延原時行歌集「命輝く」(第2065回)(ぶらり須磨離宮公園)

                  

       延原時行歌集「命輝く」(第2065回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(204−3)
人や見給うの歌、眉一つの歌、事の次第の歌、我が歌の歌、木漏れ日の歌、笑いかけの歌、笑み語り・笑み増しの歌、妻の事の歌、ひらけへのひらけ甦りの歌、いのち変貌の歌、我が思ひ三面の歌八首、漸くにの歌、世界更新の歌、師友の御文有難しの歌、沁み語る不思議の歌、我妻やの歌、阪神淡路大震災復興二十年の歌、この朝もの歌、復活の妙の歌、短歌神学の歌、甦り実にの歌、この務めの歌、車中の歌、基教問題と称名の歌、我や知るの歌、思ひこへの歌。(2015年1月11〜20日

   1月13日
                 妻の事の歌

   歌にして詠ふほどにや妻のことしみじみとぞや分かり来にけり

   何故かくも幼子たちに笑みかくる笑みのわざをぞ生涯努む
   恐らくは子供心に幼き日笑みかくる人欲したるにや(備考:ノーちゃん、あんたの笑みかけの秘密分かって来たで。おおきにね、父さん。ウエーンウエーンウエーン、嬉しい嬉しい。そうかそうか)

   今ぞこそ岸辺の主とぞ共に生く笑み菩薩とぞ誉めらるる汝(備考:武田龍精龍谷大学名誉教授正月二日御書簡や有難し。感謝無尽も:「お寂しいお正月ながら、奥様の御復活に依り誠に輝かしい新年をお迎えられた事と拝察いたします。/ 御鄭重なるご芳書並びに感動深い御高著『復活の省察』を賜わり拝受致し誠に恐縮の極みに存じます。御芳情を深く深く感謝申し上げます。御夫妻の愛の結晶が父なる神の愛へと見事に結実された聖なる物語は他には存知しておりません。/ 以前にも申し上げましたが、奥様は実に観音菩薩の化身であられました。此の度はお浄土に還浄されると同時に阿弥陀如来の化佛として還相菩薩として此の三千大千世界で現に善巧摂化なさっておられます。/ 誠に誠に家人・二人の息子たちと共に心底より感謝し随喜致しております。/ 先生御夫妻への感謝の念並びに御高著の読後感を親鸞聖人の和讃一首に託して引用させていただきます。
  本願力にあひぬれば
  むなしくすぐるひとぞなき
  功徳の宝海みちみちて
  煩悩の濁水へだてなし
 先生御夫妻は生死解脱の佛本一体の大乗菩薩道を歩まれて来られました。」)

           ひらけへのひらけ甦りの歌四首

 
   宇宙には不思議ありてや妻と我今生超ゆる間にぞ生く

   間とは父子ひらけなりひらけへとひらけ往くこそ甦りなれ
   今此処にひらけゆくこそ不思議なれ浄土と呼ばる復活御国

   御神のエコゾイクス(場の命学)呼びて我招かるるこそ甦り哉(備考:ここ五年「神のエコゾイックス」と我呼びし学術達成(日英)や今、「復活の省察」と連結せり。如何に嬉しき。かくて招応成れり。それ「ひらけ」への「ひらけ」なり。主の祈り給ひし「太初の栄」の「華やぎ」[ヨハネ17・5]への「飛翔参入」[ヨハネ17・21,24]の真実なり:「父よ、それは、あなたがわたしたちのうちにおられ、わたしがあなたのうちにいるように、みんなの者が一つとなるためであります。すなわち、彼らをもわたしたちのうちにおらせるためであり、それによって、あなたがわたしをおつかわしになったことを、世が信じるようになるためであります」。「父よ、あなたがわたしに賜わった人々が、わたしのいる所に一緒にいるようにして下さい。天地が造られる前からわたしを愛して下さって、わたしに賜わった栄光を、彼らに見させてください。」) 

              いのち変貌の歌八首

   我妻や絶後笑み増し往きし時父子ひらけにぞひらけ往きしや
(備考:父子ひらけ「ロゴス神と共にありき(pros ton theon)」[ヨハネ福音書1章1節第二項]のことなり)

   生くるにもいろいろあるも「今生に」「死して」「笑み往く」いのちなりけり(備考:①「今生に」:これ普通の人生なり;②「死して」:ここに変貌1現れり。死なり;③「笑み往く」:ここに変貌2現れり。永久のいのちなり)

   永久にぞや生くるいのちの歓びやひらけにひらけ往く変貌ぞ
   第一のいのち変貌何あらん人や死ぬその驚愕のほか

   第二のやいのち変貌妻の如絶後笑み主と天父御許へ
   人はしも変貌ふたつ越へ行くや生きの随(まにま)に悔悛を経つ(備考:かくて今生中の悔悛;死への変貌;絶後笑み増しやそれなる変貌人に在るなり)

   人いのち猶尽きずして我が羊飼へと聴きてや今生佑く
(備考:ヨハネ福音書21章15,16,17節、熟読参照。復活者、死後生、基督の「我が羊飼へ」との御声聴きて、地上の人佑くなり)

   天と地と相援けてや一本を生みだし伝ふ妹背楽しも   (備考:一本『復活の省察』三巻なり)


    ♯               ♯


今朝届いた延原さんの歌を、ここに添えさせていただきます。


           〇(2月27日)笑みと雪の歌三首

   我妻や絶後笑み増し往きし時我が心にや雪ぞ降りける
   恵み雪暖かき雪歓びの音信やあり妻や笑みつつ
   かかる事在り得べきかと世の人や訝るならむ事実や事実


昨日も来客のお相手を楽しみ、夜は大事な会議に臨み、いりいろと仕事もはかどった、嬉しい一日でした。いま「イカナゴ漁」で盛り上がっていますので、ちょこっとチャリンコで、いつもの長田港まで出かけて見たくなりました。


本日の写真は「ぶらり須磨離宮公園」の続きです。