延原時行歌集「命輝く」(第2115回)(神戸須磨名谷にて)

                     

        延原時行歌集「命輝く」(第2115回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(209−4)
悲喜世界の歌、旨としてこその歌、命懸けたるの歌、あとがきの歌、変貌の歌、安しの歌、箴言修行の歌、主の祈りの歌、箴言第十二条の歌、歌の歌、往くの歌、華の歌、今日の日の歌、脱稿の歌、箴言一途の歌、一書成る時の歌、福音街道の歌、ふと思ひの歌、しみじみとの歌、歌とはぞの歌、尊しの歌、蓋然性か笑みかの歌、アバ父の歌、復活の解の歌、有難しの歌、一心の歌、思へばやの歌。(2015年3月1日〜10日)

    3月4日
             箴言修行の歌二首

   我妻と箴言復唱するうちにPeace and Consolationぞ主題となりぬ
(備考:「Peace and Consolationとは何や、ノーちゃん、日本語で」「平安と慰めや、父さん」「どんぴしゃりな」)

   箴言や正に修行と妻励む今にして知る復活助走

             主の祈りの歌五首

   主の祈りバルトにしてが知らぬなり我らに非ず主祈ります(備考:福嶋揚著『カール・バルト破局のなかの希望』[東京・ぷねうま舎、2015年]、244頁:「『キリスト教的な生』において、希望はとりわけ祈りとして主題化されている。バルトが注目するのは「主の祈り」だが、それは「キリスト教的な生」を「主の祈り」が集約しているからである」。我々が「主の祈り」を祈ることが希望に非ず、主祈り給ふなり。何たる誤解ぞ)

   主の祈り給ふことこそ主の祈り悟りて我も従ひ祈る

   我が栄華やがしめよ祈る主の祈り聴かるる父御名賜ふ
   (備考:ヨハネ17・5、ピりピ書2・11!)

   それがぞや「主なるキリスト」御名にしてこれ崇めてや栄父帰す   (備考:マタイ6・9)

   御名賜ふ他のことには非ずして甦りのや喜び事件

            箴言第十二条の歌十一首

   入院中我妻見しや看護方献身なさる姿尊し
(備考:箴言第十二条これなり:”Blessed are those who are shining while serving people sincerely on the corner of a table.”)

   この箴言我が事詠ふもの非ずナイチンゲール道人捧ぐ   (備考:忖度)

   日々に世の一隅に献げたる汝が真心や輝きてあり
   (備考:忖度)

   せめてこそ誠拙き詩ささげ称へ往かむも人佑く汝   (備考:忖度)

   汝が佑けありてこそなり我生くる誠いのちぞ共なりと知る   (備考:忖度)

   この箴言作りて詠ふ嬉しさや我が闘病の輝きの日よ   (備考:忖度)

   命とはただ健やかに在る時と病に在るも佑けらる日と   (備考:忖度)

   二つ時知るに至れる今の我主の恵み知る孰れ時にも   (備考:忖度)

   それ故に我汝が佑け謝すること箴言にてや為すや嬉しや   (備考:忖度)

   病在る我の為し得ることとてや箴言作るほかに無きなり   (備考:忖度)

   忖度歌作りてや我仄々と妻の心を味合ひにけり
   (備考:なあ、ノーちゃん。おおきにね、父さん、嬉しい嬉しい)

               歌の歌一首 

   歌作りふと気づきてやこれでこそ今日のはたらき成れる嬉しも 


       ♯               ♯

今朝も上の「3月4日」の歌に加えて「今日の歌」より次の二十一首を収めます。

明日は延原さんが久しぶりに関西に来られて友の病気御見舞いと明後日は信子夫人の墓参を予定されていますので、わたしも同伴させていただくことになっています。

       〇(4月19日)先取りの幸の歌二十一首

   御復活あればこそなり岸辺主と絶後笑み増し往くや我妻

   主と共に甦りてや我妻や御霊の証し身にぞ帯びたる

   「本作る父さんやって」言ひし妻一書出ずるやただ恵み業

   今にして思へば妻の求めはぞ御神の求め表せるごと

   我はぞやただ驚きて覚るなり妻の言の葉予示の御業ぞ

   半世紀綴り来れる省察や我妻絶後笑みありて成る

   棺の内笑む妻や見し我覚る宇宙笑みあり父子ひらけあり

   我らが書読める人方切々の御文下さるいと奇しき業

   その中に妻入来や在りてぞや我が心にぞ雪や降りつつ

   死の不安かけらも示すことのなき我妻往けり予祝や一途

   既にしてぽつりぽつりと幸語りなしおる時や御国見しなり

   成程や我や悟るや我妻の幸というもの先取りの幸

   常の人死後を思ひて恐るるに妻喜びて笑み増し往けり

   何故か喜び先に溢れたりこの妻の幸誠奇しきぞ

   之により我や知るなり御復活先ず在りてこそ現にあるなり

   御復活先ず在りてこそ今生ぞ悩み苦しみあるが如くぞ

   誠にや天になる如地にもなれ御心はぞやかかる実在

   今にして我悟りたり妻と共「幸」とは実にも先取りの幸

   もしもぞや先に御国の幸なくば我らが幸やか細きぞそも

   御復活あればこそなり絶後笑み増すや我妻飛翔せるかな

   主イエスもぞ父からなべて聴きてこそ「友よ」言ひたり実に有難き

いつも冒頭に友人方の作品を小さくしてカット代わりに添えさせていただいていますが、ためしに今回から、その日に収める写真の中から一枚を小さくここに飾ってみることにいたします。

このブログは延原さんの毎日の歌を主題にしていますので、それに添える日ごとの写真は、歌の引き立て役ということです。

こうして毎日、仕事始めの朝の1時間ほどのこの作業は、私にとっていちばん楽しい学びの時でもありますが、おかげさまで毎日ここの収める写真取材のためにぶらり散歩に出かける習慣もついて、健康保持のためにも、仕事の進捗のためにも、たいへん役立っているようです。

ところで昨日は神戸市営地下鉄に乗って須磨「名谷駅」に行き用事を済ませました。ところが全く予期しなかったイベントが駅のひろばで開催されていて、その様子を数枚寫しました。

5月には「神戸まつり」がありますがその呼び込みイベントが市内各地で始まっているようで、カメラを据えて待ち構えている多くの人々がいて、そこに鳴り物入りで、若い女性たちの弾ける踊りが爆発し、ドッキリ・ビックリ・・・・。

美しい花たちと共に数枚UPいたします。