延原時行歌集「命輝く」(第2105回)(会下山ぶらりーさくら花のじゅうたん)

                  

        延原時行歌集「命輝く」(第2105回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(208−2)妻ぽつりの歌、歌こそはの歌、復活歓喜の歌、ひらけ宇宙の歌、箴言第十条の歌、天が下時や在りの歌、嬉しもの歌、はての歌、箴言第十一条の歌、このところの歌、今朝の歌、変貌論の時代の歌、頭下がりぬの歌三首――復活省察物語の講評に就きて、驚きぬの歌、笑みと雪の歌、所得しの歌、新文明の調べの歌、一つ心の歌、主友なるの幸の歌。(2015年2月21〜28日)

    2月22日
            この朝もの歌六

   この朝も我が胸にぞや雪や降る暖かき雪恵み雪げに

   妻一身捧げてや笑み天父往くこの時代のや只中見事

   何故に越後の寓居すまひてやここ至るまで献身せしや

   良寛の散るを学びて居る間にぞ飛翔の時を迎えたるにや

   佛基のぞ対話絶頂御文来る此処でなくてはかかる事なし

   我らが書ジュンク堂にて華やぎて妻や笑み増す言ふことやなし

            ひらけ宇宙の歌十首

   恩師のぞ立処は常に原事実動かぬ事ぞ巌の如し

   我が視座や宇宙変貌なるものよ神や動なり人我も動

   ホ氏や言ふアリストテレス不動のぞ動者哲学基礎にせり

   されど我今や変貌基礎に見ん神や冒険世と共に一(備考:新世紀の形而上学やこれなり:ホ氏言ふ:”In this Supreme Adventure, the Reality which the Adventure transmutes into its Unity of Appearance, requires the real occasions of the advancing world each claiming its due share of attention.” [AI, 295])

   世は神の父子ひらけにぞ応へてやひらけ往くぞや甦り是

   宇宙はぞ不動に非ず父子ひらけこれに応じて万物ひらく(備考:これthe universe of opening to openingとぞ我言はん。今夏6月母校クレアモント:国際ホワイトヘッド学会=Seizing the Alternative=にての演題、”Toward the Universe of Opening to Opening: Divine Ecozoics and Whitehead’s Adventure or Resurrection Metaphysics in Tandem with Ryokan”とせり。直ちに先方に連絡せり)

   ひらけにぞひらけ往くこそ宇宙そもその中にてや甦り成る

   不動のぞ動者もしもや宇宙観成すならばそも甦りなし

   甦り起こるためにや根源にひらけひらけて招き成すべし

   イマヌエル「成る」と聴きてや怒る人ひらけ心の無きや悲しき

           箴言第十条の歌十二首

   驚きぬ第十条やこの時代誠にや救ふの文字を録しおるなり(備考:第十条:Let’s have a ceasefire; and thanks be to God through Jesus Christ our Risen Savior.”)

   矛納め和みあいてぞ我らみな御神にぞや御復活謝す
   (備考:忖度)

   我ら知る天父尊き御恵みを甦りたる主に見(まみ)へつつ   (備考:忖度)

   御恵みの深き思へばくさぐさの不和の種なぞいざや超へなむ   (備考:忖度)

   然らばや停戦協定なるものは倫理綱領成すべしとぞや   (備考:忖度)

   虫好かぬ御仁ともぞや仲直りせんと思ふは箴言のゆえ
   (備考:忖度)

   停戦をなしたる故ぞ我が心復活主にぞひらかれしかな
   (備考:忖度)

   復活主称へてこそや心より天父に深き感謝献ぐも   (備考:忖度)

   我妻の箴言十条瞑想し汝が日常を懐かしみけり

   停戦をなさるべしとぞ願はずにこの地球住む信在り得るや
(備考:ノーちゃん、素晴らしい箴言や。父さん、有難うね、ウエーン。どうしたんや。本に成るのん嬉し過ぎやから、泣いてんねん。そうか)

   箴言に忖度歌添へ妹背共本作りなす喜びを謝す

   忖度歌添へつつ憶ゆ汝と我箴言修行いと楽しみぬ(備考:リウマチセンタ―我一泊せる、汝「カンファレンス」と呼びたりき。そうやねん、父さん、ああ楽しかった。闘病超えて、修行ありやな)

       ♯               ♯

今朝もすばらしい「2月22日」の二十八首の歌に加えて「今日の歌」より次の八首を収めます。

         〇(4月9日)妻と我の歌八首

   父さんはいちばん近い友達や言ひし我妻絶後笑み増す   (備考:これ口癖なり。この心笑みに顕はる)

   かくしてや復活省察その解や我妻笑みに我や覚りし

   主イエスがぞ我愛するや訊きし折これら一切捨てしうえでぞ
   (備考:ヨハネ21・15)

   我妻や絶後笑み増し一切事捨てた上での境涯示す

   我妻の献身なくば我が学や成立ち得るや我や疑ふ

   かくまでに復活省察愛でし妻かくの如きの妻在るや世に

   我昔汝献身を何故になす妻に訊きしが黙し語らず(備考:「関西学院大学神学部に何故決心したるか」を結婚時に訊けるなり)

   今にして「友佑くため」とぞ知るや而して友や我なりしとぞ


今朝のテーブルに飾られている玉ねぎの芽と笠木さんたちの震災支援のCDを撮りました。

今日の写真は、毎年散歩がてら花見にいく「会下山(えげやま)」の「さくら花のじゅうたん」です。例年は暖かな日和の満開の時に、ビールと弁当をもってベンチに座り込んで桜を愛でるのですが、今年は時を逸してさくらの花が散り始めました。