延原時行歌集「命輝く」(第2072回)(須磨・旗振山あたり)

                  

        延原時行歌集「命輝く」(第2072回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(204−10)人や見給うの歌、眉一つの歌、事の次第の歌、我が歌の歌、木漏れ日の歌、笑いかけの歌、笑み語り・笑み増しの歌、妻の事の歌、ひらけへのひらけ甦りの歌、いのち変貌の歌、我が思ひ三面の歌八首、漸くにの歌、世界更新の歌、師友の御文有難しの歌、沁み語る不思議の歌、我妻やの歌、阪神淡路大震災復興二十年の歌、この朝もの歌、復活の妙の歌、短歌神学の歌、甦り実にの歌、この務めの歌、車中の歌、基教問題と称名の歌、我や知るの歌、思ひこへの歌。(2015年1月11〜20日

    1月20日
            我や知るの歌八首

   我妻や絶後笑み増し往けるこそ岸辺の主共天父御許へ

   我これを父子ひらけへのひらけとぞ示されけるや復活省察

   ロゴス論かくて二重の機微や成す太初のロゴス父子ひらけ内

   我や知るこの機微こそや法性の阿弥陀受るの窮極図なり

   復活や仏教にてや言ふならば法性弥陀を受るの図なり

   復活のこの窮極図我妻や絶後笑み増し示し往きたり

   笑み往けば笑み往くほどぞ深まりぬこの宇宙のぞ受容の図実に

   我妻や絶後笑み増し往く道は宇宙受容の笑み笑みてこそ

             思ひこへの歌三首

   昨夜はぞリウマチセンター実録を推敲するや我驚きぬ   (備考:新潟県立リウマチセンター:2011年2月4日〜6月13日在院)

   実にも妻箴言修行する中で復活ひかり日々に明らか

   思ひこへ御光包む妹と背やカンファレンスも楽しきやこそ(備考:「カンファレンス」とは箴言合議のため我一泊せるをノーちゃんかく述べたるなり。なあ、ノーちゃん、楽しかったなあ。そう、今も)

        ♯               ♯

上の「1月20日」の素敵な歌に添えて、延原さんの今朝の歌の一束を収めさせていただきます。昨日は注目の最新の著作『滝沢哲学のアンセルム的省察』の草稿が完成した記念の日となりました。

          〇(3月6日)今日の日の歌二首

   日に三度友方のため我祈る通ひ慣れたる祈り道佳し

   見る間にや新著生まるや実に嬉し脱稿の日や滝沢省察
(備考:『滝沢哲学のアンセルムス的省察』Reflections on Takizawa's Philosophy in Anselmean Perspectiveなり)


延原先生の著作は、どの著作も完成するたびごとに、いつも「最新の代表作の誕生」といった趣がありますが、この著作も歴史に残る名著の一冊として学びつがれる作品となるでしょう。



須磨浦公園山頂からしばらく歩いて「旗振山山頂」より眺める景色が上の二枚です。

ここには茶屋があります。このあたりには、次の歌が記されていたり、立派な「日時計」があって、ここからの明石大橋を望む景色も最高です。



加えて、ここに咲く見事な菜の花なども、ここに収めます。