延原時行歌集「命輝く」(第2315回)(神戸市邦楽倶楽部「第22回邦楽演奏会』於相楽園会館ホール)

            
  延原時行歌集「命輝く」(第2315回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(231−3)痒み退くの歌、忽ちにの歌,中巻成る時の歌、命圏域の歌、以来の歌、実在関係の歌、知るの歌、この秋もの歌、今我やの歌、驚きぬの歌、京の地での歌、新時代の歌、妹背幸せの歌、何の徴ぞの歌、最深問題の歌、朝餉の歌、時代変貌の歌(2015年10月11日〜20日)。

    10月13日
         中巻成る時の歌十四首

 一 大いなる平安我に訪れぬ中巻成るや心底まで
 二 我認む妻の痒みの退きしぞは近き御神委ねしゆえと
 三 これや告ぐ御思ひにそも生くるこそ尻上がりなる歓びありと
 四 生涯の果てに幸せ謝する妻絶後笑み増す尻上がりなり
 五 かくてこそ延原信子物語御国の調べ告ぐるものなり
 六 我妻や絶後笑み増し不思議やも宇宙真実証し往けるや
 七 真実や今生鏡見る如しされどその時知らる知るとぞ
   (備考:第一コリント13・12、熟読参照)
 八 我妻や宇宙真実歓喜のぞ尻上がりなる示し往きたり
 九 それ故に中巻作る只今や汝我と共歓喜妻げに
 十 只今はフォト並べては見入る我米欧学会友垣の旅
 十一 昨日も英文稿や今将に出ずるべしとぞ報せありたり
   (備考:Open Theologyよりなり)
 十二 米欧に旅人神学妻と共続けし果てにOpen Theology
   (備考:我が会心作地球に出でむ)
 十三 御神のエコゾイックス告ぐる我ホ氏の冒険復活と説く
   (備考:"Divine Ecozoics and Whitehead’s Adventure or Resurrection Metaphysics”)
 十四 誠にや宇宙真実尻上り鏡に見しも知らる知るとや

       ♯              ♯

今朝も上の歌(10月13日)に加えて、先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。新しいこの朝も、先生の晴朗で静かな歌!が届きました。 

    11月9日
         ポスト核時代の信の歌十七首

 一 英文稿耳目聊か惹かんかなポスト核のぞ時代開きて
 二 核時代地のエコロジー埒内の事象なりけりこれ神超えず
   (備考:神=神Ecozoics)
 三 されどもやあたかも核や法源を成すかの如き虚妄やありき
 四 ト氏がぞや「獣や撃て」とぞ呼号せし原爆投下一線や越ゆ
   (備考:人としての一線、文明の一線、原爆投下越えたるなり)
 五 越えてぞや平和憲法代筆し「我らは」と言ひ「決意する」とも
   (備考:日本国憲法前文をみよ:「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存することを確認する。」)
 六 米国やこの「偽主体」の憲法を書きて如何にや汝基教徒や
 七 正しくや代置宣教学こそや文化の奪取なしつありたり
   (備考:Missiology of Replacementこそ原爆投下の「精神」なりき。この宣教学的背景なしに米国の広島・長崎への原爆投下は考えられるものではあり得ざりき:「おそくとも1910年エディンバラで開催された第一回世界宣教協議会(World Missionary Conference)の頃までは、海外宣教策定者たちは、非キリスト教諸宗教の瓦解とそれらのキリスト教による取り代わりを予期していた。ユリウス・リヒターのベルリンでの就任演説のクライマックスとなったせりふは、この独特の構想を表わす。―−『宣教弁証法は、非キリスト教的諸宗教に対抗して、キリスト教こそが唯一の道、唯一の真理、唯一の生命であることを示し、非キリスト教的諸宗教を立ち退かせ、代わって異教の国民生活の土壌の中に福音主義的信仰とキリスト教生活とを植え込むことを追い求める、神学の一分野である』」(ジョン・B・カブ、Jr.著、拙訳『対話を越えて――キリスト教と仏教の相互変革の展望』京都・行路社、43頁、参照)「代置の宣教学」と米国の究極兵器の投下の結合が「原爆教」の悲劇生みたるなり。二十世紀後半から今世紀にかけての「宗教間対話」、ことに「仏教とキリスト教の対話」の勃興隆盛は、この悲劇を解体するものにして、ここに「ポスト核時代」登場するなり)
 八 悲劇はぞ原爆教のなせし業地エコロジーの埒内違式
 九 汝が基教絶対主義の腐敗はや我が受容のや無明と一(alliance)ぞ
   (備考:「日本国憲法」前文に明示されたる如く。あり得べき「日本国憲法」前文には日本国の最も深き哲学思想、西田哲学の言ふ「絶対無」への誠詠はれるべきなりとは、我が確信なり)
 十 ここにぞや日米同盟最深の根源や在り悔悟すべしぞ
   (備考:悪にまみれし根源なるも)
 十一 無明をぞ恥ずるが故に「空至誠」まします神の「至誠なれ」聴く
   (備考:ここに佛基対話の只中から新基教誕生するなりとは、我が主張なり)
 十二 これやこそ地エコロジーを後にせる「神Ecozoics」にぞ聴く我が姿 
 十三 ここにてや偽法源の原爆もその文言の「憲法」もなし
 十四 米国よ汝汝が基教純とせよ我や生きなむ御友神学
 十五 御神や「空に至誠にいます」故「至誠なれ」とぞ御友告げ給ふ
   (備考:マタイ5・48、ヨハネ15・15、熟読参照)
 十六 これやこそポスト核のぞ新時代我らの信や「神Ecozoics」げに
 十七 この信や英文稿に横溢す核体制は主題とはせず
   (備考:核我が「真の主題」に非ざる故なり。しかるゆえ英文稿本文核に一切論及せず。ただ注記にのみ地エコロジー内の一事象としてや、核投下の可能性現るなり)
  
           英文稿の歌四首

 一 英文稿地球の法の法源や「神Ecozoics」とぞ我詳論す
 二 この類未だなき故恐らくや燎原の火と関心燃えむ
 三 国々は核恐れ合ひ核を持つ核それ故に法源ならず
   (備考:これ我核の相対化と言はむ。相対的なるもの法源ならず。文明の諸段階在り。以下の如し:①米国原爆投下の後、その勢ひを以て独立前の日本国に「平和憲法」を施与せり。この段階に於てや原爆少なくとも「日本国憲法」に対しては法源なりとのジェスチャーありき。②されどもソ中英仏印パ等も核保有せるに至り、核に法源の威厳なし。単なる戦争(被攻撃)抑止力なり。③ここに空隙あり:核抑止力の現状を超ゆる「法源」人類知らず。この現状をオバマ米大統領は「米国は世界の警察官にあらず」と表現せり。④英文稿「神Ecozoics」を提言せるは、この現状を打開なすなめなり:即ち「核抑止力」の現状にその目的なる法源「神Ecozoics」あるを知る時、人類文明新しき段階に進み得るなり。これポスト核時代なり。⑤この段階に至りて人類初めてトマス・ベリー言ふ「Ecozoic Era」(エコ生代)形成の「偉業」に従事邁進なすを得。いまはその前夜なり。⑥その中において宗教間・文明間対話枢要なり)
 四 核よりも尊きものは何あらう「神Ecozoics」げに法源麗し



昨日の立冬は雨模様の一日でした。

古くから尺八に打ち込んでいる友人がいて、仕事場では「神戸市邦楽倶楽部」をつくって演奏活動をして、あの20年前の神戸の大震災の翌年には、市民向けの第一回の演奏会を、私たちの長田区で開いていただきました。

以来年年歳歳市内各区で演奏会を開催し、近年は相楽園会館ホールを会場にして、つつじの季節ともみじの季節に、少々贅沢な演奏会がつつけられています。今回は22回目で、毎回お招きをいただいてきました。

今回は、中朋会・中春長子社中・生田流新弦社・春能会の皆さんの賛助出演があって、会館から見下ろす雨に濡れる見事な庭園も素敵でした。

早速プログラム1「編曲八千代獅子」

次は「故郷の花」

三番目は「楫枕」

四番目は「四季の柳」

ここで恒例の中入り休憩:童謡や唱歌を尺初の演奏に合わせて・・・
そして会場には「くがの家」によるドリンクサービスも・・・

プログラム五番目は「秋の言の葉」

六番目は「新娘道成寺

七番目は「加賀の月」

最後に「清流」

今年の演奏会も楽しませていただきました。たっぷりと3時間・・・。

この日、日曜日の午後でしたが、雨のために相楽園は閑散としていましたが、もみじも美しく、これらは次回にまわします。