延原時行歌集「命輝く」(第2198回)(今年も百日紅の樹に美しい花が咲きはじめました)

                      

         延原時行歌集「命輝く」(第2198回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(219−2)
初夏満々の歌、先達やの歌、全国良寛会総会りゅうとぴあにての歌、水無月の歌、空/縁起の歌、楽しみの歌、笑みこそやの歌、教会検分の歌、日々の歌の歌、思想連繋の歌。「復活のよろこびーー七重の調べ」添付あり(2015年6月11日〜20日

           〇(6月12日)先達やの歌十首

   先達や拙稿四編御閲読ありてぞ感想下さる嬉し

   一番に面白き事信子さん肉体の死超ゆ復活解ぞ(備考:我妻信子己が肉体の死を契機に「復活と言ふ大問題」の解釈に我時行貢献せしは、誠面白き事なりと先達北垣宗治先生宣ふなり。面白き、と先生宣ふ、誠佳し。我妻信子肉体の死絶後笑み増し超ゆる時復活世界の解ぞ示せり。すなわち是岸辺の主御友の御臨在なり)

   棺の内笑む信子ぞや何あらむ岸辺の主ぞや共笑み給ふ

   我はしも妻笑みにぞや宇宙笑み認め行くこそ実に嬉しけれ

   我妻や絶後笑み増し不思議やも復活の解誠歴々

   妹背共復活解釈貢献す信子死により我思索にて

   我妻や絶後笑み増しなくばぞやいかで思索のそも在り得べき

   誠にや笑む人実にも菩薩道輝きて往く月光のもと

   事はぞや痛し果敢無し非ずして御栄拝跪御友の里や(備考:ヨハネ17・24、熟読参照:「父よ、あなたがわたしに賜わった人々が、わたしのいる所に一緒にいるようにして下さい。天地が造られる前からわたしを愛して下さって、わたしに賜わった栄光を、彼らに見させて下さい。」)

   人はそも御友の里に招かるるその光栄に笑みぞ零るる

          ♯              ♯


今朝も上の歌に加えて延原さんのメルマガ「風の便り」より最新の歌を収めます。ますます「御友神学」は、わたしたちにいのちの響きを甦えさせられます。加えて次の歌の中には、拙稿に触れて詠まれた歌もあり感謝感激!! ありがたいことです。

      〇(7月9日)我悟る:Pentecostal Visionの歌十八首

   我悟る何故社会主義灯ぞ消へし宇宙変革意欲萎へしぞ

   変革やペンテコステに淵源すここにChurchぞ生まれけるにや   (備考:使徒言行録2章、熟読参照)

   ローマのや文明爛熟滅ぶるも御復活ありChurch誕生(備考:欧米歴史家「Church」と言ふ時の感動、特別なり。復活信仰共同体のことなり)

   Churchをぞ新教更新新文明新大陸に根づくとぞ見ゆ

   米国史そのアイロニー何なるや神信仰に資源代ふるや(備考:トマス・ベリー『偉業』40頁にて、「メイフラワー号大西洋上に現れし時、アメリカ大陸上の一切の生きもの悪しき予感に戦慄せるや」と書きたるなり:”Every living being on this continent might have shuddered with foreboding when that first tiny sail appeared over the Atlantic horizon.” in: Thomas Berry, The Great Work: Our Way Into The Future (New York: Three Rivers Press, 1999), p. 40.)

   レーニンの心に萌す情熱やペンテコステの世俗版そも

   国々やペンテコステを失するや資源争奪のみ残余せり(備考:国々神信ぜずに「資源」信ぜり。これ近代石油産業文明の秘密なり)

   ここにぞや「エコロジカルな罪」懺悔現れけるや地球痛むと(備考:ローマ教皇フランシス回勅:"Praised Be: On the Care of Our Common Home" (Laudato Si, June 18, 2015)参照。ここにEcology + Economics + Equity = Integral Ecologyの主張あり)

   ボンへファー反ナチ抵抗殉教す獄中宇宙更新欣求
(備考:ボンへファーの欣求希望是なりき:”Die aus Eph.1, 10 stammende Lehre von der Wiederbringung aller Dinge – anakephalaiosis – re-capitulatio (Irenaeus) is ein grossartiger und ueberaus troestlicher Gedanke.” in: Dietrich Bonhoeffer, Widerstand und Ergebung: Briefe und Aufzeichnungen aus der Haft, Chr. Kaiser Verlag Munchen, 1961, S. 125.)

   我妻の絶後笑み増し見るや我御友宇宙の更新信ずや

   我妻の絶後笑みほど更新の姿あるなし岸辺御友の

   焚くほどは風がもて来る落葉かなかくて禅師や更新ぞ生く(備考:良寛にとり「風」とはPentecostal Visionの事なり。これ日ノ本の風神学なり)

   仮にもし宇宙真中に友なくばいかでエコ不義癒され行くや

   宇宙とは今生だけの事ならず滅して不滅復活事象

   ああ怖ろしき文明やああ嬉しきや御友御摂理(備考:ホ氏も言へり:”The action of fourth phase is the love of God for the world. It is the particular providence for particular occasions. What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the world. In this sense, God is the great companion—the follow-sufferer who understands.” [PR, 351])

   御友のぞ御摂理思ふ神学び復活形而上学や言ふ

   この学や西と東の角逐を知るも高くや飛翔歓喜

   御友なくただ角逐のあるならば人類(ひと)戦にぞ消えゆくぞかし
 

              今日も我の歌一首

   今日も我妻や古稀フォト眺めては笑顔最高ノーちゃん凄い
   (備考:なあ、ノーちゃん。えへへ、おおきにね、父さん)

           〇(7月10日)熱誠の友草稿にの歌五首

   熱誠の友草稿に学びたり賀川関学深き縁や(備考:鳥飼慶陽「賀川豊彦関西学院の関係について」(2015年7月7日付)閲読す。I 関西学院・神戸栄光教会とイエス団・神戸イエス団教会の関係(そのI): 1 関西学院神学部の救霊団への神学生派遣――徳憲義など; 2 鈴木元造と賀川豊彦との交流; 3 日野原善輔・斉藤宗治とイエス団: イ 寺島信恵と城ノブ; ロ 関東大震災の救援活動: ハ 神の国運動・メソヂスト運動・戦時下の苦難; 4 関西学院で学んだイエス団の詩人井上増吉)

   賀川師や死線を越えて献身の誠ありてや若人来たる   (備考:とくに徳憲義(1892−1960)神学生)

   青春の賀川群像ありてこそ兵庫豊かに都築きし
(備考:II 賀川豊彦と深い交流をもった関西学院関係者: 1 河上丈太郎; 2 松沢兼人; 3 阪本勝(のち兵庫県知事); 4 竹内愛二 (今田恵・武田建)

   その歴史綴らむとてや友励む賀川杉山沖野燦々
(備考:賀川豊彦杉山元治郎について、付録資料:沖野岩三郎「日本基督教会の新人と其事業」、大正八年『雄弁』、参照)

   御友のぞ弟子賀川げに衣鉢継ぎ良く最微者の友と成れるや 

             御友発見一大事の歌七首

   我にとり御友発見一大事我妻絶後笑み増すに見ゆ

   御友こそ父から聴きしなべてをぞ弟子に語りて「友よ」宣ふ   (備考:ヨハネ15・15、熟読参照)

   御姿や時代(とき)に輝く光なり超越内在「一」なる御方

   恩師はや原事実にぞ向ふやもイエスに縛らる是とはせざりき

   我はしも両極不一不二なるや御友なるとぞ大発見す

   御友こそ超越内在「一」と成す御姿なれば宇宙真中ぞ

   かくてこそ宇宙復活帰一のやフォーカスなるや御友尊し   (備考:エペソ1・10、熟読参照)







昨日のぶらり散歩では、夏の花のひとつ「百日紅の花」に出逢いました。

いつも賑わっている囲碁サロンの隣にある小さな公園にある百日紅の一本の樹です。百日紅の花はピンクや白などいろいろありますが、上の百日紅の樹も美しい花です。

本日の写真は、ここの小さな公園に咲いている花たちと共に、昨日に続いてもういちど蝉の抜け殻を撮りましたのでそれも加えます。









そうです、昨日午後の散歩では、たくさんのトンボにであいました。川を眺めていて寫したはずのトンボを収めます。みえますかどうか。ハトなどと共に・・・。昨日も散歩道で、思いがけない御方に出逢って、立ち話を・・・若き日に仕事上でお世話になった神戸市の職員さんで、いまも近くの福祉施設でお働きのようでした。・・・