延原時行歌集「命輝く」(第2230回)(明石市立文化博物館・明石公園・明石魚の棚)

           

   延原時行歌集「命輝く」(第2230回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(222−7)御姿映す嬉しの歌、朝毎にの歌、御友:超越即内在の歌、基督称名の歌、御旨ままにぞの歌、祈り歌、御復活道往くの歌、今朝の歌、興味津々の歌、御友のぞの歌、仕事果たせりの歌、嬉しくもの歌、つくづくとの歌、この朝もの歌、和平の歌、この妙味の歌、皆の歌、燦の歌、絆の歌、眼(まなこ)の歌、人生完成の歌、箴言凛呼の歌、万物再編の歌、この朝の歌、より深きの歌(2015年7月11日〜20日)。

       〇(7月17日)嬉しくもの歌

   嬉しくも水無月論考推敲しブラッケン師に送りにけるや
(備考:クレアモント学会:Seizing an Alternative: Toward an Ecological Civilization, June 4-7, 2015, at Pomona College にての我がペーパー"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"の推敲、昨日の事なり)

   この論考神エコ生命学とぞや復活学を御友と窮む

   而してや御友神学良寛の焚くほどはとの歌にも見るや(備考:焚くほどは風がもて来る落ち葉かな。「焚くほどは」は良寛の生活にして内在動機なり。「風がもて来る」は超越動機なり。両者合して御友神学なり)

   誠にぞ宇宙実在冒険のありてこそなり妻や飛翔す(備考:ホ氏も書きたり:"In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention” [AI, 295].「妻飛翔す」は、”its due share of attention”に該当す)

   これぞこそホ氏の名づくや現象の統一態ぞ復活二重(備考:即ち御子と妻の復活二重なり:”Its Unity of Appearance” [AI, 295])
 

       つくづくとの歌一首

   つくづくと妻が古稀フォト眺むるにこの笑み誠奥や深しや(備考:ノーちゃん、あんた、この笑み絶後笑みましと同じやんか。えへへ、父さん、嬉し)

       この朝もの歌二首

   この朝も御友神学輝きや心に萌し嬉しや嬉し

   原事実在りと恩師の宣ふもイエスや祈る華やがせ父
(備考:「華やがせ父」とは、「人々に我が栄光の輝きを認識させ給へ父」とのことなり。超越動機「原事実」のみに非ずして、内在動機「人々の認識」の前にて華やぐことを容れるところに、御友神学の特徴あるなり。ヨハネ17・5、熟読参照:「父よ、世が造られる前に、わたしがみそばで持っていた栄光で、今み前にわたしを輝かせて下さい。」恩師滝沢先生の場合、内在動機「認識」は各人に期待せらるるなり。イエスの場合、「華やがせ父」と祈りの事項なり。ここに御友神学躍如なり)

       和平の歌六

   自民党戦法制可決すも和平平和を織り込まざるや

   戦とぞ言ふや同時に和平とぞ平和の方途何故考へぬ

   それこそや先の戦の問題よ赤紙一枚民や戦地に(備考:保坂正康「『一億玉砕』という亡国思想」『新調45』2015・8佳し)

   九条や平和憲法証しかや和平の智慧の極みならずや

   この極みさらに日米窮め往けさもなくばぞや平和あるなし

   新しき世はユーラシアとぞ太平洋二大圏域ありてぞ和平


      ♯               ♯


今朝も上の歌に加えて、延原さんのメルマガ「風の便り」で届いた最新の歌−−昨日の未掲載分と「今日の歌」−−を収めます。

日ごとに、奥様の笑みを見つつ、新発見のおとずれです! 


      〇(8月12日)今朝もまたの歌一首

   今朝もまた妻の笑み見て思はずや我も笑ひぬ元気やねえ

      〇(13日)地球の法の歌二十首

   今にして世界識者や覚醒す原爆投下恐るべき罪(備考:ロシアの下院議長ナルイシキン氏は、5日、広島、長崎への原爆投下は「国際法廷で裁かれるべきだ」と言ふ考へを明らかにしたる如し。朝日新聞デジタル8月5日付)

   恐らくや三度目あらじこの罪や玉砕国家罰す驕慢

   国にぞや一億玉砕捧げむと心定めし大和し恐し

   トルーマン真珠湾のぞ報復や果たさんものと投下決せり

   さりながら単に報復ならむかや戦(せん)ならぬ戦見しの戦慄

   かくてぞや基教の傲り遂に罪犯してやこそ自己葬れり(備考:ドストエフスキー罪と罰』にてラスコーリニコフ叫べり、「僕は老婆を殺したんじゃない、僕自身を殺したんだ!」米国基教廣島、長崎への原爆投下と共に死せり)

   新しき基教生まれし佛基のぞ対話最中や御神真実

   御神はや空に至誠にいます故逆説的に至誠喚起す

   この一首我が神学のさわりなり空に至誠の御神明らむ

   空はぞや空自らを空ずなり仏教最深真理なりけり(備考:我この夏のクレアモント国際会議:Seizing an Alternative: Toward an Ecological Civilization, at Pomona College, USA, June 4-7, 2015の部会にて発表、強調せり:「仏教の空、仏教のみの真理に非ず、それ普遍的真理にして、当然ながらキリスト教にも内在せり、三位一体の根底関係性=ペリコレーシス=なり」。我が論、インド人友方大いに頷きたり。我更に述べたり:「インドは世界文明に大いなる貢献せり、空の教えによるなり」と。インド人友方、狂喜せり。我頬笑みぬ)

   しかもぞや三位一体御神のぞ一体神秘ペリコレーシス
   (備考:ペリコレーシス=循環・関係性・空無)

   かく観じ佛基対話の最中より基教や誠再出発ぞ
(備考:佛基対話の時代的意義此処に在るなり。それ以前と以後とでは、基督教理解異なるなり。それ以前の基督教原爆基督教なり、GHQ基督教なり。基督教これなるなれば、日ノ本受け入れざるや明らかなり。この点では、伝道不可なり。我、それゆえ、御友神学の歌にて伝道しつつあるなり、いと楽し。日ノ本基教「事柄が何たるか」目覚めおらぬ如し。空への目覚め、包括的ロゴス御栄(ヨハネ17・24;ヨハネ1・1・第二項)への覚醒たる「復活」なり。復活信仰原爆超ゆるなり。これこそ新しき伝道の主題なり、我が歌の歓びなり)

   我やそも基教真理の再把握元に論ぜし神Ecozoics

   これ誠エコロジーのぞ新基軸神根底(エコ)に至誠故喚ぶ

   招喚(Beruf)や近代基教核心ぞその深奥や神Ecozoics

   この理法米原爆の投下のや基教論拠ぞそも論破せり

   我信ず基教の基召命をはるかに超ゆるエコ至誠神
(備考:我言はん:新教基督教「召命」中心にせる故、今にして考ふなら、浅き教えなり。その内奥「神Ecozoics」知らぬ故なり。この限りでは、新教いまの新しき時代に「メッセージ」知らず)

   その限り我が最新の英文稿原爆基教遥か超ゆるや(備考:拙稿"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"参照)

   この事や学問上の理法にてあるなれど地球政治の基本匡すや

   原爆の投下理論や破れたり神Ecozoics地球の法ぞ

       米国やの歌二首

   米国や基教故にや優れしか否さに非ずそれ故に不可

   米国や新しき真見よや今神Ecozoicsに立処新なり

       ふとの歌五首

   我が中巻一歩一歩の省察や遂に原爆基教ふと超ゆ

   地球中大真面目にて核戦略画しおるともこれ使へぬよ
(備考:そこを見抜きつつ、国としてはその模様の研究は怠ることなく、断固政治折衝は往くべし)

   三度目の原爆投下神禁ず核など持ちて何の善きかや(備考:そこを見抜きつつ、各国の原爆心理学をよくよく研究しながら、断固政治折衝は往くべし)

   何故に搾取奪取を事とすや倫理なきなり覇者たる汝や   (備考:国際政治における倫理性の問題を良く省察すべし)

   人生の目的やそも何なるか永久の命を得んとぞやこそ
(備考:ヨハネ3・16:「神はその独り子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで永遠の命を得るためである。」倫理性の底に永遠性の省察なかるべからず)


       文明論の歌八首

   これからや玉砕国家出ずるなし核兵器こそ無用長物(備考:注意すべきは、かかる状況なるも、無用長物「核」を持たんとする国際政治心理学を研究する必要性なり。恐らくNuclear Sharingのごときジェスチャーの段階に国際核政治進みつつあるならむ。核に真面目なる国ほど、民生貧困ならむ)

   ただしぞや中国内紛如き時天安門的気質危ふし
(備考:これその国の文明論的主題なるべし。救済の問題ならず。かつて宮沢内閣それ徹見し得ず)

   恐らくや御友神学チベットに根づくやあらむ新文明ぞ(備考:抑圧粉砕にめげずペンテコスタル・ビジョンの仏教民族にあらばの話なり)

   米国の基教文化や信頼性原爆論にかかりおらんや
(備考:殲滅の論理キリスト教絶対主義に、忖度の論理宗教間対話に即応せんか)

   要はぞや復活省察励むかや文明正にここにかかれり

   世界をぞ神のからだと見ると言ふ霊体なしと見くびるな君

   英文稿世のエコロジー語る前神Ecozoics思へ述べしや(備考:これ拙稿"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"の主旨なり)

   今こそや地球の法を覚るべし神Ecozoics省察の道

       我妻や燦の歌四首

   我妻や一切謝して絶後笑む優れる宝何処にぞある

   汝やしもかくて岸辺の主に在りて御友御業に仕えゆく如

   天の愛地に注ぎゆき天還る御友御業や麗しき哉   (備考:ホ氏も書けり:PR, 351)

   麗しき御友御業に与りて我妻の笑み永久にぞや燦










昨日は、来客と一緒に、明石に出かけました。

上の写真は、明石駅のすぐ前にある、明石公園のお堀に遊ぶ白鳥やカメさんたちです。

お出かけのお目当ての一つは、明石市立文化博物館で開催中の夏休み特別企画展ーー「ちひろ美術館コレクション ちひろと世界の絵本画家たち」展の作品に出合うことでした。

没後およそ40年を経て、ひろく親しまれているいわさきちひろですが、ちひろ美術館に所蔵されている多くの世界の絵本の原画が、会場いっぱいに展示され、賑わっていました。


本日の写真は、明石駅から美術館までの、ぶらり10分ほどの道で写した花や蝶たちと美術館、そして明石公園の少しを収めます。

このあとの明石公園ともう一つのお目当て、明石市本町にある名所「明石の魚の棚」の「明石焼」ですが、これは明日に回します。