延原時行歌集「命輝く」(第2320回)(神戸・平野の「烏原貯水池」をぶらり散策)

            
  延原時行「命輝く」歌集(第2320回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(231−8)痒み退くの歌、忽ちにの歌,中巻成る時の歌、命圏域の歌、以来の歌、実在関係の歌、知るの歌、この秋もの歌、今我やの歌、驚きぬの歌、京の地での歌、新時代の歌、妹背幸せの歌、何の徴ぞの歌、最深問題の歌、朝餉の歌、時代変貌の歌(2015年10月11日〜20日)。

    10月18日
          妹背幸せの歌二首

 一 我妻や箴言修行なしたるや病超へたる幸せなりき
 二 我もぞや父さんやって本作る声聴き励む幸せなるや

          何の徴ぞの歌六

 一 過日我本の礼言ふ教へ子に妻や張り付き一体と笑む
 二 このところ佛基対話の四拙著上昇健在何の徴ぞ
 三 滾々と心底にぞ泉湧く今中巻のフォト並ぶ我
 四 我妻やゼミ生達を歓待すかの日かの時ありありとあり
 五 米国の学会にてや我妻も一隅に笑むフォトや佳きかな
 六 深々と居間のソファにぞ身を沈め本つくる幸かくも和める

       ♯              ♯

今朝も上の歌(10月18日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。「ポスト核時代」を告げる朝の歌です。

    11月14日
           佳きの歌七首

 一 英文稿書斎のPC開きては読むうちに我深く眠りぬ
 二 いと深く眠りし我や目も肩も足もみなぞや気持ち良きこと
 三 妻と共闘看病に明け暮れし歳月疲れ取れし如くや
 四 昼餉にぞ思ひつきてや熱きカレーほうれん草のおひたしぞ佳き
 五 ここでぞや二首や記さむとっておき我が心のぞ思ひげにもや:
 六 我妻や絶後笑み増し示したる尻上りのや歓びぞ佳き
 七 法源や原爆をぞや超ゆる故ポスト核なる時代生むなり




昨日もOpen Theology で公開された延原先生の英文稿に誘われて、今年春先生より寄贈頂いた邦文論稿「『世界への愛』とプロセス哲学ーーホワイトヘッドの冒険ないし復活形而上学をめぐってーー」(桃山学院大学キリスト教論集第50号抜き刷り、2015年3月)など熟読三昧の一日でした。

さて、本日の写真も「烏原貯水池」の記録です。右回りのコースの半周分に続いて前回は中間点の「花の休憩所」あたりを収めましたので、今回は最終回で復路の半周分です。

秋の深まる池と山の絶景です。豊かに実った柿の実・・・ここでも野良猫にであって・・・。



池をバックにススキ、というのも絵になりますね。



終点の景色も得も言えず・・・。