延原時行歌集「命輝く」(第2234回)(兵庫運河・材木橋)

             

  延原時行歌集「命輝く」(第2234回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(224−1)いと嬉しくもの歌、和平憲法の歌、哲学歓びの歌、今朝も又の歌、地防の歌、これやしもの歌、今日の日の歌、地にも成れかしの歌、我妻やの歌、英文稿の歌、一つ命の歌、時代精神の歌、つらつらとの歌、地の心の歌、日ノ本の歌、御友神学顕現の歌、笑みの底の歌、我が妻幸せ絶頂の歌、我が称名歌の歌、昨晩やの歌、思へばやの歌、一つ心の歌(2015年7月21日〜31日)。

     〇(7月21日)いと嬉しもの歌三首

   友ありて大怪我の中無意識も意識や出ずや誠不思議と(備考:創元社社主村上一朗氏東京にて昏倒せしも、女婿救急車呼び問いかけるうち的確なる返事ありしと、メール添付手記にあり。我瞠目す。昨夜メール御書簡あり、命に別条なしと。安堵せり)

   我や見る絶後笑み増す妻の如御友に在りて命出でしぞ

   御友にぞ在りてこそなり原事実此処に顕現いと嬉しくも

       和平憲法の歌十首

   憲法平和憲法呼ぶならば安保条約齟齬来すなり

   憲法を和平憲法呼ぶならば九条和平作る原点

   然る故和平ぞ作るためにぞや九条改変含む如くぞ

   和を以て尊しとなす心にてなべて憲法律せらるべし   (備考:これぞ大和の根本伝統なり)

   原理がや自己変革を含みてぞ初めて生ける原理とぞ成る

   和平にや自衛のみありて戦力交戦棄つケアのため
(備考:即ち「地球的ケア」のために「戦力、交戦権」放棄自己超越成すなり:「戦力=他国を侵略できる大きな軍隊の事」「交戦権=海外派兵」はいずれも放棄禁止す。「地球的ケア」和平憲法の崇高なる目的にして、①「侵略戦争」放棄;②「ただし独立主権国家なる故、侵略あらば、自衛戦争なす」なり:③そのために「自衛軍」持つなり;④「国際国家として国際貢献もなすが、それには国連決議の他に、事前の国会決議も必要とす」と見るべし。これら四事項、小林節慶応大学教授の改憲論の骨子なり。この骨子の前提に、「地球的ケア」の目的理念を我は置くべしとするなり)

   かかる事時代の変革先端に地球の保全ありてこそなり

   国防の果てに地防や在るべきぞかくてこそぞや偉業ぞ成るや(備考:佐伯啓思「国防を忘れた『異形の民主主義』」『新潮45』2015,8,21−15、熟読参照。此度の安保法制論議に関する最上の思索なり。「国を守る」の原則は何処に在るかを佐伯氏真摯かつ緻密に問へり。我「地球防衛」=略して「地防」=に在りと答ふ。トマス・ベリー『偉業ーー未来への我々の道』The Great Work: Our Way into the Future (New York: Three Rivers Press, 1999), 熟読参照)

   地防のぞ原理在りてや初めてや対米従属日ノ本脱す(備考:「地防」「地球的ケア」の理念よりして、9・11のあとの米国によるイラク攻撃の非は全地球人の確認すべき事項なり。彼の時「大量破壊兵器」、ブッシュ政権の言辞にも拘らず、無かりき。かの時の米国の非、のちの欧州の国際政治行動に影響あり。これ中国のAIIBへの欧州諸国の参入の選択も含むなり)

   これもぞや偉業の中で日米やさらにぞ同盟華やぎてこそ
(備考:今日の中国による太平洋海域におけるわが国を含む諸国への覇権的行動は、「地球的ケア」の価値論からして、米国と共に注視すべき事柄に非ずや)

   九条を和平憲法視点より解釈学や為すや佳しやと


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今朝も上の7月21日の歌に加えて、8月17日「今日の歌」を収めます。

若き日、ある本を読んでいて、「いつの時代でも、世界に数人の、深い省察を続ける、稀有な人がいる。それは、詩人であったり、画家であったり、哲学者であったり、無名の労働者であったり、農民だったりする」という意味のことばに出合ったことがあります。

このところの「御友神学」に湧き出る日々の「朝の歌」は、その「稀有な人の歌」の如くです。


       〇(8月17日)楽しの歌二首

   何がぞや楽しと言ひて我妻の古稀フォトを見るほどぞ無きなり

   天来の喜びの笑み零るるや我妻の面いと麗しき

       道や明らむの歌二十四首

   神学の手法で観れば核戦略必ず切れる場所ぞあるなり

   それはぞや佛基対話の何面か問ふにあるなり「三」のみや不可

   一面や神空にぞや至誠なり言ふにあるなり神学基点

   二面はぞ空自らを空ずなり言ふにあるなり基点深奥

   三面や御神のみや宇宙にて至誠心喚ぶ基点逆出

   四面や神至誠をぞ見る者ぞ喚ぶ者なるや御友真実   (備考:ヨハネ15・15、熟読参照)

   核兵器造り出だすも投下にや邪教殲滅召命要す(備考:これそもそもローズベルト大統領ハーバード時代からの強烈なる念願なりし如し。彼の日本人友人より神道の話聴きて、これ絶滅させんとの猛願萌せりとのことなりき)

   米国やここに神道絶滅の召命神学用ひたるなり

   三面の真実なるや基点のぞ逆出(逆説的表出)なるや「一」なくばなし

   されどもや米国日ノ本殲滅を急ぐ余りに偽召命賭す   (備考:即ち「一」無しの「三」のイデオロギー的抽出なり。「ジャップ」との蔑称にその念明示されたり)

   今にして思へばこれや無惨なる宗教対話欠損の罪

   近代の宗教改革以後のぞや基教のゆがみ代表せしぞ

   他宗教「代置」の対象なりとすや偽宣教学戦と化せり(備考:恩師ジョン・カブ著、拙訳『対話を越えてーーキリスト教と仏教の相互変革の展望』京都・行路社、1985年、43頁:「おそくとも1910年エディンバラで開催された第一回世界宣教協議会(World Missionary Conference)の頃までは、海外宣教策定者たちは、非キリスト教諸宗教の瓦解とそれらのキリスト教による取り代わり(注。"replacement")を予期していた。ユリウス・リヒターのベルリンでの就任演説のクライマックスとなったせりふは、この独特の構想を表す。――『宣教弁証論は、非キリスト教的諸宗教に対抗して、キリスト教こそが唯一の道、唯一の真理、唯一の生命であることを示し、非キリスト教的諸宗教を立ち退かせ代わって異教の国民生活の土壌の中に福音主義的信仰をキリスト教的生活とを植えこむことを追い求める、神学の一分野である。』」かかるキリスト教絶対主義的宣教学の背景の理解なしに、ローズベルト=トルーマン米政権の対日「原爆投下作戦」の動機を察することは不可能なり)

   人方や原爆投下烈しさの元と成れるの神学知らず

   真実や太平洋の戦とは戦と化せる宣教学ぞ

   宣教学外してみれば自衛戦マ将軍さへかく証言す(備考:「マッカーサーが昭和二十六年(1951年)五月、アメリカの上院軍事外交合同委員会で、日本の先の戦争の原因は主に自衛の目的であった(Their purpose, therefore, in going to war was largely distated by security.)と証言したことを、私は雑誌『Voice』(PHP研究所)で、原文を引用して論じた。雑誌論文にこの原文を引用したのは、これがおそらく日本で最初だったろう。」渡部昇一『「戦後」混迷の時代から』東京・ワック株式会社、2015年、40頁)

   知るべしやその結果ぞやグローバル核体制ぞ偽神学ごと

   この惨果日ノ本の人米国を信じすぎてや直視せぬ如

   宗教間対話の時代来たりてや摂理の時と我や思ふや

   緻密なる神学分析なしてこそ国際政治罪や明らむ

   廣島も長崎もぞや報復と言はれおりしも御神許さじ

   御神や空に至誠の御方ぞ殲滅戦に加担なさらず

   我信ず神学匡すことにより国際政治道や明らむ

   我が理法「神Ecozoics」ありてこそ地球の法や燦たる如し(備考:拙論"The Problem of the Two Ultimates and the Proposal of an Ecozoics of the Deity" in: Roland Faber and Santiago Salbotsky, eds. Conviviality: Prospects and Challenges for Peace in Multireligious Community (Lexington Books, forthcoming)参照)


      我見しの歌七首

   人はぞや一日ほんの少ししか賢くならぬされど我見し

   原爆教見破りて我嬉しくも空に根差せる至誠教知る

   至誠なる御神誠日ノ本に働き給ふ御友告ぐるや

   我妻の絶後笑み増し往きしぞは御友岸辺に立ち給ふ幸

   この幸や日一日と日ノ本の国の幸とや結びゆく哉

   日ノ本の国や岸辺に御友在り甦りてや今日の日を生く

   我妻の絶後笑みにぞ絆(ほだ)されて始めし歌に国甦る







昨日は午後、チャリンコに乗って、ビッセル神戸のサッカー場のそばにある大きな電気店まで、ひとっ走り・・・。

上の写真は、その途中の「兵庫運河」の景色です。


長くお世話になってきたコピー機が、このたびのWindows10の導入以後、どうもうあまくスキャンができず四苦八苦・・・。いろいろとチャレンジしていますが、どうも私の手にはおえそうにありません。もう少し頑張ってみます。


今日の写真は、そんなわけで、兵庫運河の「材木橋」より、運河の景色を並べます。

若いカップルが、数台のボートに乗って、猛スピードで通り過ぎていく景色も面白く・・・・。