延原時行歌集「命輝く」(第2254回)(NPOまちづくり神戸の第5次東日本大震災支援・視察メモ8)

            

  延原時行歌集「命輝く」(第2254回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(224−10)
朝の思ひの歌、横心と縦心の歌、誠のやの歌、原爆とエコ神学の歌、驚くやの歌、命歌の歌、復活やの歌、よくもまあの歌,ホ氏がぞやの歌、宇宙にぞの歌、信の歌、これだけで佳しの歌、今宵こその歌、もしもぞやの歌、歓び先行の歌、万物再編の歌、一驚の歌、入歓喜の歌、暑しともの歌(2015年8月1日〜10日)。

       〇(8月10日)一驚の歌三首

   今日の日も妻古稀フォトを眺めては我感嘆す汝が笑み凄し(備考:ノーちゃん、凄いなあ、あんたの古稀笑み。おほほ、父さん、有難うね。嬉しい嬉しい)

   何時の日に汝が笑みかくも華やぎて病苦拭ふや我や一驚

   天来の恵みの笑みを浮かべ妻漫才話篤となしたり
(備考:2012年6月17日はあとふるあたごデイサービスセンタ―城北町スタッフ一同:「私達の寒〜い冗談にも笑って下さる信子様。いつも楽しい大阪弁のお話をありがとうございます。何時までもお元気でいて下さい。」)

        入歓喜の歌十首

   何が汝かくも嬉しや岸辺の主共にいませば笑みや零るる

   此岸をば彼岸に繋ぐ御友ありその歓びの絶へずしてこそ(備考:ホ氏も書きたり:”We perish and are immortal,” [PR, 351, 82])

   誠にや天地交互の宇宙のぞ真中御友を知りたる嬉し

   我妻の絶後笑みより学びては復活形而上学の旅

   この学びなくて如何にや復活の形而上学我に能ふや

   一生を終わりてこそや人や逝くなれど我妻実に入歓喜

   一言を書けばさらにぞ笑みや誉むもう一言や我が胸にあり

   それ程に我妻絶後笑み増すや泉の如く歓喜滾々

   人方や何を今更思ふらむ今更やなし今今の今

   思ひ出の古びゆくこそ今生の常やなれども天父前永久(とわ)   

        暑しともの歌一首

   暑しとも暑しにけりや素麺を湯掻きてミョウガつゆにて啜る   (備考:山葵効きて風味よし)

        御復活の歌十首

   本作る父さんやって言ひし妻御友の願ひ託し往きたり
(備考:2014年2月13日北越病院にて、祖父江八紀ドクターの「何したい」との問ひに「本作る」と答えて、ふと我に向き「父さんやって」と依頼せり)

   思へばやヨハネ誤訳のありし故御復活ぞや未だ知られず
(備考:ヨハネ21・15:『ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛するか。」日本聖書協会1954年改訳;「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか。」新共同訳)

   真実ぞ「これら一切よりも我愛するか」とぞ主は申されし

   恐るべき恥ずべき誤訳御復活宇宙真中の真なるや消す

   かくてぞや御復活はや日ノ本で「単なる望み」とぞや成れるや   (備考:第一コリント15・19、熟読参照)

   然る故宇宙真中の真はやこの国にてや人方知らず

   日ノ本の基教や誠何なるや「人たちよりも」の社会教げに

   それ故に宇宙真中の御友をぞ喜び告ぐる事ぞなきなり
(備考:日ノ本基督教に「伝道」なし。「道」とは「御復活=此処より天父の許まで往く道、すなわち岸辺の主御友と共なる飛翔」なれば)

   我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す

   汝が底や驚く莫れ汝と共天父飛翔す宇宙真中よ

今朝も上の歌(8月10日)の歌に加えてメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。

冒頭の歌にあるように、ハートフルでの奥様の古希のお祝いの折に撮られた笑顔を、ここに収めさせていただきます。


           


       〇(9月9日)いささかの的の歌八首

   英文稿二篇や嬉しそれぞれに最終稿を見るや連日
(備考:9月7−8日、Prof. Roland FaberとConviviality: Prospects and Challenges for Peace in a Multireligious Community [Lexington Books, forthcoming]編集最終段階につき、拙稿"The Problem of the Two Ultimates and the Proposal for an Ecozoics of the Deity"最終稿確認す。Prof. Joseph BrackenとOpen Theologyオンライン掲載につき、拙稿”Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics”推敲方針メール交せり。多忙なりき。今の我が最終稿推敲を9月29日までにとOpen Theology事務局より指定いただく)

   二篇がや出ずる時にやこの地球我が命法論いささかの的

   拙論や核体制を囲繞せる「神Ecozoics」描きてやこそ
(備考:もっとも「核体制を囲繞せる」とは本文中に片鱗も述べざりしなり。何となればそは歴然たる事実なればなり)

   隣国や何を思ひて軍事のぞパレードなすや経済危機に

   今生を超ゆる思ひやありてこそ感謝深甚人類(ひと)や生くるよ

   わが友ら何を思ひて英文稿世に出ださんと佑け給ふや

   拙稿が世に出ずるなど如何ぞあるただ御摂理と友のお陰ぞ

   ノーちゃんが仕合せやなあ言ひおるや天より聴こゆなあそうちゃうか   (備考:そやで)


        揺らぐことなしの歌十首

   我妻や絶後笑み増す見てやこそ「神Ecozoics」我想到す

   しかもぞや原爆教を超ゆるもの妻が笑みこそ教へにけりや

   原爆を如何に落せど妻の笑み揺らぐことなし我や覚れり

   人類(ひと)はそも偽宣教のなくばぞや原爆投下為すことあらじ
(備考:基督教絶対主義的偽宣教学、究極兵器と共に炸裂す。これ米国基教の涜神的現実なりき。ラインホールド・ニーバーこれを以てソ連と対峙しChristian Realismと言へり。そこに神理なし。今我これに代へて「神Ecozoics」提言す)

   落とす者絶後笑む者実にもぞや人類二型いずれや基教?

   原爆を落とす基教や日ノ本に骨の髄まで嫌われたるよ

   絶後笑み岸辺の御友称へ往く我妻実にも新基教の徒

   誠にや原爆教を超へてぞや御友と共に笑むや新教

   新基教「神Ecozoics」にぞ立脚す空神至誠よりぞ歴々(備考:仏教の空に至誠なる基督教の神、全人類に「かく汝も至誠なれ」と喚び給ふ。此処に新基教在り)

   新基教その道筋や英文稿明むるとは永久の幸なり
(備考:英文二篇この秋世界に向けて発信せんとす。復活基教の音信なり。喜ばしからずや)







本日は「視察メモ」の最終回です。三日目(9月1日)の午前中は、前回UPした「あすと長町」の仮設住宅の訪問を終えて、美しい定禅寺通のところの蕎麦屋さんで軽い昼食をとり、最後の訪問先の仙台市役所へ向かいました。

上の写真は、市役所前の噴水と、いわき市フラガールとおぼしきバスが市役所正面から出発する場面にでくわしてパチリ・・・。


早速市役所の5階、仙台市復興事業局にある生活再建推進部の生活再建推進室まで。

お仕事中ご多忙の中を、室長の佐藤俊宏さんと主幹の西崎文雄さん、そしてもうひと方と三人が特別のお部屋を用意して対応してくださいました。






20年前、神戸の大震災の折の神戸市役所・各区役所の職員の方々の、あのご苦労はいくらか存じ上げているつもりですが、この5年間の仙台市役所のご苦労をお聞きしてみようということで・・・

この部署で作成された最新の「仙台復興リポート」を用意していただいて、発災から避難所確保、避難所から応急仮設の建設と仮設入居者並びに借り上げ民間賃貸住宅居住者などのサポート、そして集団移転・宅地復旧・復興公営住宅の支援へと、営々と取り組まれてきたご経験を、わかりやすくお話しいただきました。

お話によれば、仙台市にとっては、発災当初より神戸の経験は貴重な道案内となり、現在も行政の役割を果たしていく大切な指針として学びつつけておられることなどお話になり、神戸・中越を越えて仙台の経験を、次に活かせるように「ただいま奮闘中」というところで・・・・。

現在も「約11%の世帯が住まいの再建方針について検討中」ということもあって、詳しい実態を把握するために、シルバー人材センターの30名ほどのスタッフを動員して各世帯を訪問して支援の方法を探りながら、各区ごとに情報共有のケース検討をすすめ、それぞれに「復興定期便」を発行して届けているーーといったお話には敬服しました。

ここでは、美味しいコーヒーまでいただいて、多くの事を学ばせていただきました。

大震災は、行政の方々をも大きく変貌させました。

今回の三日間の取り組みで感じたことは、仮設自治会の皆さんも、この行政の担当者の皆さんも、これまで数多くの困難な経験を乗り越えてこられた自信と、次につながる新たな意欲を抱いた美しい笑顔が印象深くありました。

私たちの「NPOまちづくり神戸」では、これまでの5年間のとりくをまとめて、全国に発信していく準備に取り掛かります。

それは、今秋11月28日「あすてっぷ神戸」で開催予定の「第5回地域人権シンポ」(テーマ「東日本大震災からの提言ー人間が輝く復興を目指そう」において明確にされていきます。


私たちは、仙台市役所の懇談を終えて、仙台空港より神戸空港へ向けて出発までにたっぷりと時間があり、おもいたって雨の中を「仙台城跡」まで・・・。伊達政宗が天然の要塞である青葉山に築いた城・仙台城内をぶらりぶらり・・・。







午後7時45分、仙台空港hを発って、神戸空港には9時10分着。



視察メモは、これで終わりです。