延原時行歌集「命輝く」(第2193回)(神戸文化ホールでの大学Joint Concert 2015―ひとつの歌にも)

                      

        延原時行歌集「命輝く」(第2193回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(218−4)
復活やの歌、宇宙のぞの歌、祈り道の歌、過日はやの歌、このところの歌、英文二新著の歌、今朝がたやの歌、第一義・第二義の歌、御友生き方の歌、嬉しきの歌、母校に翔ぶ日の歌、この道やの歌、於Claremontの歌、友方にの歌、カブ講演に寄せての歌、心にぞ暖かき雪降りしきるの歌、ホ氏や言ふの歌、会に出でての歌、西田言ふの歌、間主体intersubjectiveの歌、Room128にて早朝の歌 朝8時Mudd & Blaisdell Hall (宿舎)前にてSupershuttle待ちつつの歌、ANA機上にて思ひたるの歌(6月9日帰国)、人生はの歌。(2015年6月1日〜10日)

             〇(6月5日)友方にの歌三首

   友方に復活省察贈るとて早朝からぞ謝辞認めぬ

   書くうちに我妻絶後笑み往きし復活の朝思ひ出ずるや

   昨日や昼餉の会話楽しむに友や旧著を閲読なさると(備考:『ホワイトヘッドと西田哲学の<あいだ>ーー仏教的キリスト教哲学の構想』京都・法蔵館、2001年、に上智の山浦氏心寄せ給ふこと拝聴し嬉しも)

             カブ講演に寄せての歌七首

   カブ講演エコロジカルの諸運動相互依存の力説やあり(備考:朝食を宿舎Mudd-Blaisdell Hallに近きFrank Dining Hallにて済ませ、Plenaryや9時よりClaremont Collegesの中心Bridges Auditoriumにて開催。1981年5月Ph.D.授与式受けし懐かしの公会堂なり。超有名長老教授カブ先生の御登場。90歳のジョン・カブが此度の大国際会議を隅から隅まで指揮せるは、誠偉観なり。そこでエコロジカル文明中軸の論宣ふやいと面白し。楽団あり講演の前には演奏あり。いやはやこれエコロジー祭なり。カブ先生赤き衣めし、御登場)

   これやこそ縁起説をばエコロジーズ当て嵌めたるの卓見なるや
(備考:これ我が観点なり。カブ先生「佛基対話」の1980年代に「縁起」pratitya-samutpada=dependent co-origination論の評価著し。拙訳の『対話を超えてーーキリスト教と仏教の相互変革の展望』(原書:1982年;拙訳:1985年)参照。今この観点、此度5日朝のConference Plenary: John B. Cobb, Jr.--"A Whiteheadian response to the Global Crisis"に、再現し、地球上の様々なるエコロジー諸運動、諸宗教の相互依存・共生的動態を見る眼とぞなるや)

   イェールのタッカー女史の諸宗教見る眼同様convivialも   (備考:Convivial=共生的。スクリーンを用ひ卓越した発表なりき)

   何しろや84セッション同時行広大Campus捕らえ難きぞ
(備考:此度のSeizing an Alternative: Toward an Ecological Civilizationなるもの、1000名を超ゆる参加者、広大なPomona Collegeを中心とせるClaremont Collegesのキャンパスに展開し”Scattered and Emergent"の趣あり。一種Political Campaignの如し)

   かかる時必要なるや凝集よ我が論考ぞ20部作る
(備考:炎天の中懐かしのHonnold Libraryに赴き、my paper “Divine Ecozoics and Whitehead’s Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan” (28 pages)20部、印刷部にて作成せり。我らがセッション:Section VI--Track 6: The Role of Whitehead in Indigenizing Christianityなり。ベルギーはLeuven Universityの友人Andre Clootsが司会、1981年の客員時代にかの地でお世話になりしProf. Jan Van der Vekenもお出まし。いやはやこのセッションLeuven teamなりと判明せり。Leuvenに留学せしインド人、フィリピン人、台湾人と共に我は客員教授として、このチームの一員なり。何たる摂理)

   さらにはぞプロセスセンター赴きて謹呈書をば預け置きたり

   帰りのやSuppershuttle予約其処でなし後は悠々西瓜食せり(備考:Center for Process Studiesに友人Santiago Slabodskyあり、佑く在り有難し。School of Theologyの前のWolves Marketにて冷たき西瓜求め、暫し休憩、さて、以後の戦略沈思せり)


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いつものように今朝も上の歌に加えて「今日の歌」を収めます。

            〇(7月5日)摂理の歌十首

   「本作る父さんやって」言ひし時先往く幸を妻喜びし(備考:2014年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクター「何したい」と訊き給ひしに、ノーちゃん「本作りたい。父さんやって」と答へしも。妻にとりては己が意を受けて我残り、本作りするや大いなる望みなりしよ)

   妹背共恐れしことや我先に往くことあらば如何なるや妻

   然る故絶後妻笑むその笑みや無上の感謝表しけるよ

   而してやこの笑みのこと我やこそ御友の幸と称へ本成す(備考:我妻や絶後笑み増す不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す――復唱)

   かかる故我ら妹背ぞ絶後笑み奇しき摂理と称へけるにや

   我妻や人生神学確固たり思ひ出なべて天父奉献   (備考:思ひ出なべて天父奉献得さしむるもの復活なり)

   その心詠ひしやこそ箴言
    God blessed the good day
          Of self-reflection and self-dedication

   世の不幸超へしや誠甦り死なばこそなり無限幸そも

   つらつらとかかる御摂理思ひつつ我本日はジュンク堂行く

   変らずや妹背の一書良寛書一隅照らす相共に佳し(備考:『復活の省察 [前巻」ーー妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』(新潟・考古堂書店、2014年)と『宇宙時代の良寛再説ーーホワイトヘッド風神学と共に』(同)なり)









日曜日の朝です。新たな台風の発生や海開きや山開きや・・・

昨日の午後は地下鉄に乗って大倉山にある神戸文化ホールに出かけました。上の写真は文化ホール前の噴水と花です。

神戸大学グリークラブより毎年招待状をいただき30名あまりのメンバーの歌を楽しんでいますが、今年は神戸親和女子大学コーラス部、大阪市混声合唱団、武庫川女子大学コーラス部との「Joint Concert 2015」で百数十名の大舞台、特に石若雅弥作曲指揮・ピアノ前田裕佳のオリジナル<混声合唱とピアノのための「ひとつの歌にも」>には、ホール二階まで満杯・立ち見の聴衆を魅了しました。

上の写真は、4大学のフラッグと演奏後のロビーコンサートの模様です。


午後は強い雨になりましたが、午前中は曇天・小雨の中、お隣の公園での「御蔵七夕まつり」が催され、親子連れで賑わいました。その写真を数枚、下の収めます。