延原時行歌集「命輝く」(第2077回)(須磨・旗振山から一の谷へ)

                  

        延原時行歌集「命輝く」(第2077回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(205−5) 復活省察物語の歌、恩師説佳しの歌、変貌時代の歌、友との歌、どうもねえの歌、賛と寒の歌、誠の歌、PK戦の歌、校正の歌、壁や超ゆるの歌、明々白々の歌、この夏やの歌、止まらぬぞやの歌、イエスと原事実の歌、称名の歌、命脈々の歌、称名一途の歌、妹背歓びの歌、天父優しきの歌、歌とはぞの歌、雪の歌、短歌神学の歌、誠にやの歌(2015年1月21〜31日)。

    1月25日
            壁や越ゆるの歌十首

   我らが書出でし時から教会の壁や越ゆるも仏教の風

   我妻や絶後笑み増し往きしこそ還浄にして弥陀化佛とぞ(備考:武田龍精師正月二日御書簡にあり:「以前にも申し上げましたが、奥様は実に観音菩薩の化身であられました。この度はお浄土に還浄されると同時に阿弥陀如来に化佛として還相菩薩として此の三千大千世界で現に善巧摂化なさっておられます」)

   先達の御文拝しつ思ふはや心底のぞまた底のうた(備考:上田閑照先生の一月十日付御書簡一節かくのごとし:「この度『復活の省察[上巻]――妻と歌う:生くるとは深き淵より共々に甦ること喜びてこそ』ご恵送いただき、心に深く響き心の底の底に届き、私も甦りの尊うとさに心が洗われました。「確固たる人生神学」に打たれました」)

   この務め死なぬことには達し得ぬ喜びてこそ妻笑み往けり

   復活ぞ尊きことと賛嘆の御心のまま仏者尊し

   もはやそも教会の壁内や外論じ合ふなし復活や燦

   誠にや父子ひらけにぞひらけ往く我妻の笑み輝きてこそ

   バルト言ふ主イエス誠に包括者それ見ぬ汝や脇通るのみ(備考:カール・バルト氏我が恩師への重要書簡にてかく語りぬ:『カール・バルト滝沢克己往復書簡:1934−1968』S.ヘネッケ、A.フェーネマンス編、寺園喜基訳、新教出版社、2014年、40−41頁、参照)

   主イエスはぞ第一義かや第二義の肉の人かや区別底見よ
(備考:恩師にとり第一義のインマヌエルの原事実、第二義のこれへの応答の姿を区別すること必須なきり。両者の統合や如何。飛翔なり:我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底や飛翔す)

   岸辺の主天父目差して往き給ふ我妻笑みて共飛翔すや
   (備考:笑み増し即ち共飛翔なり)

             明々白々の歌二首

   昨晩や実に驚きぬノーちゃんが夢に現れハグせがむなり

   全くや心底より分かりしよ汝復活や明々白々(備考:もう吃驚したでえ、ノーちゃん。えへへ、父さん、すんません)

          ♯            ♯

本日は「東日本大震災から4年」、一年前のこの日は、延原信子先生が忽然と帰天された記念の日です。

延原先生から届いている今朝の歌−−「復活一周年の歌」−−には、今日は「一周活」と名付けておられます。

今回は、上の「1月25日」の歌に寄せて、今朝の歌のなかから、冒頭の一束を収めさせていただきます。

         〇(3月11日)復活一周年の歌八首

   熱誠の友祝ひ花贈り給ふ有難きかな有難きかな
(備考:祝ひカード:「祝福のもと、暖かな雪の降る日々、共に歩む歓びに感謝 鳥飼」とあり、深謝無尽も)

   今日は妻一周活や本出でし歓び夙に天地賑はふ

   妻いのち父さんやって本作るこの意欲にぞ溢れたる哉

   この意欲一本成るに輝くやとくと学べりさて中巻へ

   我妻や絶後笑み増し誠にや一本成るの予祝歴々

   かくてぞや復活調べ朗々と響き渡れり日ノ本に春

   高齢者運転講習高得点何の幸ひ嬉しき事や   (備考:昨日の事なり。これも我にとりてはこの春の祝ひなり)

   仄々と我や悟りぬ我妻の絶後笑みただ復活主称ふ

   復活主称ふものこそ絶後笑み如何に我妻恵まれたるや

   復活の歓び溢る我らが書天地に響くハレルヤの声


全国各地、今朝も大雪のようで、兵庫県下でも雪かきのニュースが届いています。まだまだ寒さが続きます。

今日の写真は「須磨・旗振山から一の谷へ」、帰路の写真を数枚収めます。


まず、「旗振山」山頂からの望む景色と少し下った場所から神戸郊外を眺める景色と・・・。