延原時行歌集「命輝く」(第2190回)(ぶらり散歩・猫ちゃんなど)

                      

        延原時行歌集「命輝く」(第2190回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(218−1)
復活やの歌、宇宙のぞの歌、祈り道の歌、過日はやの歌、このところの歌、英文二新著の歌、今朝がたやの歌、第一義・第二義の歌、御友生き方の歌、嬉しきの歌、母校に翔ぶ日の歌、この道やの歌、於Claremontの歌、友方にの歌、カブ講演に寄せての歌、心にぞ暖かき雪降りしきるの歌、ホ氏や言ふの歌、会に出でての歌、西田言ふの歌、間主体intersubjectiveの歌、Room128にて早朝の歌 朝8時Mudd & Blaisdell Hall (宿舎)前にてSupershuttle待ちつつの歌、ANA機上にて思ひたるの歌(6月9日帰国)、人生はの歌。(2015年6月1日〜10日)

    6月1日
             復活やの歌五首

   復活や父子ひらけにぞひらけ往く宇宙歓び我妻や笑む

   歓びの宇宙中心御友はや絶後笑み増す妻佑けます

   妹背共労苦ののちに英文稿なりたるや是御友神学

   我妻や絶後笑み往く見し我や岸辺の御友称へ一稿

   今やこそ我が会心の作ぞ成る復活学や御神学びて
(備考:”Divine Ecozoics and Whitehead’s Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan”成れり。友方にぞや御照覧あれ)

              宇宙のぞの歌二首

   宇宙のぞ力学何ぞ交互力根底論の傾斜危ふし

   一語でや以てするなら御友こそ宇宙営む原理なりけり

    7月2日
               祈り道の歌五首

   日に三度祈り道をぞ我や往く今日友ひとり礼状やあり
(備考:驚きぬ。我が祈り故年来の病癒へたりとのことなり。天父御友に感謝無尽なり)

   祈り道日に日に往けば人方や御神の前に名呼び幸ふ

   我妻や祈り道にて日毎にぞ名呼び御許に笑みや溢るる

   誠にやホ氏も言ふごと被造物神存在中おのれ変容(備考:『過程と実在』末尾にこの一節あり。神秘の言葉なり:”Throughout the perishing occasions in the life of each temporal Creature, the inward source of distaste or of refreshment, the judge arising out of the very nature of things, redeemer or goddess of mischief is the transformation of Itself, everlasting in the Being of God.” [PR, 351]

   我らはぞおのれ知らずやただ御旨なし給へ主よとぞ日々欣求

              過日はやの歌二首

   過日はや久方振りに床屋ゆき復活宇宙書きし語りぬ
   (備考:五月末日のことなり)

   頭髪やさっぱりとせるのみならず相槌ありて寛ぎにけり
(備考:店主に拙著『復活の省察・前巻ーー妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』夙に謹呈せしなり)

   我可笑し相槌ありて熟睡す日ノ本床屋病院なもし
(備考:「日ノ本床屋病院なもし、さっぱりしましたよ」ぞ別れ挨拶なり。「なもし」は漱石常用語なりしとか。伊予弁なり)

             このところの歌二首

   このところ朝餉野菜や山盛りすトマトレタスや気持ち良きこと

   このところ昼餉に冷やし饂飩なり暑気ばらいとて言ふことやなし


          ♯               ♯


今朝も上の歌に加えて「今日の歌」を収めます。

            〇(6月2日)昨日の歌六

   今日の日も短歌神学綴り来て我妻と共御友称へぬ

   只今や運転免許更新す食堂にてやざるそばや佳し   (備考:新潟免許センターにてなり)

   何処あり何をなすにも妻と共目指すは一途本作りなり

   本作る父さんやって言ひし故復活省察一歩や一歩   (備考:只今は中巻なり)

   一歩にぞ妻願ひ在りその元を成すや御友の祈り尊し

   日ノ本に思ひの丈を注ぎたる拙著謹呈信実喫す(備考:山本良一先生よりメール御返書7月1日付あり。深謝無尽も:「御著書御恵送くださいまして誠にありがとうございます。日本の様々な組織の無責任体制や知識人の信念の欠如には、かねがね失望しておりましたので、先生の「至誠心の神学」を今週の週末、正座して学ばせていただこうと思っております」)

              一書をばの歌一首

   一書をば献本したり幾星霜越へて声あり甦りの日
(備考:高谷のぞみ師よりメール御返書7月1日付あり。深謝無尽も:「延原先生 復活の省察(上巻)などお送りいただき感謝です。懐かしい信子様のこと山盛りのご本、吸い付くように読んでいます。お二人と一書に参加した牧師労ゼミ何十年も前だったのに突然思い出しお二人のいい雰囲気を思い出しました。あの時の製紙工場での労働最初のうちは本当に疲れました。信子様、いい人生といい甦り、笑顔、その通り、その通り、と言いたいです」(6月28日)先達の歌五首、参照)





昨日の花壇の横で、顔見知りのノラちゃんがポーズをとってくれました。

今朝はこれからFIFA女子ワールドカップ準決勝のイングランド戦がはじまります。サテ・ハテ・・・・

本日の写真も、いつものぶらり散歩の数枚を収めます。