延原時行歌集「命輝く」(第2113回)(ハナミズキとチューリップなど)

                 

       延原時行歌集「命輝く」(第2113回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(209−2)悲喜世界の歌、旨としてこその歌、命懸けたるの歌、あとがきの歌、変貌の歌、安しの歌、箴言修行の歌、主の祈りの歌、箴言第十二条の歌、歌の歌、往くの歌、華の歌、今日の日の歌、脱稿の歌、箴言一途の歌、一書成る時の歌、福音街道の歌、ふと思ひの歌、しみじみとの歌、歌とはぞの歌、尊しの歌、蓋然性か笑みかの歌、アバ父の歌、復活の解の歌、有難しの歌、一心の歌、思へばやの歌。(2015年3月1日〜10日)

    3月2日
            旨としてこその歌三首

   我妻や思ひ出天父奉献を旨としてこそ生き貫きぬ

   その姿第一巻に明らなり絶後笑み増し往くほどにぞや

   潔し言ふほかにぞや言葉なし妻生涯に悔ひの蔭なし

            命懸けたるの歌六

   我にぞや頼り切りたる妻の言ふ「本作りたい父さんやって」(備考:2014年2月13日北越病院にて祖父江八紀ドクター「何やりたい」の問ひに答えしなり)

   頼り切りとは言へどもや我や見る身じろぎもせぬ復活心(ふっかつごころ)

   それほどにノーちゃんにぞや本作り命懸けたる業にしあるや

   我妻や絶後笑み増し往きし時誠予祝ぞ尊きやこそ(備考:予祝の一語、聖ベルナルド新教修道院伊原淳子師に戴きしなり。笑み増し本作りの「予祝」なりとぞ)

   それが故本作り程晴れやかに心鼓舞せる業我に無し

   妻いのち我が歌にぞやあらはれしあらはれしまま雪ぞ胸降る

             あとがきの歌四首

   あとがきや脱稿嬉し会心の作と言ふべし変貌の書ぞ(備考:昨日新著『「変貌論」の時代』あとがき脱稿せり。大満足なり)

   この書にて復活省察近代の超克渦中論ぜしや佳し

   復活の省察なしに何がこそ近代災禍超ゆる端緒ぞ

   問題はあられもなきや今生の絶対視ぞや御神畏れよ 

       ♯               ♯

今朝も上の「3月2日」の歌に加えて「今日の歌」より次の八首を収めます。このところわくわくさせられている延原さんの<「友よ」神学>の歌の新展開は、『復活の省察ー妻と歌う』の第二巻の核心・主柱になる如くです。

    〇(4月17日)我言はんの歌・「友よ」神学の道八首

   我言はん主イエス「友よ」を現実化なし給ひしや父子ひらけへと

   源や「父に聴きし」にあるやなり徹底的に従順の道

   主イエスはぞインマヌエルを現実化成せしに非ず「友よ」をぞなり

   「友よ」とは復活助走なさしむる麗しき道イエス道なり

   而してや復活本走岸辺主と往く道やこそ妻笑みし如

   滝沢の第二義にはぞ原事実往く繫がりや無きに非ずや(備考:先生「イエスに縛られぬ」言い給ふゆえなり。神人の第一義の接触と第二義のそれを区別成すことは、両者間の「繫がり」を明示してこそ意義あるなり。区別のみにてや、基督信仰を危殆に陥れる危険あり)

   正にぞや「繫がり」こそや「友よ」にぞ籠め給ふこそ従順の君

   我言はん「友よ」神学生くることイエス生涯の道やこそなれ

   人友のために命を捨つるこそ愛なりと言ひ生き給ひけり   (備考:ヨハネ15・13→マルコ10・45、熟読参照)


前回は白いハナミズキをUPしましたが、いま赤いハナミズキも咲き始めています。上の写真は、いつもでかけるライフの前に咲くハナミズキです。

本日は、昨日撮った私たちの住宅の花壇に咲くチューリップなど数枚を収めます。

さらに、昨日の桜とご近所の花たちも。