延原時行歌集「命輝く」(第2263回)(

            
  延原時行歌集「命輝く」(第2263回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(225−9)宇宙真中の真の歌、黙々の歌、朝毎にの歌、御友尊しの歌、今朝もまたの歌、地球の法の歌、米国やの歌、ふとの歌、文明論の歌、我妻や燦の歌、脱皮の歌、開眼新たの歌、朝餉の祈りの歌、何ともやの歌、原爆神学の罪の歌、楽しの歌、道や明らむの歌、我見しの歌、「神Ecozoics」あらましの歌、昨日もの歌、国甦るの歌、妻も祖国もの歌、世の国やの歌、朝夢にの歌、朝からやの歌、別問題の歌、事の次第の歌(2015年8月11日〜20日)。

       〇(8月19日)国甦るの歌四首

   日ノ本の国の玉音一瞬に天籟聴きし胸に御友ぞ

   もろともに滅し往くその心をば君「護持シ得テ」国甦る

   これ程の鼓舞ぞ誠やなかりけり忠義愛民劇中御友

   我や聴く御友御声や日ノ本の滅私不滅の岸辺只中(備考:「今一度網を投げよ。」(ヨハネ21・6)網投ずペテロの業やポツダム宣言受諾に赴く君や為すなり)
 

        妻も祖国もの歌十首

   我妻や万事苦節やありたるも生涯の果て幸次ぐ笑みや

   ノーちゃんな幸せ絶頂何でやと我の聴きしに皆やり呉れる

   これ皆や今や中巻かかりおり本作る幸妹背一体

   この頃や我やひたすら思索すや日ノ本の国甦ること

   復活の省察本やかくてこそ妻も祖国も含み御友と

   十五日民も君もの彼の一瞬静かなりけり御友と共に
  
   原爆の宣教学や炸裂も御友いませば心和みて

   何にせよ神空にぞや至誠なるこの宇宙なり原爆あるも

   原爆を法源となし憲法や作られけるも神至誠活く

   神の如米国申すきのう今日「汝神の如」(Eritis sicut Deus)背負ひ倒れむ   (備考:創世記3・5、熟読参照:蛇の誘ひの言葉なり)

        世の国やの歌十首

   世の国や孰れが善きか武と智では原爆国や神至誠無智

   敗けし国一兵卒も日記書く驚きてこそ文学研鑽
   (備考:ドナルド・キーン氏の生涯なり)

   主イエスのや深き御旨を原爆のパワーに呑まる米国知らず

   二男がやそも戦死せるホ氏やこそ御友神学傑作や成す
   (備考:See Whitehead, PR, 351)

   宇宙はや今生だけに非ざると悲劇と共に恵まるる智慧

   勝つ者や存分に勝てただし知れ所詮今生埒内のこと

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:復唱)

   かくなれば「永続敗戦論」書きし君永続ならず暫定かもよ
   (備考:白井聡『永続敗戦論』太田出版、2013年)

   「戦後史の正体」もぞや米圧力宇宙真相ごくごく一部   (備考:孫崎享『戦後史の正体:1945−2012』創元社、2012年)

   敗戦の土壇場にてや「護持シ得テ」道ぞ拓ける国住むは佳し

        朝夢にの歌六

   朝夢に復活歓喜溢れけり「アンセルムスと仏教智」出さむ
(備考:数年前に完成したる英文著刊行の決意朝夢の中に出ず。我畢生の作なり:Anselm's Argument and Buddhist Wisdom)

   この作に神学頂点仏教智逢い結びてや新世界あり

   太平洋怒涛荒波和めよと御神やそもこの作賜ふ

   テキサスの基教大学赴任せる我始めしや両学の一(備考:Texas Christian University Brite Divinity Schoolにて1982年、前任校Katholieke Universiteit te Leuven (Belgium)より転任せる我、組織神学とWorld Christianity講じ始めし時、アンセルムスの神の存在論的証明と仏教智の比較研究始めしなり。以来三十三年、漸く我が畢生の作形成したる昨今なり)

   さまざまの人生の波潜りてや妻甦り我やこの作

   何人もほかに成さぬやこの作や太平洋の波鎮めんと
 

       朝からやの歌十首

   朝からや野菜たっぷり麺麭食す最後に西瓜乙なものなり

   この夏や毎日西瓜絶やさずや至極快適過ごし来にけり

   善き事は西瓜食するうちにてや我や一息入れて在る事

   米国と付き合ひきしや百年余慌ただしきや西瓜時佳し

   西瓜時必ず手帳片手にぞ歌詠む我や沈思深々

   米国の日本経たうえ中国に向かはんとのや欣求激越

   これやそも西部開拓はるか越ゆ両学の一西瓜時佳し

   中国に深入り為すや危険とはかつての時に身に沁みにけり

   米中は地上覇権ぞ欣求せる我や西瓜で両学の一

   何となし日ノ本風を好みてや米中韓帰化の人あり

       ♯              ♯

今朝も上の歌(8月19日)に加えて、メルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます・・・、と続く所ですが、昨夜のお電話では、週末より始まる「日本ホワイトヘッド・プロセス学会」の第37回大会(今回は北海道大学で開催)があり、しばらく「風の便り」はお休みのようです。

『復活の省察(上巻)』の上梓より間もなく一年、「中巻」の準備もほぼ煮詰まりつつある中、そこに収まる予定の「歌集」のうち本年2月より9月までの歌を印刷し終えて、今回の大会にそれを懐に抱えておでかけのようで、何とも楽し気でした。

そんなわけで、ここ数日は「今日の歌」はおやすみです。









昨日もご近所のお宅のサボテンの花が一輪咲いていて撮らせてもらいますた。上の写真は、このお宅の近くのお家の花などです。

昨日のぶらり散歩で、彼岸花が一斉に咲き始めていて、驚きました。赤白すこし多く撮りましたので、本日はそれを収めます。







もう一枚、20年前の神戸の大震災で黒く焼け焦げた一本の樹がいまも大地にしっかと活きている姿を収めます。近くにはほかに数本目に留まります。感動ものです。