延原時行歌集「命輝く」(第2168回)(文鳥「キョキョちゃん」のお墓)

                     

       延原時行歌集「命輝く」(第2168回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(215−2)先達やの歌、この道やの歌、哲学やの歌、思索なすの歌、カブ著拙訳上昇の歌、今成すの歌、いよよの歌、何故にの歌、神表現の歌、我やしもの歌、御友福音の歌、御友二態の歌、「復活の省察」中巻の歌、昂揚感の歌、神学一瞥の歌、行脚霊感の歌、主の祈りの歌(2015年5月1日〜10日)。

    5月3日
             今成すの歌十首

   天地が交互関係成してこそ地にくさぐさの協調や出ず(備考:「地にくさぐさの協調」と言ふは文明の事なり。文明の根本性格は「協調」《Commerce》[ふつう通商と訳さるるも、ヨリ深し]なり。これ「天地の交互関係《Reciprocal Relation》」ありてこそ、それの写し《Abbild》として初めて形成すなり)

   これやこそ復活形而上学の世にぞ与ふる基本ヴィジョンぞ(備考:我が最新論文『「世界への愛」とプロセス哲学――ホワイトヘッドの冒険ないし復活形而上学をめぐって』(『桃山学院大学キリスト教論集』第50号、2015年3月、13−46頁)この基本ヴィジョン描きたるなり)

   御友こそ天地の間和解成す御声や下る「我が羊飼へ」
(備考:ヨハネ福音書21章15,16,17節に在る御友の「我が羊飼へ」との御声、宇宙における最も根本的なる「宇宙命法」なり。これ復活させられたる者達も今生の者達も聴従すべき「掟」なり。「愛の掟」[ヨハネ福音書15章12節]これに他ならず:「わたしのいましめは、これである。わたしがあたながたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」興味深き事に、「天地の間の和解」カール・バルトの和解論の主題なるも、ホワイトヘッドは復活形而上学の立場より「交互関係」として窮めたるなり)

   「本作る父さんやって」我が妻や御神与ふる仕事述べしや
(備考:本とは「復活の省察」三巻本の事なり。それ作ること我妻2014年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクターのご質問「何したい?」に応えて言い表わしたるなり――但し、「本作る。父さんやって」と言ふ風に、協働作業なるものとして。これ我「我ら妹背の天与の仕事」と受け止めしなり。今や、妻天にて、我地上にて、一つの仕事に従事せるなり。これ我ら妹背にとり「わが羊飼へ」との御友の命法への聴従行為なり。尊し。妻入来必然の事なり)

   今にして我悟りたり省察本天与の仕事妹背成すなり

   若き日に赦しこそ即再派遣とぞ学びしを今ぞ成す時(備考:Re-missio Peccatorum[罪人達の赦し即再派遣]とは、前巻第二章に記したる如く、ヨハネ福音書21章の我が読みなりき。今、第二巻成すや、これなり。『Re-missio Peccatorum』のコンテクストや我妻絶後の笑み増しなるとは、我今にして知るなり)

   確としてヴィジョン定まり妹背共宇宙任務に就けり嬉しや   (備考:でや、ノーちゃん。嬉しい嬉しい、父さん)

   絶後にや笑み甦り御声あり我が羊飼へ妹背協働

   死なねばや復活省察書けやせぬ笑む妻のぞや心意気是

   我やしも妻共々に「羊飼へ」御友の御声聴きて生くるや

             いよよの歌三首

   昨日やジュンク堂にぞ赴きつアンセルムス本いよよ出すかと

   学術の我が使命ぞやAnselm’s Argument and Buddhist Wisdom今完成したる(備考:Texas Christian Universityにて教鞭とりし1982年に書き始む。以来三十三年、七章なり)

   邦訳本日ノ本にてや上梓せば時宜に適ふと言ひ得べきやも   (備考:『アンセルムスの神証明と仏教的智慧』なり)  






昨日夕刻、延原さんは米国での国際学会での大役を果たし無事帰国され、早速空港より元気な声を聞かせていただきました。昨夜中に新発田の自宅に戻られて、ふたたび日々のメルマガ「風の便り」通信が始まります。

明日からはまたこのブログでも、いつものように最新の歌も加えて「歌集」が継続してまいります。

延原さんは、今回の大仕事を終えて、愈々『復活の省察』中巻の仕上げる、楽しい日々が待っています。


昨日は過日のお話の草稿「賀川豊彦明治学院の関係について」を、早速賀川記念館のHP http://www.core100.net/ 「研究所」の鳥飼の部屋に収めていただき、機関紙「ボランティア」の次号に掲載予定の「KAGAWA GALAXY」の草稿「奥憲義」も仕上げることができました。


本日は「梅雨晴れ」で雨の心配は一切なし! 洗濯日和です。ただいま洗濯機を二度まわし終え、すべてベランダに吊るしたところです。


今日の写真は、雨に濡れた小鳥たちのお墓に、文鳥「キョキョちゃん」を埋葬した昨日のことを、花壇に咲くアマリリスや桔梗の花などと共に収めます。小鳥たちのお墓は、ベランダからいつも見下ろすことのできる場所にあります。