延原時行歌集「命輝く」(第2076回)(須磨・旗振山の梅園)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2076回)

「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(205−4) 復活省察物語の歌、恩師説佳しの歌、変貌時代の歌、友との歌、どうもねえの歌、賛と寒の歌、誠の歌、PK戦の歌、校正の歌、壁や超ゆるの歌、明々白々の歌、この夏やの歌、止まらぬぞやの歌、イエスと原事実の歌、称名の歌、命脈々の歌、称名一途の歌、妹背歓びの歌、天父優しきの歌、歌とはぞの歌、雪の歌、短歌神学の歌、誠にやの歌(2015年1月21〜31日)。

    1月24日
              誠の歌三首

   我妻や汝とめどなく泣きし折御国まで共言ひしや誠

   一心や結晶してぞ天父許結実すとの御文真ぞ(備考:武田龍精師正月二日付御書簡の一節に読むお心、感謝無尽なり:「御夫妻の愛の結晶が父なる神の愛へと見事に結実された聖なる物語は他に存知しません」)

   父子ひらけ万人をぞや待てること気付きし妻や絶後笑み往く   (備考:でや、ノーちゃん。そう、父さん)

              PK戦の歌三首

   PK戦本田香川が外せるややる自分より見る自分なりしか

   まあそんな時もあるもの人はぞや過つ我を泣き尽くせ君

   泣き尽くす汝知るやこそ一つ成る人たるの人笑み生まるべし

              校正の歌十三首

   昨日は桃山論考校正す復活哲学描きしや佳し(備考:昨秋の日本ホワイトヘッド・プロセス学会シンポジウム「世界への愛とプロセス哲学」=於桃山学院大学、2014年10月11日=主題講演草稿「世界への愛とプロセス哲学――ホワイトヘッドの冒険ないし復活形而上学をめぐって」初校返送し、気持ち清々し。企画・実行の任に当たられし谷口照三教授の御労苦御親切に深謝無尽)

   哲学が今生だけの事ならば命深奥明らめられず

   命のぞ深奥ホ氏や天地間交互関係なりと窮めぬ   (備考:PR, 351)

   かくてこそ交互関係地上にぞ協働として認知さるるも
(備考:これ「天になるごと地にも」のイエス神学の逆アナロジー原理に依りてなり)

   天と地の交互関係我妻や絶後笑み増し在りて示しぬ

   これやこそメセンジャーたる大仕事はるかに地上哲学や抜く

   様々の協働活動今生に在るや知るこそ学術つとめ

   今更に我驚きぬ我妻や「天になるごと」笑み示し往く

   我妻や絶後笑み増し不思議やも滅して不滅とる姿哉

   何が有り何が無くともこの笑みや宇宙ひらけにひらけ往く料(備考:料親鸞聖人の御言葉にして阿弥陀如来「法性法身の料」との表現あるなり。「御ため」とも)

   今朝もまた歌瞑想をなすうちにふと転寝すすがすがしきや

   深奥を原事実とは我もはやそも言はぬなり宇宙ひらけぞ
(備考:原事実とは今生の基の事なり。ヨハネ福音書1章1節第一項の言ふ「太初のロゴス」これなり。宇宙ひらけ、父子ひらけの事にしてヨハネ福音書1章1節第二項「ロゴス神と共なりき」と記されしもの、原事実をその底の底より包む理なり)

   宇宙はぞ如何に広大ならむとも今生(のみ)非ず滅して不滅(備考:ホ氏も言ふ:”We perish and are immortal.” [PR, 351, 82] 宇宙の三態、今生死而して「滅して不滅」なり)

            ♯              ♯

上の本年「1月24日」の歌に添えて、本日も本日の「朝の歌」の中から、次の一束を収めさせていただきます。

         〇(3月10日)復活の解の歌五首

   復活や思ひ出天父奉献を前提せずば成り立たぬ筋

   何故ならば宇宙人生過去全て天父許にて再現ぞ核(備考:かかる観方、Whiteheadとその弟子Hartshorneの、The Consequent Narture of Godの神論には、あるなり)

   窮極のCGこそや天父許在りて映すや過去全てなり(備考:CG=Computer Graphics:そもそもやCGなるものが発案展開さるるこそ、宇宙の復活構造に依るなり。その地上的反映Abbildなり。復活信ぜぬ人、復活の反映は信ずとは、面白き現象なり)

   これこそや我妻笑みて往きてこそ復活省察示したる解 

   笑み往くはなべて失せぬや宇宙にぞ信頼満腔喜びてこそ


このところ、少々根詰めて、「延原時行説教集」の下準備に打ち込んでいますが、これがまた、なかなか面白くあります。まだまだ、当分この仕事は続きます。


昨日の一日中の雨にかわって、今朝は晴れ渡った空がひろがっています。
強い風が吹いて、これから数日強い寒波が続くようで、ぴりりと寒い朝す。

本日の写真は、「須磨・旗振山の梅園」の最終回です。この寒波が過ぎたあたりから、ここの梅園は見ごろになります。