延原時行歌集「命輝く」(第2322回)(第5回神戸マラソン―2万人のランナーたち)

            
  延原時行歌集「命輝く」(第2322回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(231−10)痒み退くの歌、忽ちにの歌,中巻成る時の歌、命圏域の歌、以来の歌、実在関係の歌、知るの歌、この秋もの歌、今我やの歌、驚きぬの歌、京の地での歌、新時代の歌、妹背幸せの歌、何の徴ぞの歌、最深問題の歌、朝餉の歌、時代変貌の歌(2015年10月11日〜20日「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(231−1)

    10月20日
          時代変貌の歌十五首:推敲 

 一 七十年核の騒ぎに呆けては今生のみに人類(ひと)や疲れぬ
 二 何よりも「獣を撃て」とぞト氏呼号核投下せるこれ文明か
 三 我が方もパールハーバー猛爆すたしかに獣と言へなくもなし
 四 前世紀中程よりぞ宗教間対話始まり核抑制す
 五 これをぞや文明間の対話まで深化させんと努力ありたり
   (備考:拙著『地球時代の政治神学――滝沢国家学とハタミ「文明の対話」学の可能性』(福岡・創言者、2003年)参照)
 六 されどもや世紀変るや9・11テロと戦争ぶり返へしたり
 七 今はしも「IS」空爆米ロのぞ競ひ合ふこと空恐ろしや
 八 この時ぞ我や書きたり英文稿「神Ecozoics」こそ法源なりと
 七 これからは江戸時代如歌俳句形而上学打ち込まんとぞ
 八 これはしも今生御国共見へと時代変貌秋ぞ来にけり
 九 米中が地球覇権を競ふともそれで文化の栄あるかや
 十 人類の至誠の心磨くこそ楽しきことよ神みそなはす
 十一 我はしも復活省察中巻にフォト選りすぐる今日の日や佳し
 十二 ふと思ひ英文稿を書きてはやOpen Theologyにぞ寄稿すも佳し
 十三 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:復唱)
 十四 笑みこそは御国の栄示すもの如何に宇宙の燦称へしか
 十五 人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば微笑ぞ
   (備考:復唱)

       ♯              ♯

今朝も上の歌(10月20日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。パリ同時多発テロを悼む朝の歌です。

    11月16日
         必要不可欠神学の歌十二首

 一 ベリーがや「エコ生代」(Ecozoic Era)と言ひし受け我「神Ecozoics」神学書けり
 二 空(エコ)に神至誠ましてや至誠なれ命法(ゾエ―)出ずと御友語りぬ
   (備考:マタイ5・48、熟読参照) 
 三 至誠心空に御神示す故至誠なれとぞ呼び給ふなり
 四 もしもぞやこの故なくば命法や神の恣意とや言ふべきやこそ
 五 故なしに神の命法ありとすはげに暴法と言ふべきやこそ
 六 ホ氏がぞや”fiat”と言ふはこの如き厳命なるや至誠や無くも
   (備考:ホ氏書きぬ:”The notion of God as the 'unmoved mover' is derived from Aristotle, at least so far as Western thought is concerned. The notion of God as 'eminently real' is a favourate doctrine of Christian theology. The combination of the two into the doctrine of an aboriginal, eminently real, transcendent creator, at whose fiat the world came into being, and whose imposed will it obeys, is the fallacy which has infused tragedy into the histories of Christianity and Mahometanism.” [PR, 342])
 七 それ故に我や言ふなり空にぞや神至誠なりこれ法源
 八 ここにこそ佛基対話の只中に基教新生認め得るなり
 九 空とはや三位一体於いて在る絶対無のぞ場所を言ふなり
   (備考:小野寺功『随想 西田哲学から聖霊神学へ』(横浜・春風社、2015年)参照)
 十 空爆にテロ反撃やこの悲劇神至誠心見ぬぞ悲しも
   (備考:一昨日2015年11月14日、パリ同時多発テロを悼む。悼む御方は主なり、御友なり)
 十一 かく見れば我が英文稿この時代必要不可欠神学示す
 十二 時代をば「エコ生代」と言ふは良し「神Ecozoics」そもなくば是なし



今朝は快晴、小春日和の一日のようです。

この好天気には、いつものようにすべての窓を全開、掃除を済ませて、洗濯物も今日は二回分、干し物もいっぱいになりました。


一昨日の深夜は雷のある不安定な天候でしたが、昨日朝方には雨も上がり、第5回目を迎えた神戸マラソンも、予定通り大盛況のうちに開催されました。

昨日早朝6時半ごろ、すぐ近くの私たちの第一トイレ休憩所には、スタッフの皆さんが続々集合して打ち合わせが始まり、がやがやと・・・交通整理の警察の皆さんも終結して・・・・。


地元テレビでは8時半ごろからスタート地点の様子を放映していて、あの「しあわせはこべるように」の合唱など、いろいろとセレモニーがあって、神戸市役所前を9時に、2万人ものランナーが一斉にスタート・・・・。


私たちの地点には、およそ15分あまりで先頭集団が到着して、次々と走り抜けます。

上空にはヘリコプターが飛び交い、沿道には応援の人々で盛り上がります。



この場所で毎年、長時間かけて、2万人のランナーを見届けます。

若者から高齢の方たち――ことしは90歳の方が最高齢だったようですーー、国際都市神戸だけあって、ランナーの中には多くの外国人が混じって、おもいおもいに、走り抜けていきます。


沿道には、車いすの人やペット連れの人もあって、熱烈な「がんばれ・がんばれ」の歓声が続きます。

知り合いの皆さんのグループの声掛けがあり、息の合ったご夫婦の声援も、そしておひとりの、見事な声掛けなどあって、それを眺めているのもまた面白く・・・。

沿道の声掛けに、わざわざ握手に駆け寄るランナーもあったりして・・・・



毎年のことですが、2万人のランナーの最後尾をゆく人のすがたを、この目で見届けるのを、いちばんの楽しみにしています。たいへんに感動ものです。

今回の最終ランナーは、伴走者のないおひとりでした。



このあとしばらくして、スタッフの皆さんは通行制限を解いて、通常の行き交いが可能になりました。

天候もすっかり日本晴れとなって・・・。ゴール地点まで・・・・。