延原時行歌集「命輝く」(第2095回)(ベランダと花壇のチューリップなど)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2095回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(207−2)
箴言二、三条の歌、一つ心の歌、祝福の日の歌、変貌論の歌、脱稿の歌、生涯の歌、箴言第四条の歌、この道の歌、箴言第五条の歌、箴言第六条の歌、宇宙知るの歌、箴言第九条の歌、皆の歌、幸の歌、我ら主と共の歌、歴史的変貌と笑み(あるいは形而上学的変貌)の歌、我が歌やの歌、説教大全企画聴くの歌、この定めはぞの歌、我や知るの歌、妻飛翔の歌、我らが書の歌、底の底の歌、その時の歌、結局やの歌、我悟るの歌、沈思の歌(2015年2月11〜20日)。

    2月12日
            祝福の日の歌六

   我妻やあれもこれもぞやらせたし思ふ間もなし絶後笑み増す

   一切の悔ひの心の出づる前御神佳き日を祝し給へり

   これはしも圧倒的の祝福や先駆け行くの事件なりけり

   人方は哀れ果敢無し思はるも事の次第やげに里帰り

   人と言ふ者可笑しきや歓びの待ち受けたるに憂ひ顔せる

   汝もまた甦り顔したる如友の言の葉まこと真実

             変貌論の歌八首

   変貌を論ぜばまこと擬似変貌信ずることぞ免かるるべし

   誠なる変貌こそや甦り嘘の変貌スカヴェンジャーよ(備考:Scavenger [禿鷹・生残り主義者]他人を殺したる上死肉・利得を得んとする輩なり)

   突如にや到る所に暴力が現れけりや地球破滅か(備考:ウクライナ危機、米武器供与に独仏渋面。フランス新聞社にムスレム襲撃事件。イスラム国邦人二人斬首。米国警官黒人射殺頻々)

   誠にや何処かにそもグローバル救済秩序あるやこそ嘘

   誠なる救ひは常に今此処の底の底より湧き出づるべし(備考:ホ氏も言へり:”Love neither rules nor is it unmoved; also it is a little oblivious as to morals. It does not look to the future; for it finds its own reward in the immediate present.” [PR, 343])

   今生の深き憂慮を底の底笑みかへりては妻や飛翔

   還りては我が羊飼へ御声承け笑みつ入来妻佑け行く(備考:我らが書に「勢いを頂きました」とのお声あり。これ入来なり)

   我妻や人一生の仕事をば絶後笑み以て全うせるや

             脱稿の歌一首

   拙著のや紹介文を脱稿すつくづくと我佛賢者ほむ(備考:全国良寛会「良寛だより」次号への寄稿なり。武田龍精先生、上田閑照先生の拙著のご書評、妻復活を賛嘆さるるの文字、心に深く深く沁みいるなり)

             生涯の歌二首

   いや果てに甦りありさらばぞや生涯なべて祝福の日よ

   いや果てに甦りなしさらばぞや生涯喫す単なる望み   (備考:第一コリント書15章19節、熟読参照)

       ♯               ♯

今朝も上の「2月12日」の歌の添えて「今日の歌」の中から次の四首を収めます。これはこれは、「まことに・誠に、おもしろきかな・面白きかなの歌」デス!!

         〇(3月29日)面白きかなの歌四首

   我妻や最高の幸言はぬなら我よく絶後堪へ得たるかや

   ところがや絶後笑み増し新たにぞ堪へる堪へぬも超ゆる喜び

   只今は歌作りては呵々大笑妹背語りの方便なるよ

   妻や笑み我歌作り返答す面白きかな妹背語りよ


上の賀川豊彦の書と小川清澄の遺影の収められている『小川清澄の想い出』(昭和37年、私家版)を昨日入手して読みふけりました。

これまで賀川豊彦の仲間たちの足跡を訪ねてブログに収めてきましたが、「小川清澄」という御方について、その全容を知る機会がありませんでしたので、この書を通して大切な空白が埋まった感じがいたしました。

高知出身の小川氏は、明治末に渡米し、ロスアンゼルスの日本人合同教会の牧師となり、大正末期、同志社の海老名総長の秘書を経て、昭和4年以後、賀川豊彦の秘書役として戦前・戦後四半世紀にわたって活躍されました。

昭和29年にその生涯を終えてのち10年経て、50人ほどの関係者の「想い出」が綴られており、15葉の写真と共に賀川豊彦の「告別のことば」が収められています。


今日の写真は、今朝のベランダに咲くチューリップと花壇のチューリップなど収めます。