けられています。

今朝も10数名の皆さんが集い、朝食を共にして、それぞれ仕事場に出かけて行かれました。祈りを共にして、暖かな交わりの場となっています。

そこで、延原先生の歌もちょこっとご披露させてもらいました。


会場の写真を数枚撮りましたので、今日はそれを収めておきます。

この時間はまだ薄暗く、隣のホテルも朝の準備中でした。