延原時行歌集「命輝く」(第2273回)(神戸元町の南京町「中秋節」と名月と)

            
  延原時行歌集「命輝く」(第2273回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(226−9)対話学の時代の歌、御声よの歌、御友示さるの歌、本や成すの歌、如何にもやの歌、驚けり、平和理法の歌、二つの力の歌、日ノ本基教復活の歌、超ゆの歌、新基の歌、なにかしらの歌、脈々の歌、補遺の歌、朝まだきの歌、法源やの歌、ひと時の味の歌、一文の歌(「風の歌に因んで」添付資料:8/25)、御友摂理の歌、人はそもの歌、神至誠の歌、御復活燃ゆる炎の歌、歓びの道の歌、一生仕事の歌、かりにもやの歌、皆の歌、委ねの日の歌、書の機嫌伺ふの歌、神御友学の歌ーー「滝沢原事実論」を超えて、成るの歌、面白しの歌、手直しの歌、歓び途切れなしの歌、「在る」「成る」一致の歌(2015年8月21日〜31日)。

      〇(8月29日)書の機嫌伺ふの歌十首

   昨日やジュンク堂にぞ赴きて我らが書籍機嫌伺ふ

   復活書三ヶ所にてや機嫌よし良寛書もや二ヶ所にてあり

   どうもぞや当今書物時代とぞクロスせるもの好まるる如   (備考:『永続敗戦論』の如し)

   小島屋で天へぎ啜り考ふや次著の趣向も出でにけりかも

   知的なる切込みありて書は佳しと思はるるぞや主題時代に

   主題にぞ切込みてもや時代には言及なき書面白からず

   安倍談話意外に人気好しとぞや立読み本に教へられしも

   イランとぞ仲直りなす米国や何を狙ふやオイルガス核?

   深夜にぞメールありたり英文稿興味示さるオンライン誌や(備考:我がクレアモント学会ペーパー”Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"なり)

   時代とは面白きもの我が主張強く出だせば話進むや

         神御友学の歌
         ーー「滝沢原事実論」を超へて三十首

   神人の不可分なるの原事実不可分空に神人至誠ぞ

   不可分に神人至誠存在論いまだ価値論出でぬその前(備考:大乗仏教存在論の境位を「空即縁起」と言ふなり。これ神も物(人)も含むなり)

   問題はこの存在論の境位にや御神至誠自覚なるやと
(備考:これ価値論の現出なり。①不可分=空に御神も人(物)も至誠なるほか存在すること能はずなるを、存在論的至誠言ふなり。②この存在論的至誠の境位に対して自覚なすを、自覚的至誠と我言ふなり。自覚的至誠より価値論始まるなり)

   されどもや我ら人はぞ自覚的至誠示さず無明なりけり(備考:神も人も空に対して至誠なるほかあらざる存在論的至誠――仏教にてや、神も人(物)も一切が「空即縁起」の法則に従ひてほか在ること得ざるがこれなりーーがありたる上にて、これを自覚なせること肝要なるに、人自覚なさず、これ無明なり)

   かくしてぞ神人不可同成立す神至誠なり我ら無明ぞ
   (備考:これ御父の境涯示すものなり)

   然るにや御神我らに至誠なれ声かけ給ふ不可逆や成る

   御神の不可逆の声誠にや空より出ずる神示す御子

   神示す御子とはつまり御友なり御父より聴き我らに伝ふ
   (備考:マタイ5・48、ヨハネ15・15、熟読参照)

   御父より聴きてやなべて我らにぞ伝へつつこそ友よと呼ばる   (備考:恩寵摂理なり)

   不可逆やげにや御友の事にして空至誠なる御父の御声

   かく見れば不可分や空神至誠人と不可同不可逆御友(備考:①宇宙の存在論の次元にて神も人も空即ち不可分に至誠なり。②「不可分」神の属性にあらず、神も人もそれに至誠なるほか存在できぬ実在なり。③己がかくあることによってしか存在できぬ「存在論的至誠」をそれとして自覚なすこと、これ「自覚的ないし態度的至誠」なり。この次元において神人「不可同」なり:神至誠にして我ら無自覚無明なる故なり。④されど、御神「汝至誠たれ」と呼びかけ給ふ。これ「不可逆の恩寵」なり。⑤不可逆の恩寵にてあり給ふ御方御父なるも、そのことをしかと見て我らに告げ給ふ御方「御友」なり)   

   恩師のぞインマヌエルの原事実三相省察御友に至る
   (備考:三相とは、不可分不可同不可逆なり)

   恩師はや長年バルト「イマヌエル」イエスに在りて成れる批判す(備考:バルトはインマヌエルの原事実はナザレのイエスの出現における永遠のロゴスの受肉によって初めて生起したものの如く言ふも、誤りなり、実は、「永遠のロゴス」イエスに先行せる「インマヌエル」なり。これ「インマヌエルの原事実」なり、とは、恩師生涯の御主張なりき)

   されどこれ神根底の存在と御友生成混同せるや(備考:恩師におきては、さりながら、「存在」次元と「生成」次元の混同あり)

   神根底存在論の深みより空無自性と仏教教ふ(備考:神根底に「空無自性」ありてこれに神至誠なり給ふことから、存在から生成への移行冒険始まりたり。恩師に於いてはこれなし:もともと「不可分」を神の属性と取り給ふゆえなり)

   空至誠神も人もや存在中未だ生成現れずして

   空至誠成すや間髪容れずして本覚の神顕れ給ふ

   仏教やこの境位言ふ阿弥陀仏方便法身価値根源ぞ

   我ら人存在論的至誠をぞ与えらるるに覚りなしぞや

   御神や不可同越へて我らにぞ至誠なれやと呼びかけ給ふ

   これはしも御神誠不可逆の御恩寵なり御友体現   (備考:御友御父を体現す。「我と父とは一つなり。」)

   原事実存在論の次元より如何に生成出で来れるや

   この問ひに恩師答へず何故ならば原初不可分空と見ぬ故

   不可分を空と見てこそ御神の至誠存在覚るや見ゆる

   かく見へて初めて我ら無明にぞ汝至誠たれ御声出ず聴く

   御声はぞ神人不可同越へてぞや至誠なれやと御友切々

   これはしも御友不可逆慈悲の声有難きかな有難きかな

   恩師そも神人学に中間底(史的形態)含まぬとぞや述べし不明も   (備考:『純粋神人学序説』272頁、参照)

   含むやは潜在的と現実的両つあるなり孰れも可なり

   存在の次元よりして生成へ冒険せるや神御友学


       ♯              ♯


今朝も上の歌(8月29日)に加えて、先生の最新のメルマガ「風の便り」で届いた歌を収めます。日々の「短歌神学日記」、目をみはるばかりです。


     〇(9月23日)「神Ecozoics」の時代現前の歌二十首

   幾星霜辿りて成りし我が思索世界の友に示すや嬉し
(備考:一作”Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics"なり)

   ベリーがぞEcozoic Eraと呼ぶ時代形而上学へと考究す

   空に神至誠まします故にこそ至誠なれやと命法や在り

   佛基のや対話に見たる命法(いのちのり)空なるエコに神誠こそ

   至誠なる御神にして至誠なれ宇宙命法(ゾエ―)生まる尊し

   尊しや天父の如く汝も又至誠なれやと喚ぶや御友ぞ   (備考:マタイ4・48、熟読参照)

   しかもぞや無明の我ら喚び給ふケノーシスなる冒険御友

   極みまで下りて我ら底よりぞ共甦り成さしむ御友

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱)

   我妻の絶後笑み増し見し我や宇宙命法御友と覚す

   ホ氏の言ふThe Great Companionぞ真中とや認めたるこそ時代の学や

   実在や「不一不二なる現れ」に冒険ありて変容す(冒険:ホ氏や言ふ:”In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295])

   かく見たるホ氏の慧眼卓抜や宇宙真中や冒険御友

   現れやそもパウロ言ふ「Ophthe」(現れたり)よIts Unity of Appearance復活不二ぞ(備考:第一コリント15・5−8:「キリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、ケパに「現れ」、次に、十二人に「現れた」ことである。そののち、五百人以上の兄弟たちに、「同時に現れた」。その中にはすでに眠った者たちもいるが、大多数はいまなお生存している。そののち、ヤコブに「現れ」、次に、すべての使徒たちに「現れ」、そして最後に、いわば、月足らずに生まれたようなわたしにも、「現れた」(ophthe・オフセー)のである」)

   現れやカント「現象」言ふよりも「復活」御友言ふや見事ぞ(備考:これホ氏の”its Unity of Appearance”言ふ時の含蓄なり)

   愚かにも人類(ひと)宇宙をば今生の住処とせしも天地無辺ぞ

   これをこそ「神Ecozoics」とぞ我言ふやその姿こそ世のエコロジー

   世の人や世治むるに核のほか威力なしとぞ何故思ひしや

   それはそも「神Ecozoics」のぞ無智ありて代替物を欲したるなり

   されど今その必要やもはやなし「神Ecozoics」のぞ時代現前







昨日午後は神戸元町南京町の「中秋節」へ・・・大衆的な「北京飯店」で・・・「店長のオススメ」に乗って・・・。


今年も高校生たちの迫力満点の「龍舞」や「獅子舞」もあり、お祭りは今日まで続きます。好天気にも恵まれ、どのお店も行列ができて賑わいを見せていました。


夕刻には大相撲の千秋楽・・・、いちど大阪場所で大関だったころの鶴竜と肩を並べて歩いたということもあり、いらい横綱鶴竜のファンになり・・・、見事優勝の場面をテレビで見て・・・。


食後は、ぶらり散歩で「中秋の名月」を愛でて・・・・。


ここでは、昨日の須磨アルプスに沈む夕日と同時刻に上る満月と・・・そして、ボクのカメラでは精いっぱいの「中秋の名月」などを収めます。


今朝は、雲一つない快晴・・・いま大きな台風21号が沖縄・台湾を襲っています。