延原時行歌集「命輝く」(第2207回)(川のほとりの美術館をお訪ねして岩田健三郎・美樹ご夫妻とお会いしました)

                    

        延原時行歌集「命輝く」(第2207回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(220−2):今日我やの歌、何故にの歌、命がぞの歌、何縁かやの歌、御文や嬉しの歌、問題はの歌、御復活の歌、昨日やの歌 箴言の歌、ノーちゃんやの歌、先達の歌、エコ神学の粋の歌、驚きぬの歌、書物にはの歌、日々佳しの歌、父と御友原理の歌、我妻や御友道往くの歌、箴言傑作の歌(2015年6月21日〜30日)。

            〇(6月22日)何故にの歌十三首

   何故に我妻と共敬和にぞ赴きしぞや二十年問ひし

   チャプレンと哲学教師務めたるフル回転の現役や佳し
(備考:その間ノーちゃん内助の功フル回転なり:運転は言ふに及ばず、キリスト教と教育員会の友方、現代宣教ゼミナールの牧師方、延原ゼミ生達、自宅ディナ―に招待せしこと幾十回ありしや。留学生の集いの際の会食準備テーブルセッティングもクレアモント仕込みの手際なりしも。誰も真似し難き芸術なりき。又、第十回IPO:国際哲学オリンピアード(於国連大学、2002年5月13−15日、日本組織委員長:北垣宗治敬和学園大学長、大会会長:延原時行同教授)の際の裏方、募金帳簿等の整備他大奮戦、実に見事なりき。それら無しに、我職責果たして全うなりしや我知らず)

   引退を幸ひに我東西研立て籠もりしはプロセス学ぞ
(備考:The East-West Process Studies Project [since 1985]なり。この6月始め、4−9日、所長として我Seizing an Alternative: Toward an Ecological Civilization学会、at Pomona College, Claremont, U.S.A.にて論考"Divine Ecozoics and Whitehead's Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan"を日本代表を兼ねて発表せしなり)

   妻倒れ我や知りたり看護道「皆やり呉れる」妻や感謝す

   幸せの絶頂語る妻なりきなどてその昼逝くやなどとは

   然れども我妻絶後笑み増すを見たるその時悟りありたり

   我らがぞ幸せ語り如何にもや笑みに若かずや絶後妻のぞ

   かくてぞや岸辺立つ主と笑むや妻復活証人成るべく生きぬ

   「本作る父さんやって」言ふや妻復活証言我に託せり

   成程やこれなるかやと我悟る命歓び尽きぬ所は

   一切のこの世働き絶後笑みひとつ出でてぞ比ぶるもなし

   我信子甦らせり御父のぞ告げ給ひける如何に尊き   (備考:2014年5月20日早朝の我時行への夢中御父お告げなりし)

   御神成す御働きのぞ華やぎに我見惚れるのほかぞなきなり

              命がぞの歌五首

   命がぞ今生のみにあるならば人の傲りも何程かやと

   浅墓も言ふ言葉なし今生の命だけにぞ頼れるひとや

   誤訳なし主の御復活歪めたる日ノ本基教恐るべき罪

   それをぞやそれとも思ふこともなく人為す基教続き得るかや

   我妻や絶後笑み増す不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す   (備考:復唱)

          ♯                ♯


今朝も上の歌に加えてここに昨日(7月20日)の歌の続きを収めさせて頂きます。

           〇(7月20日)この朝の歌十二首

   この朝やご近所様やお手製の柔らかき麺麭ジャムと食せり   (備考:杏ジャムもお手製なり)

   先達の御葉書手にぞ懐かしき文字判読や牧者歴々(備考:種谷俊一先生御葉書7月16日付来、深謝無尽も!:「お元気の様で嬉しいです。つれあいを天に送って不自由だろうと想います。毎日暑いです。「風の便り」に私の「メッセージ」を好評頂いたのを読んで感謝しています。私の牧師(注。曽根教会石田英雄牧師)の娘さん(注。高谷のぞみ師)と二人で月刊で伝道誌(注。月刊「まきびと」)一枚を十五年余続けていますがその私の担当のメッセージの単行本化(注。『イエスの顔した神さま』南船北馬舎刊)です。クッキーおいしく頂きました。私はバルト先生の説教集12冊を求め、ゆっくり読んでいます。時々説教を担当しています。裏の小さい畑の作業を楽しんでいます。先週イエス団に呼ばれ鳥飼先生と一緒でした。お元気でいて下さい 祈っています。」)

   今朝もまた熱誠の友ブログにぞ我が歌や出ず面映ゆしぞも

   朝夢や家の廊下を走り来て何やら妻や囁く如し

   微笑まし昨夜作りし我が歌に感動せしと言ひたげなるや

   一日の歓び生まれこの日ぞや昨日一日刷新の如

   澎湃と民の反戦示さるる今日この頃や政府たじたじ

   民の意志汲みてこそなり米国や戦備ふも和平遵守ぞ

   国々や一人前に成るとはや戦を励むことなるやぞや

   我や問ふ文明如何にあるべきかペンテコスタルビジョン活くべし

   我もはや生くるに非ず基督ぞ我が内に生くこれぞ文明   (備考:ガラテヤ2・20、熟読参照)

   今生を只続け行く非文明御復活をぞ承くや文明

             〇より深きの歌二首

   我が国に変貌論の時代来もそれより深き変貌復活

   これこそは新著の狙ひ時代をば二重底にて飛翔や嬉し(備考:新著『「変貌論」の時代――良寛ドストエフスキーホワイトヘッド、信子』京都・行路社,2015年 時代を底より飛翔して越へ行かん)





お互いに若かった頃から交流を待たせて貰って、私たちの小さな月刊雑誌に版画家の岩田健三郎さんの文章付の版画作品を寄稿いただき、お許しを得て別のブログでその作品の全体をまとめて「岩田健三郎画文集」をUPさせて頂いています。http://deainoie.fukuwarai.net/


梅雨の明けた昨日の休日、姫路の「川のほとりの美術館」をお訪ねして、毎年この季節に開催される「岩田健三郎版画展」を観てきました。

冒頭の表紙画は「2015・へらへらつうしん51」(6月30日〜7月5日)号です。一週間分を纏めて40頁のカラー印刷の手書き・手作りのミニコミ作品で、ご近所へはご自分で手渡しを続けておられます。

昔1980年代の半ばでしたか「木葉書通信」を始められ、読者が1000人ほどにもなった頃、あの名品『コトンと胸に届けたい』(径書房、1986年)を出版され、ずっとこの手書き文章と版画の作品を継続しておられます。


ところで、上の額に入った版画は、奥様の岩田美樹さんが館長を務めておられる「川のほとりの美術館」の会館16年目になる記念の作品で、毎年特別にお贈りいただいていて、今回は直接手渡してくださいました。




昨日の祝日は来館者も多く、毎年の版画展(この時期は昨年まで毎年、岩田さんご一家を中心とした仲間たちの「夏まつりコンサー」が開催され、昨年30回を区切りにひと休みになりました)で顔を合わせるお顔も見え、ナント岩田健三郎・美樹ご夫妻も美術館にお越しになって、贅沢なひと時を過ごすことができました。

上の写真は、67歳をお迎えという岩田さんと少しお若い奥様です。お年を重ねられるたんびにいい御顔になってこられます。


「川のほとりの美術館」は、綺麗なHPもできていますので、いま開催中の版画展のこともそちらをご覧いただくとして、ここでは館内の風景を数枚収めておきます。

御夫妻の一人娘の岩田愛子さんは、いま話題の「スローフード」の運動に打ち込んでおられ、イタリアのミラノを訪問中だそうですが、愛子さんの御主人が美術館の一切を取り仕切っておられ、美術館の名物の一つである美味しい珈琲を御馳走になりました。












「コツコツ」彫り続けて7年、名品を作り上げ、「雀百まで」、この6月で「満願」をはたし、「コツコツ」また「一」から、新しいスタートで・・・ここからはひとつ、じっくりと「カエル」と共に「哲学する」のだそうです!! 

そんなことから、哲学し続ける延原時行さんのことに話が集中して、時を忘れて二時間余り、ご夫妻と御一緒に、オモロイ話に花が咲きました。


美術館へは、往きは電車を乗り継いでいきましたが、帰りは姫路駅まで奥様の自動車で贈っていただいて・・・しかも、新装なった姫路城横にある姫路市立美術館で開催中の「三木翆山展」の鑑賞券まで頂いて「SUIZAN MIKI」の世界を観させて貰い、姫路城を眺めて、ぶらぶらと姫路駅へ・・・。