延原時行歌集「命輝く」(第2250回)(NPOまちづくり神戸の第5次東日本大震災支援・視察メモ4)

             

  延原時行歌集「命輝く」(第2250回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(224−6)朝の思ひの歌、横心と縦心の歌、誠のやの歌、原爆とエコ神学の歌、驚くやの歌、命歌の歌、復活やの歌、よくもまあの歌,ホ氏がぞやの歌、宇宙にぞの歌、信の歌、これだけで佳しの歌、今宵こその歌、もしもぞやの歌、歓び先行の歌、万物再編の歌、一驚の歌、入歓喜の歌、暑しともの歌(2015年8月1日〜10日)。

      〇(8月6日)宇宙にぞの歌七首

   宇宙にぞ御友招きのなくばぞや希望ぞなきや今生の果て

   昨夜はぞホ氏の一節読みてはや思索の歌や認めにけり

   幸ひに深き眠りの与へられ思索嚙みしめ朝を迎へぬ

   我妻の歓び一生尻上がり認めしや我心躍るも

   心はや躍りつ我やつらつらとホ氏の行文確かめゆくや

   確かにぞpragmaticの一語にぞ御友表す叡智輝く

   この行文遂には御友「摂理」論繋がりゆくや心躍るも
(備考:以下の一節なり:"For the kingdom of heaven is with us today. The action of the fourth phase is the love of God for the world. It is the particular providence for particular occasions. What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands” [PR, 351]. )

        信の歌二首

   いと近き御友に一切委ねたる我妻の信笑み往くの幸

   この信や痒み取れたるのみならず滅して不滅死ぞや取れしぞ
(備考:なあ、ノーちゃん、凄いこっちゃ。父さん、有難うね。嬉しい嬉しい)


            ♯              ♯


今朝も上の歌(8月6日)に加えて延原さんのメルマガ「風の便り」で届いたトレトレの「今日の歌」を収めます。

上の歌も今日の歌も、どれもこれも、ご自身のいわれる万事「しり上がり」の日々の讃歌です。

あの転落大事故のときまでは、奥様はいつも隠れておらる感じがいたしましたが、あの時からは奥様が、俄然表に出てこられました。

さらにあの「笑み増し」以後のご夫妻は、祝福のうちにさらなる新しい時を歩んでおられます。


      〇(9月5日)御復活の道の歌十首

   御復活二現象のぞ物語我妻絶後笑むや御友と

   復活本歓びの内贈れるもほぼなべてぞやなしのつぶてぞ

   恐らくや一本読むに幾か月掛ると友の言ひし如しぞ

   御復活深き陰府落ちありし如妹背本もやその道や往く

   生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ
   (備考:復唱)

   ことにぞや原爆教のこの世界脱し往くこそ甦り道

   御神の空至誠なる甦りありてこそぞや「至誠なれ」あり

   我妻や絶後笑み増し証しすや岸辺の御友甦ります

   広島にピカドン落ちし時以来地球上にや黒雲ぞ垂る

   御復活御光あふる華やぎて我妻の笑み輝き示す

        地球神学刷新の歌十一首

   米国の人方知らず核戦略初発の投下基教歪めし

   それが故それ超ゆる神何らかの手法用ひて明らむべしぞ

   この点に抜かりあらばや史上初涜神国家汝やそれなり

   我やこそ英文二篇もちてこそ神学刷新果たしにけりや
   (備考:これ地球の神学者としての責務なり)

   前巻や復活誤訳指摘せり縦構造の福音歪む
(備考:ヨハネ21・15に関して「ヨハネの子シモン、これらの物一切よりも我愛するか」との御友の御声を「この人たちのなすよりも我を愛するか」との横構造・ヒューマニズム・愛の競争主義へと改変変質なしたるなり。この点、聖書協会訳も新共同訳も「世紀の誤訳」なり)

   中巻や原爆教を排すなり「獣空爆」の偽宣教とぞ

   神学や刷新さるる暁にゃ「神Ecozoics」にぞ立たざるを得ず

   さもなくば幾多の国や「原爆教」イデオロギー(虚偽意識)と為すやあらむも(備考:ト大統領の決断、万国が検証すべし。広島・長崎以来の「核汚染時代」を脱するためなり)

   さりながら一点我ら覚ゆべしパールハーバー獣の業ぞや(備考:真珠湾の博打的戦略は、おそらく織田信長桶狭間の攻略戦法に淵源せん)

   人だれも心に深く懺悔して空神至誠仰ぐべきぞや
(備考:「至誠」とは神根底に神至誠なる内省のことなり。御神の至誠を我が至誠となすこと、信仰なり)

   勝たざれば国浮かばれぬ思ひてや誠に背く人類(ひと)や悲しや

       過日もやの歌二首

   過日もや書籍参りをなしにけり妹背三ヶ所笑みやありたり
(備考:妹背本『復活の省察』(上巻)表紙に我らふたり笑むや嬉しや。それにしても、ジュンク堂三ヶ所展示いただく。あまりのことやなあ、ノーちゃん、すごいなあ。そう、父さん。嬉しい嬉しい)

   有難し有難しにや有難しジュンク堂にて妹背本笑む

       驚きぬの歌四首

   驚きぬカブ著「祈り」ぞ急上昇妻と訳せし日々懐かしや(備考:ジョン・カブ著、延原時行、延原信子共訳『とりなしの祈りーー物語形式のプロセス神学』東京・ヨルダン社、1990年、アマゾンにて急上昇、9月4日付:216,714位、教義神学:56位なり)

   かの時やクレアモントの寓居にて妻下訳し我推敲す   (備考:翌1991年春敬和学園大学に赴任す) 

   ふたりして一書訳出完成を祝ひて乾杯秋の日うらら
(備考:1990年9月の或る日、クレアモントの「ヴィレッジ」(銀座)のなじみのアフガン・レストランにての事なり)

   奥様の下訳なかなか風味あり言ふ話やでそおああ恥ずかし







標記の視察交流のメモ書きの4回目です。

冒頭のフクロウの彫り物は、これまでお訪ねしたどの仮設住宅にも据えられていて、この南蒲生のまちにも、町内会の一員のように、大切に置かれていました。

集会所の中には、まちの歴史と文化、大震災・大津波の惨状・復興まちづくり歩み、そして目指す目標と課題、といった「活きた資料館」が詰まっていました。




ここには初期段階から、住民自治をサポートする専門のコンサルタント(「都市デザインワークス」)がかかわり、地道なワークショップなど町民の声をと意向をまとめ、困難な諸課題を探ってきていました。

上の資料は、平成25年3月に南蒲生町内会のまとめた『南蒲生復興まちづくり基本計画』と南蒲生復興まちづくり推進委員会の実施した2014年7月19日〜21日の『中越視察研修報告書』(15頁)です。


仙台平野にひろがる水田とそこにうかぶ居久根(いくね)集落は、大津波で壊滅的な被害を受けても、いま再び「杜の都<新しい田舎>」を目指して意欲満々でした。

今回訪問する前にネットで「南蒲生復興部」を検索して、ここのHP http://minami-gamou.com/facebookを見て、おおよそのことは学んでいたつもりでしたが、じかにこうして視察交流をして学びあうのは、お互いに大きな経験となりました。

今年(2015年)3月16日には、国連事務総長のパン・ギムン氏がここを訪問したことなどもHPに写真入りで載っていました。


最後に、見事に実った稲穂や実験的な大型養液栽培施設などの写真を数枚収めて、初日の視察メモを終わります。












今回も付録に、昨日のぶらり散歩の写真を収めます。