延原時行歌集「命輝く」(第2257回)(ぶらり散歩「兵庫運河」)

            

  延原時行歌集「命輝く」(第2257回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(225−3)
宇宙真中の真の歌、黙々の歌、朝毎にの歌、御友尊しの歌、今朝もまたの歌、地球の法の歌、米国やの歌、ふとの歌、文明論の歌、我妻や燦の歌、脱皮の歌、開眼新たの歌、朝餉の祈りの歌、何ともやの歌、原爆神学の罪の歌、楽しの歌、道や明らむの歌、我見しの歌、「神Ecozoics」あらましの歌、昨日もの歌、国甦るの歌、妻も祖国もの歌、世の国やの歌、朝夢にの歌、朝からやの歌、別問題の歌、事の次第の歌(2015年8月11日〜20日)。

       〇(8月13日)地球の法の歌二十首

   今にして世界識者や覚醒す原爆投下恐るべき罪
(備考:ロシアの下院議長ナルイシキン氏は、5日、広島、長崎への原爆投下は「国際法廷で裁かれるべきだ」と言ふ考へを明らかにしたる如し。朝日新聞デジタル8月5日付)

   恐らくや三度目あらじこの罪や玉砕国家罰す驕慢

   国にぞや一億玉砕捧げむと心定めし大和し恐し

   トルーマン真珠湾のぞ報復や果たさんものと投下決せり

   さりながら単に報復ならむかや戦(せん)ならぬ戦見しの戦慄

   かくてぞや基教の傲り遂に罪犯してやこそ自己葬れり
(備考:ドストエフスキー罪と罰』にてラスコーリニコフ叫べり、「僕は老婆を殺したんじゃない、僕自身を殺したんだ!」米国基教廣島、長崎への原爆投下と共に死せり)

   新しき基教生まれし佛基のぞ対話最中や御神真実

   御神はや空に至誠にいます故逆説的に至誠喚起す

   この一首我が神学のさわりなり空に至誠の御神明らむ

   空はぞや空自らを空ずなり仏教最深真理なりけり
(備考:我この夏のクレアモント国際会議:Seizing an Alternative: Toward an Ecological Civilization, at Pomona College, USA, June 4-7, 2015の部会にて発表、強調せり:「仏教の空、仏教のみの真理に非ず、それ普遍的真理にして、当然ながらキリスト教にも内在せり、三位一体の根底関係性=ペリコレーシス=なり」。我が論、インド人友方大いに頷きたり。我更に述べたり:「インドは世界文明に大いなる貢献せり、空の教えによるなり」と。インド人友方、狂喜せり。我頬笑みぬ。そこでさらに問ひあり、「ホワイトヘッドではこの問題如何」。我答へたり、《空はホ氏では創造作用なり。Creativity is devoid of character (創造作用は性格あるなし、無自性なり)。而して、神は、創造作用の原初的性格付けにして、創造作用の「出来」(outcome)、 「秩序の基礎」(foundation of order)、「新しさへの激励」(goad towards novelty)なり(PR, 88)。これあたかも、神エコ(根底)に至誠故、至誠心を喚起すべしとの、我がDivine Ecozoics理論と合致するに非ずや》と。友方大いに賛同されたり。我が理論、恩師ジョン・カブ教授のホワイトヘッド的仏教神学の著書『対話を越えてーーキリスト教と仏教との相互変革の展望』(拙訳:京都・行路社、1985年)に深く学びたるものなり)

   しかもぞや三位一体御神のぞ一体神秘ペリコレーシス
   (備考:ペリコレーシス=循環・関係性・空無)

   かく観じ佛基対話の最中より基教や誠再出発ぞ(備考:佛基対話の時代的意義此処に在るなり。それ以前と以後とでは、基督教理解異なるなり。それ以前の基督教原爆基督教なり、GHQ基督教なり。基督教これなるなれば、日ノ本受け入れざるや明らかなり。この点では、伝道不可なり。我、それゆえ、ホワイトヘッド的御友神学の歌にて伝道しつつあるなり、いと楽し。日ノ本基教「事柄が何たるか」目覚めおらぬ如し。空への目覚め、包括的ロゴス御栄(ヨハネ17・24;ヨハネ1・1・第二項)への覚醒たる「復活」なり。復活信仰原爆超ゆるなり。これこそ新しき伝道の主題なり、我が歌の歓びなり)

   我やそも基教真理の再把握元に論ぜし神Ecozoics

   これ誠エコロジーのぞ新基軸神根底(エコ)に至誠故喚ぶ

   招喚(Beruf)や近代基教核心ぞその深奥や神Ecozoics

   この理法米原爆の投下のや基教論拠ぞそも論破せり

   我信ず基教の基召命をはるかに超ゆるエコ至誠神(備考:我言はん:新教基督教「召命」中心にせる故、今にして考ふなら、浅き教えなり。その内奥「神Ecozoics」知らぬ故なり。この限りでは、新教いまの新しき時代に「メッセージ」知らず)

   その限り我が最新の英文稿原爆基教遥か超ゆるや
(備考:拙稿"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"参照)

   この事や学問上の理法にてあるなれど地球政治の基本匡すや

   原爆の投下理論や破れたり神Ecozoics地球の法ぞ

         米国やの歌二首

   米国や基教故にや優れしか否さに非ずそれ故に不可

   米国や新しき真見よや今神Ecozoicsに立処新なり

         ふとの歌五首

   我が中巻一歩一歩の省察や遂に原爆基教ふと超ゆ

   地球中大真面目にて核戦略画しおるともこれ使へぬよ
(備考:そこを見抜きつつ、国としてはその模様の研究は怠ることなく、断固政治折衝は往くべし)

   三度目の原爆投下神禁ず核など持ちて何の善きかや(備考:そこを見抜きつつ、各国の原爆心理学をよくよく研究しながら、断固政治折衝は往くべし)

   何故に搾取奪取を事とすや倫理なきなり覇者たる汝や
   (備考:国際政治における倫理性の問題を良く省察すべし)

   人生の目的やそも何なるか永久の命を得んとぞやこそ
(備考:ヨハネ3・16:「神はその独り子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで永遠の命を得るためである。」倫理性の底に永遠性の省察なかるべからず)

        文明論の歌八首

   これからや玉砕国家出ずるなし核兵器こそ無用長物
(備考:注意すべきは、かかる状況なるも、無用長物「核」を持たんとする国際政治心理学を研究する必要性なり。恐らくNuclear Sharingのごときジェスチャーの段階に国際核政治進みつつあるならむ。核に真面目なる国ほど、民生貧困ならむ)

   ただしぞや中国内紛如き時天安門的気質危ふし
(備考:これその国の文明論的主題なるべし。救済の問題ならず。かつて宮沢内閣それ徹見し得ず)

   恐らくや御友神学チベットに根づくやあらむ新文明ぞ
(備考:抑圧粉砕にめげずペンテコスタル・ビジョンの仏教民族にあらばの話なり)

   米国の基教文化や信頼性原爆論にかかりおらんや
(備考:殲滅の論理キリスト教絶対主義に、忖度の論理宗教間対話に即応せんか)

   要はぞや復活省察励むかや文明正にここにかかれり

   世界をぞ神のからだと見ると言ふ霊体なしと見くびるな君

   英文稿世のエコロジー語る前神Ecozoics思へ述べしや
(備考:これ拙稿"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"の主旨なり)

   今こそや地球の法を覚るべし神Ecozoics省察の道

        我妻や燦の歌四首

   我妻や一切謝して絶後笑む優れる宝何処にぞある

   汝やしもかくて岸辺の主に在りて御友御業に仕えゆく如

   天の愛地に注ぎゆき天還る御友御業や麗しき哉
   (備考:ホ氏も書けり:PR, 351)

   麗しき御友御業に与りて我妻の笑み永久にぞや燦

       ♯              ♯


今朝も上の歌(8月13日)に加えて、メルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。


       〇(9月12日)人心やの歌十首

   人心やポストナショナル時代にや原爆去りて「神Ecozoics」に燃ゆ
(備考:原爆やナショナリズム、ことに基督教絶対主義的ナショナリズムの時代の産物なりと、知るべし)

   我が理法地球法源探るにや形而上学短歌によれり

   普通にや滅すればぞや終りなり原爆教の陣地これなり

   されどもやこれでは価値の逆転やあり得ざるなり希望なきなり

   今の世が面白からず思はるる最大原因ここにあるなり

   故に我原爆教を断罪す「神Ecozoics」にぞ立脚せるも

   エコロジー極限までや思索せば世エコロジーを「神Ecozoics」超ゆ
(備考:神神の根底(エコ)なる空に至誠なる故、「至誠たれ」とぞ世界内的諸存在を招喚さることありてこそ、この世に命(ゾエ―)惹起さるるなり。ここに初めて世のエコロジー現るるなり。これぞ宇宙の道理なり。されど世界のエコロジー論者、この道理に注目せざるなり。人方世界を論ずるのみなり。そこに哲学的狭隘化あるなり。これ騒動の原因なり、無希望の理由なり。されど我、「神Ecozoics」に目を注ぐなり)

   ここにぞや形而上学醍醐味ぞ誠あるなり逆転やそも

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
   (備考:復唱)

   この世のぞ底の底がぞ飛翔すや御友我をぞ天父に運ぶ   (備考:なあ、ノーちゃん。そう、父さん、嬉しい嬉しい)

        今朝の思ひの歌四首

   今朝もぞや御復活のぞ万物に働きてこそ命と目覚む
   (備考:面白き朝夢なり)

   さてもさて英文稿の推敲や我が務めなり励まんかなや

   命道どこか外にぞ在るやなしこの一筆ぞこの推敲ぞ

   一筆に妻の視線もとどまりて我と共行く御友のつとめ

        宇宙愉快の歌三首

   我妻やいまわの際に謝せし故もう一言と思ふや笑みや

   誠これ宇宙の愉快示せるや絶後笑み増し麗しき哉

   友方や知り給へよや我ら道淋しき非ずエマオ道げに
   (備考:ルカ24・13−53、熟読参照)






昨日は、一昨日賀川記念館より預かった賀川関係資料に早速取り掛かりました。この資料は初見のもので、賀川豊彦直筆の日記(一部欠けていますが1927年から1935年まで)と戦後昭和27年のイエス団の社会福祉法人設立申請に係る重要資料で、丁寧に見ておかねばなりません。


ところで昨日は、掃除機の故障で部品を取り寄せ注文していた大型電気店まで、チャリンコに乗って20分ばかり・・・、そしてその帰り道、今度は自転車の故障で、馴染みの自転車のおじさんに後輪タイヤの取り換えをお願いしたりして・・・。


本日の写真は、電気店に行く途中で増田製粉の工場横の「兵庫運河」(上の2枚)と、少し離れた富士通テンの横を流れる大規模な「兵庫運河」(下の数枚)です。







兵庫運河を挟んで富士通テンの向かいにある小学校が浜山小学校ですが、運河ではボートを楽しむ人たちがいて、夏には小学校のボート体験教室もあり、昼間ここでごろりお休みの方々もあります。最近新たに整備されたスポットです。

美しいカモメも飛び交っています。